新木場事件を繰り返さない

 2006年7月に起こったこの強盗傷害事件を繰り返さないように市民や専門家と行政が協力できるよう要望活動をします。

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応援メッセージ (笹原恵) 

2006年09月16日 01時40分12秒 | 応援メッセージ
 新木場事件を繰り返さない! アピールに賛同し、行政や教育機関等が、特にセクシュアリティ(同性愛や両性愛、Aセクシュアルなど多様な恋愛のありかた、また性同一性障害やインターセクシュアルをはじめとする性の多様性)
に関わる人権教育や人権啓をすすめることを求めます!

 笹原恵(静岡大学教員)
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私たちの目指すこと

2006年09月10日 19時25分49秒 | About Us
 私たちは、教育委員会や、総務局人権部、東京都高等学校教職員組合の代表の方や担当の方が、学校や社会における教育や、人権啓発によって、新木場事件のようなセクシュアルマイノリティを狙った犯罪の再発を防止するために、市民や専門家と共に考えてもらえるように要望書を提出します。

 
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呼びかけ人 AGP(同性愛者医療・福祉・教育・カウンセリング専門家会議)代表:平田俊明)

2006年09月10日 19時07分20秒 | About Us
 「AGP」(医療・福祉・教育・カウンセリング専門家会議)とは、医師・福祉職・教員・心理士などの専門職やこうした専門職を目指す学生、こうした分野の活動に関心を持つ人々によって構成される団体で、同性愛者のQOLの向上のための活動をしております。

 

 「どのような人に対しても、殴る蹴る、金銭を奪う、といった傷害行為、強盗行為を行なってはならない。」
 歴史の流れの中で、人類は、「人権」という考え方を持つに至り、このことは(多くの国で)法律によって保障されています。

 「どのような人に対しても、殴る蹴る、金銭を奪う、といった傷害行為、強盗行為を行なってはならない。」
 それは、同性愛者などのセクシュアル・マイノリティに対しても当てはまります(それは、当たり前のことのはずです)。
 しかし、往々にして、その、当たり前であるべきことが崩されます。
 
 「同性愛者なら警察に届け出ないと思った」という認識を持ち、同性愛者を殴り蹴り、怪我を負わせ、金銭を奪った高校生たち。

「同性愛者も等しい人権を持つこと」、
 より平たい言葉でいえば
「同性愛者も自分たちと同じ人間であること」、
 そういう基本的な認識を、その高校生たちは欠いていたのではないでしょうか。
 同性愛者をなにかの「スケープゴート」とする時代はもう終わりにしなければ。

 同性愛者も「同じ人間である」と、子どもたちに伝えていかなければ。
 それは、子どもたちが「まっとうな大人」として育つために
必要な事柄です。
 そうすることが、「大人」の務めであり、「教育」の役割なのではないでしょうか。
(平田俊明)
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呼びかけ人 東京メトロポリタンゲイフォーラム(共同代表:赤杉康伸 石坂わたる)

2006年09月10日 19時02分55秒 | About Us
 東京メトロポリタンゲイフォーラムは東京に住む男性同性愛者の地域生活の向上を目指して、選挙に際して東京都にある選挙区からの議員立候補者予定者や首長の立候補予定者などにアンケート調査などを行ってきました。

 東京都では、国や他の地方自治体に先駆けて2000年に作成された『東京都人権施策推進指針』で「その他の人権問題」として、「性同一性障害のある人々などに対する偏見があり、嫌がらせや侮べつ的な言動、雇用面における制限や差別、性の区分を前提にした社会生活上の制約などの問題があります。また、近年、同性愛者をめぐって、さまざまな問題が提起されています。」というように、性的指向により当事者が様々なハードルを抱えているということが明記しています。
しかし、学校では「オカマっぽい」「ホモっぽい」などの理由で子ども間でのからかいや、いじめが起こったり、教員が同性愛者を嘲笑するような発言をしたりすることもあります。
 子どもたちの同性愛者に関するステレオタイプが形成される情報源はテレビやインターネット上のwebサイトなどから発信されたものも多いかと思いますが、子どもたちは学校という場がその偏見を是認し、増長させている面もあるのではないかと思われます。私たちは、子どもたちが同性愛者の存在やその人権について正確な知識を学んでもらえるよう願うと共に、セクシャリティの違い(マジョリティとマイノリティの違い)を超えて、互いのことを幅広く考えることを通して、セクシュアルマイノリティを狙った犯罪が繰り返されることがないよう願っています。
 また、セクシュアルマイノリティだけに限ったことではなく、理解できないものはリンチをしてもいいというような、私刑(裁判などを介さない、市民が行う制裁)の禁止についてもきちんと教育場面などで教えていってくれることを望みます。
(石坂わたる)
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東京都教育委員会 教育長(中村 正彦さん)への要望書

