二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

関東の鍼灸院からご紹介の患者さん

2018年12月20日 | 鍼灸

 星稜高校野球部2018年 トレーナー活動回顧録を今年中にアップするぞと意気込んでいる私ですが・・・

 

 必ずやりますよ

 

 さて、前回のブログ 『他院へ患者さんをご紹介する場合』 の続きになります。

 

 今回は事例編とでもいいましょうか。

                                

 患者さんをご紹介する基準は前回のブログで書かせていただきましたのでご参照ください。

 

 さて、数年前、当院に不妊症治療で専門クリニックへ通院されている患者さんがご来院。

 鍼灸で妊娠しやすい身体づくりも行い、体外受精にて妊娠されました。

 

 この患者さんは、妊娠後も妊娠期の様々な症状に対して鍼灸施術に通院されていました。

 そして、ご自身のご実家が関東方面であったので、里帰りしての出産ということでした。

 患者さんから、「出産まで鍼灸をしたいので、どこかいい鍼灸院はありませんか」と依頼がありました。

 

 名古屋を中心した中京方面であればご紹介できる鍼灸院はすぐに思いあたりますが、関東方面の患者さんのご実家近くとなると、すぐに思い当たる鍼灸師がいませんでした。

 私の不徳のいたすところですが・・・

 かと言って関東方面でも、どの鍼灸師でもいいわけではありません。

 まず調べたのは、全日本鍼灸学会の認定制度を申請され、認定を受けている鍼灸師はどなたかということです。

 (公社)全日本鍼灸学会 「認定制度とは」参照

  https://ssl.jsam.jp/contents.php/060400/

 

 何件か該当がありましたので、患者さんに、「治療方法などは、一度お電話でお聞きになってください」、「全日本鍼灸学会の認定制度で認定を受けていますので、常に学術的研鑽をされていることは保証します」とお伝えしてご紹介いたしました。

 

 後日、産前、産後の施術にご利用していただいたということを患者さんからお聞きしました。

 そして、その鍼灸師の先生から報告を兼ねてお礼状もいただきました。

 お礼状・・・当たり前のように思いますが、簡単でも良いですし、どんな形でも良いかと思いますが、一言、連絡いただけることは人間関係の中で大事なことです。

 また、そうすると、こちらからまたご連絡するわけです。

 それが「ご縁」づくりなのでしょうね

 

 それから数年経過し、全日本鍼灸学会の学術大会でお会いし名刺交換を行いました。

 初めてお会いしたのですが、そんなやり取りがあると何か懐かしい 感覚も出てくるわけです。

 

 そして、今回、逆に関東方面に在住で、その鍼灸院に通院されていた患者さんが、出産のために里帰りで石川県のご実家に里帰りするということで、今度は、当院にご紹介がありました。

 逆子の患者さんです(それに関しましては、「逆子(骨盤位)の鍼灸・・・当院では」を参照にしてくださいね。

 何とか良い結果をご報告できてホッと安心しましています 

 

 患者さんは出産の里帰りや会社の転勤などで引っ越ししたり、単身赴任になったりと地元を離れることもあります。

 鍼灸施術の良さを感じて継続したいと思う、そんな時に、やはりご紹介できる信頼できる鍼灸院、鍼灸師が全国に必要なのだと思うのです。

 そんなネットワークづくりといいますか、ご縁をつくるために全日本鍼灸学会をはじめとする学術大会や研修会や講習会へ参加する・・・それも大きな患者さんのためになる活動に繋がっていきます。

 そんな場合、自分もしっかりこの仕事に対して研鑽を積む、そしてその保証として認定を受けるということも大事なことだと思い、様々な場所に顔を出し、研修や講習を受けています。

 

 すべては目の前に苦しんでいる国民の皆さまのためですね。

 

 その理念は、鍼灸に限らず、すべての仕事に共通することなのかもしれません。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

   二葉鍼灸療院 田中良和


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