2006年09月10日 18時24分55秒 | 要望書
「学校教育における同性愛者をはじめとするセクシュアルマイノリティの人権教育実施に関する要望書」
2006年9月○日

東京都 教育委員会 教育長 中村 正彦様 

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

本年7月8日に東京・江東区の夢の島公園で、東京都江東区の都立高校3年の男子生徒(18)ら少年4人が同性愛者の男性に暴行を加え、現金を奪うなどしたとして、警視庁城東署に強盗傷害容疑で逮捕されました。

●背景
(1)
少年らは「仲間から夢の島公園は同性愛の男性のたまり場と聞いた。同性愛者なら警察に届けないと思った」などと供述しているとのことで、付近では6月ごろから同様の事件が相次いでいて、同署で関連を調べていそうです。警察の調べでは、少年らは7月8日午後9時ごろ、夢の島公園で、アルバイト男性(34)を突き倒して殴る蹴るの暴行を加え、現金2万1000円を奪うなどした疑いで、同性愛者の男性は全治40日間の重傷を負いました。

この事件は7月27日の時事通信社や産経新聞のネットニュースなどでも報道されました。
また、「4人組は男性を襲った直後、400メートルほど離れた同運動場内で千葉県浦安市のトラック運転手の男性(56)も襲い、2週間のけがを負わせた」、「地元の不良少年の間では『同性愛者を狙えば簡単』というのは共通認識のようだ」という報道もなされています。

 加害者の高校生らは「同性愛者なら警察に届け出ない」と思ったということを取り調べの際に言っていますが、40日にも及ぶ怪我を負わせる様な暴行には「警察に届け出(られ)ないような社会的マイノリティは暴行してもかまわない」、「同性愛者なら、傷つけてもかまわない」という意識が働いていただろうことは想像にかたくありません。
 新木場では2000年の2月にも同様な事件が起こり、2000年の時には被害者が死亡するという悲惨な事件がありました。(このときも加害者に高校生が含まれていました)。

(2)
今回の事件で、加害者の高校生は「同性愛者や性同一性障害、インターセックスなどのセクシュアルマイノリティの存在は自分たちにとって、身近な存在でない」と考えていたのではないかと思われます。これは、加害者の高校生に限らず、社会一般に言える傾向でもあると思われます。しかし、同性愛者は厚生労働省の研究班の調査等によれば人口の1%~数%存在するといわれており、高校では1~3クラスに1人以上の同性愛者が存在していると考えられます。また、数多くの高校で、性同一性障害を理由に、制服の着用や、名簿上の男女の取り扱いについて心の性に合致するように対応を求められるケースが存在しています。さらに、違和感を感じつつも、違和感を口にできない人も数多くいます。加害者の高校生や一般社会が気づかないだけで、同性愛者や性同一性障害などのセクシュアルマイノリティは社会に数多く存在しています。
そして、同性愛者をはじめとするセクシュアルマイノリティは自己肯定感が低く、抑うつ傾向、自殺企図率や自殺率が高い、とされています。(参考資料をご参照ください)。現在の「同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティは自分と同じセクシュアルマイノリティの友達を得ることが難しい」、「学校教育や社会生活の中でセクシュアルマイノリティに関する肯定的な情報が得られにくい」、「『自分のあり方』を受容し、『他者を尊重できる』教育が十分行き届いていない」という状況によって、同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティの児童・生徒は自己否定につながりかねない思春期を送る傾向にあるといえます。

●要望
 子どもの価値観は、その両親からの影響はもちろんのこと、学校の教員など周囲の大人の影響を大きく受けます。私たちは、今後、このような事件が繰り返されることのないように、以下のようなことを望んでいます。

(ア) 東京都教育委員会が作成した「人権教育プログラム」には、「同性愛者をめぐって、さまざまな問題が提起されています」ということなどが書かれています。これに基づき、同性愛者の抱えている問題について学校教職員、PTA、スクールカウンセラーへ向けた人権研修の実施で確実に取り上げるようにしてください。(例えば、「クラスの中に、同性愛者等のセクシュアルマイノリティの生徒がいるかもしれない」という態度で生徒と向き合ってもらうようになってもらいたいと思います。また、教員が生徒の前で同性愛者等セクシュアルマイノリティを根拠なく揶揄するような発言や差別的な言動を慎んでもらいたいと思います)

(イ)同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティに関する正確な知識や情報を盛り込んだ小冊子の作成、ならびに、小冊子の学校教職員への配布、学校図書館・保健室へ常時、配架してください。
 
(ウ)同性愛者について、および多様なセクシュアリティについて教育内容のひとつとして取り上げてください。
 具体的には、各科目の授業において以下のように取り上げることが可能であることを、都内の学校教職員に紹介してもらいたいと思います。
・公民科および社会科で「基本的人権」を取り上げる際、同性愛者等セクシュアルマイノリティも他の社会的弱者・少数者と同様に基本的人権を保障されており、自由権・平等権・社会権等を持っていること。
・公民科や社会科で「差別」を取り扱う際、同性愛者等セクシュアルマイノリティにも「法も下の平等」が保障されており、日常生活や就労において不当に差別的な扱いをしてはならないということ。
・保健で「二次性徴」を扱う中で、「思春期を迎えると、多数の人たちは異性を好きになるが、同性を好きになる人も少数ではあるが存在すること」「同性を好きになっても、それはおかしいことではないということ」。
・家庭科で「家族」について取り上げるときに、同性のパートナー同士が愛情と信頼に基づいて共に暮らしているケースもあるということ。
・道徳での「多様性の尊重」において、同性愛も多様なセクシュアリティのひとつとして尊重されるということ。

 今回のような悲惨な事件がもう二度と繰り返されないよう願うと共に、このような暴力事件が二度と起こらないように、行政と市民団体・専門家団体等が協力していきたいと考えております。

別紙に参考資料を添付しておきますので、ご参照ください。 敬具

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東京都 総務局 人権部 部長(田村 初恵さん)への要望書

2006年09月10日 18時20分32秒 | 要望書
「学校教育における同性愛者をはじめとするセクシュアルマイノリティの人権教育実施に関する要望書」
2006年9月○○日

東京都 総務局 人権部 部長 田村 初恵様 

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

本年7月8日に東京・江東区の夢の島公園で、東京都江東区の都立高校3年の男子生徒(18)ら少年4人が同性愛者の男性に暴行を加え、現金を奪うなどしたとして、警視庁城東署に強盗傷害容疑で逮捕されました。

●背景
(1)
少年らは「仲間から夢の島公園は同性愛の男性のたまり場と聞いた。同性愛者なら警察に届けないと思った」などと供述しているとのことで、付近では6月ごろから同様の事件が相次いでいて、同署で関連を調べていそうです。警察の調べでは、少年らは7月8日午後9時ごろ、夢の島公園で、アルバイト男性(34)を突き倒して殴る蹴るの暴行を加え、現金2万1000円を奪うなどした疑いで、同性愛者の男性は全治40日間の重傷を負いました。

この事件は7月27日の時事通信社や産経新聞のネットニュースなどでも報道されました。
また、「4人組は男性を襲った直後、400メートルほど離れた同運動場内で千葉県浦安市のトラック運転手の男性(56)も襲い、2週間のけがを負わせた」、「地元の不良少年の間では『同性愛者を狙えば簡単』というのは共通認識のようだ」という報道もなされています。

 加害者の高校生らは「同性愛者なら警察に届け出ない」と思ったということを取り調べの際に言っていますが、40日にも及ぶ怪我を負わせる様な暴行には「警察に届け出(られ)ないような社会的マイノリティは暴行してもかまわない」、「同性愛者なら、傷つけてもかまわない」という意識が働いていただろうことは想像にかたくありません。
 新木場では2000年の2月にも同様な事件が起こり、2000年の時には被害者が死亡するという悲惨な事件がありました。(このときも加害者に高校生が含まれていました)。

(2)
今回の事件で、加害者の高校生は「同性愛者や性同一性障害、インターセックスなどのセクシュアルマイノリティの存在は自分たちにとって、身近な存在でない」と考えていたのではないかと思われます。これは、加害者の高校生に限らず、社会一般に言える傾向でもあると思われます。しかし、同性愛者は厚生労働省の研究班の調査等によれば人口の1%~数%存在するといわれており、高校では1~3クラスに1人以上の同性愛者が存在していると考えられます。また、数多くの高校で、性同一性障害を理由に、制服の着用や、名簿上の男女の取り扱いについて心の性に合致するように対応を求められるケースが存在しています。さらに、違和感を感じつつも、違和感を口にできない人も数多くいます。加害者の高校生や一般社会が気づかないだけで、同性愛者や性同一性障害などのセクシュアルマイノリティは社会に数多く存在しています。
そして、同性愛者をはじめとするセクシュアルマイノリティは自己肯定感が低く、抑うつ傾向、自殺企図率や自殺率が高い、とされています。(参考資料をご参照ください)。現在の「同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティは自分と同じセクシュアルマイノリティの友達を得ることが難しい」、「学校教育や社会生活の中でセクシュアルマイノリティに関する肯定的な情報が得られにくい」、「『自分のあり方』を受容し、『他者を尊重できる』教育が十分行き届いていない」という状況によって、同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティの児童・生徒は自己否定につながりかねない思春期を送る傾向にあるといえます。

●要望
 子どもの価値観は、その両親からの影響はもちろんのこと、学校の教員など周囲の大人の影響を大きく受けます。私たちは、今後、このような事件が繰り返されることのないよう、以下のようなことを望みます。

(ア)同性愛者や性同一性障害、インターセックスなどのセクシュアルマイノリティについて、東京都職員や、東京都の外郭団体の職員への人権研修の実施。
(イ)同性愛者や性同一性障害、インターセックスなどのセクシュアルマイノリティに関する正確な知識や情報を盛り込んだ小冊子の作成、ならびに、東京都職員への配布、公立図書館や児童・青少年向け施設を含む公共施設への常時配架。


(ウ) 東京都で行われる人権教育に関するシンポジウム、講演会、書籍等の刊行といった企画において、同性愛者や性同一性障害、インターセックスなどのセクシュアルマイノリティの人権問題もそのテーマのひとつに取り上げること。

 今回のような悲惨な事件がもう二度と繰り返されないよう願うと共に、このような暴力事件が二度と起こらないように、行政と市民団体・専門家団体等が協力していきたいと考えております。

別紙に参考資料を添付しておきますので、ご参照ください。 敬具



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生涯学習スポーツ部 社会教育課 人権学習担当係 係長 への要望書

2006年09月10日 18時16分49秒 | 要望書
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

本年7月8日に東京・江東区の夢の島公園で、東京都江東区の都立高校3年の男子生徒(18)ら少年4人が同性愛者の男性に暴行を加え、現金を奪うなどしたとして、警視庁城東署に強盗傷害容疑で逮捕されました。

●背景
(1)
少年らは「仲間から夢の島公園は同性愛の男性のたまり場と聞いた。同性愛者なら警察に届けないと思った」などと供述しているとのことで、付近では6月ごろから同様の事件が相次いでいて、同署で関連を調べていそうです。警察の調べでは、少年らは7月8日午後9時ごろ、夢の島公園で、アルバイト男性(34)を突き倒して殴る蹴るの暴行を加え、現金2万1000円を奪うなどした疑いで、同性愛者の男性は全治40日間の重傷を負いました。

この事件は7月27日の時事通信社や産経新聞のネットニュースなどでも報道されました。
また、「4人組は男性を襲った直後、400メートルほど離れた同運動場内で千葉県浦安市のトラック運転手の男性(56)も襲い、2週間のけがを負わせた」、「地元の不良少年の間では『同性愛者を狙えば簡単』というのは共通認識のようだ」という報道もなされています。

 加害者の高校生らは「同性愛者なら警察に届け出ない」と思ったということを取り調べの際に言っていますが、40日にも及ぶ怪我を負わせる様な暴行には「警察に届け出(られ)ないような社会的マイノリティは暴行してもかまわない」、「同性愛者なら、傷つけてもかまわない」という意識が働いていただろうことは想像にかたくありません。
 新木場では2000年の2月にも同様な事件が起こり、2000年の時には被害者が死亡するという悲惨な事件がありました。(このときも加害者に高校生が含まれていました)。

(2)
今回の事件で、加害者の高校生は「同性愛者や性同一性障害、インターセックスなどのセクシュアルマイノリティの存在は自分たちにとって、身近な存在でない」と考えていたのではないかと思われます。これは、加害者の高校生に限らず、社会一般に言える傾向でもあると思われます。しかし、同性愛者は厚生労働省の研究班の調査等によれば人口の1%~数%存在するといわれており、高校では1~3クラスに1人以上の同性愛者が存在していると考えられます。また、数多くの高校で、性同一性障害を理由に、制服の着用や、名簿上の男女の取り扱いについて心の性に合致するように対応を求められるケースが存在しています。さらに、違和感を感じつつも、違和感を口にできない人も数多くいます。加害者の高校生や一般社会が気づかないだけで、同性愛者や性同一性障害などのセクシュアルマイノリティは社会に数多く存在しています。
そして、同性愛者をはじめとするセクシュアルマイノリティは自己肯定感が低く、抑うつ傾向、自殺企図率や自殺率が高い、とされています。(参考資料をご参照ください)。現在の「同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティは自分と同じセクシュアルマイノリティの友達を得ることが難しい」、「学校教育や社会生活の中でセクシュアルマイノリティに関する肯定的な情報が得られにくい」、「『自分のあり方』を受容し、『他者を尊重できる』教育が十分行き届いていない」という状況によって、同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティの児童・生徒は自己否定につながりかねない思春期を送る傾向にあるといえます。

●要望
 子どもの価値観は、その両親からの影響はもちろんのこと、学校の教員など周囲の大人の影響を大きく受けます。私たちは、今後、このような事件が繰り返されることのないように、以下のようなことを望んでいます。

(ア) 東京都教育委員会が作成した「人権教育プログラム」には、「同性愛者をめぐって、さまざまな問題が提起され
ています」ということなどが書かれています。これに基づき、同性愛者の抱えている問題について学校教職員、PTA、スクールカウンセラーへ向けた人権研修の実施で確実に取り上げるようにしてください。(例えば、「クラスの中に、同性愛者等のセクシュアルマイノリティの生徒がいるかもしれない」という態度で生徒と向き合ってもらうようになってもらいたいと思います。また、教員が生徒の前で同性愛者等セクシュアルマイノリティを根拠なく揶揄するような発言や差別的な言動を慎んでもらいたいと思います)

(イ)同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティに関する正確な知識や情報を盛り込んだ小冊子の作成、ならびに、小冊子の学校教職員への配布、学校図書館・保健室へ常時、配架してください。
 
(ウ)同性愛者について、および多様なセクシュアリティについて教育内容のひとつとして取り上げてください。
 具体的には、各科目の授業において以下のように取り上げることが可能であることを、都内の学校教職員に紹介してもらいたいと思います。
・公民科および社会科で「基本的人権」を取り上げる際、同性愛者等セクシュアルマイノリティも他の社会的弱者・少数者と同様に基本的人権を保障されており、自由権・平等権・社会権等を持っていること。
・公民科や社会科で「差別」を取り扱う際、同性愛者等セクシュアルマイノリティにも「法も下の平等」が保障されており、日常生活や就労において不当に差別的な扱いをしてはならないということ。
・保健で「二次性徴」を扱う中で、「思春期を迎えると、多数の人たちは異性を好きになるが、同性を好きになる人も少数ではあるが存在すること」「同性を好きになっても、それはおかしいことではないということ」。
・家庭科で「家族」について取り上げるときに、同性のパートナー同士が愛情と信頼に基づいて共に暮らしているケースもあるということ。
・道徳での「多様性の尊重」において、同性愛も多様なセクシュアリティのひとつとして尊重されるということ。

(エ) 東京都で行われる社会教育の場において、同性愛者や性同一性障害、インターセックスなどのセクシュアルマイノリティの人権問題もそのテーマのひとつに取り上げること。

 今回のような悲惨な事件がもう二度と繰り返されないよう願うと共に、このような暴力事件が二度と起こらないように、行政と市民団体・専門家団体等が協力していきたいと考えております。

別紙に参考資料を添付しておきますので、ご参照ください。 敬具
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総務部 教育政策室 人権教育調整係 係長 への要望書

2006年09月10日 18時06分08秒 | 要望書
「学校教育における同性愛者をはじめとするセクシュアルマイノリティの人権教育実施に関する要望書」


拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

本年7月8日に東京・江東区の夢の島公園で、東京都江東区の都立高校3年の男子生徒(18)ら少年4人が同性愛者の男性に暴行を加え、現金を奪うなどしたとして、警視庁城東署に強盗傷害容疑で逮捕されました。

●背景
(1)
少年らは「仲間から夢の島公園は同性愛の男性のたまり場と聞いた。同性愛者なら警察に届けないと思った」などと供述しているとのことで、付近では6月ごろから同様の事件が相次いでいて、同署で関連を調べていそうです。警察の調べでは、少年らは7月8日午後9時ごろ、夢の島公園で、アルバイト男性(34)を突き倒して殴る蹴るの暴行を加え、現金2万1000円を奪うなどした疑いで、同性愛者の男性は全治40日間の重傷を負いました。

この事件は7月27日の時事通信社や産経新聞のネットニュースなどでも報道されました。
また、「4人組は男性を襲った直後、400メートルほど離れた同運動場内で千葉県浦安市のトラック運転手の男性(56)も襲い、2週間のけがを負わせた」、「地元の不良少年の間では『同性愛者を狙えば簡単』というのは共通認識のようだ」という報道もなされています。

 加害者の高校生らは「同性愛者なら警察に届け出ない」と思ったということを取り調べの際に言っていますが、40日にも及ぶ怪我を負わせる様な暴行には「警察に届け出(られ)ないような社会的マイノリティは暴行してもかまわない」、「同性愛者なら、傷つけてもかまわない」という意識が働いていただろうことは想像にかたくありません。
 新木場では2000年の2月にも同様な事件が起こり、2000年の時には被害者が死亡するという悲惨な事件がありました。(このときも加害者に高校生が含まれていました)。

(2)
今回の事件で、加害者の高校生は「同性愛者や性同一性障害、インターセックスなどのセクシュアルマイノリティの存在は自分たちにとって、身近な存在でない」と考えていたのではないかと思われます。これは、加害者の高校生に限らず、社会一般に言える傾向でもあると思われます。しかし、同性愛者は厚生労働省の研究班の調査等によれば人口の1%~数%存在するといわれており、高校では1~3クラスに1人以上の同性愛者が存在していると考えられます。また、数多くの高校で、性同一性障害を理由に、制服の着用や、名簿上の男女の取り扱いについて心の性に合致するように対応を求められるケースが存在しています。さらに、違和感を感じつつも、違和感を口にできない人も数多くいます。加害者の高校生や一般社会が気づかないだけで、同性愛者や性同一性障害などのセクシュアルマイノリティは社会に数多く存在しています。
そして、同性愛者をはじめとするセクシュアルマイノリティは自己肯定感が低く、抑うつ傾向、自殺企図率や自殺率が高い、とされています。(参考資料をご参照ください)。現在の「同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティは自分と同じセクシュアルマイノリティの友達を得ることが難しい」、「学校教育や社会生活の中でセクシュアルマイノリティに関する肯定的な情報が得られにくい」、「『自分のあり方』を受容し、『他者を尊重できる』教育が十分行き届いていない」という状況によって、同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティの児童・生徒は自己否定につながりかねない思春期を送る傾向にあるといえます。

●要望
 子どもの価値観は、その両親からの影響はもちろんのこと、学校の教員など周囲の大人の影響を大きく受けます。私たちは、今後、このような事件が繰り返されることのないように、以下のようなことを望んでいます。

(ア) 東京都教育委員会が作成した「人権教育プログラム」には、「同性愛者をめぐって、さまざまな問題が提起されています」ということなどが書かれています。これに基づき、同性愛者の抱えている問題について学校教職員、PTA、スクールカウンセラーへ向けた人権研修の実施で確実に取り上げるようにしてください。(例えば、「クラスの中に、同性愛者等のセクシュアルマイノリティの生徒がいるかもしれない」という態度で生徒と向き合ってもらうようになってもらいたいと思います。また、教員が生徒の前で同性愛者等セクシュアルマイノリティを根拠なく揶揄するような発言や差別的な言動を慎んでもらいたいと思います)

(イ)同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティに関する正確な知識や情報を盛り込んだ小冊子の作成、ならびに、小冊子の学校教職員への配布、学校図書館・保健室へ常時、配架してください。
 
(ウ)同性愛者について、および多様なセクシュアリティについて教育内容のひとつとして取り上げてください。
 具体的には、各科目の授業において以下のように取り上げることが可能であることを、都内の学校教職員に紹介してもらいたいと思います。
・公民科および社会科で「基本的人権」を取り上げる際、同性愛者等セクシュアルマイノリティも他の社会的弱者・少数者と同様に基本的人権を保障されており、自由権・平等権・社会権等を持っていること。
・公民科や社会科で「差別」を取り扱う際、同性愛者等セクシュアルマイノリティにも「法も下の平等」が保障されており、日常生活や就労において不当に差別的な扱いをしてはならないということ。
・保健で「二次性徴」を扱う中で、「思春期を迎えると、多数の人たちは異性を好きになるが、同性を好きになる人も少数ではあるが存在すること」「同性を好きになっても、それはおかしいことではないということ」。
・家庭科で「家族」について取り上げるときに、同性のパートナー同士が愛情と信頼に基づいて共に暮らしているケースもあるということ。
・道徳での「多様性の尊重」において、同性愛も多様なセクシュアリティのひとつとして尊重されるということ。

 今回のような悲惨な事件がもう二度と繰り返されないよう願うと共に、このような暴力事件が二度と起こらないように、行政と市民団体・専門家団体等が協力していきたいと考えております。

別紙に参考資料を添付しておきますので、ご参照ください。 敬具
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東京都高等学校教職員組合 委員長(若林泰直さん)への要望書

2006年09月10日 17時57分15秒 | 要望書
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

本年7月8日に東京・江東区の夢の島公園で、東京都江東区の都立高校3年の男子生徒(18)ら少年4人が同性愛者の男性に暴行を加え、現金を奪うなどしたとして、警視庁城東署に強盗傷害容疑で逮捕されました。

●背景
(1)
少年らは「仲間から夢の島公園は同性愛の男性のたまり場と聞いた。同性愛者なら警察に届けないと思った」などと供述しているとのことで、付近では6月ごろから同様の事件が相次いでいて、同署で関連を調べていそうです。警察の調べでは、少年らは7月8日午後9時ごろ、夢の島公園で、アルバイト男性(34)を突き倒して殴る蹴るの暴行を加え、現金2万1000円を奪うなどした疑いで、同性愛者の男性は全治40日間の重傷を負いました。

この事件は7月27日の時事通信社や産経新聞のネットニュースなどでも報道されました。
また、「4人組は男性を襲った直後、400メートルほど離れた同運動場内で千葉県浦安市のトラック運転手の男性(56)も襲い、2週間のけがを負わせた」、「地元の不良少年の間では『同性愛者を狙えば簡単』というのは共通認識のようだ」という報道もなされています。

 加害者の高校生らは「同性愛者なら警察に届け出ない」と思ったということを取り調べの際に言っていますが、40日にも及ぶ怪我を負わせる様な暴行には「警察に届け出(られ)ないような社会的マイノリティは暴行してもかまわない」、「同性愛者なら、傷つけてもかまわない」という意識が働いていただろうことは想像にかたくありません。
 新木場では2000年の2月にも同様な事件が起こり、2000年の時には被害者が死亡するという悲惨な事件がありました。(このときも加害者に高校生が含まれていました)。

(2)
今回の事件で、加害者の高校生は「同性愛者や性同一性障害、インターセックスなどのセクシュアルマイノリティの存在は自分たちにとって、身近な存在でない」と考えていたのではないかと思われます。これは、加害者の高校生に限らず、社会一般に言える傾向でもあると思われます。しかし、同性愛者は厚生労働省の研究班の調査等によれば人口の1%~数%存在するといわれており、高校では1~3クラスに1人以上の同性愛者が存在していると考えられます。また、数多くの高校で、性同一性障害を理由に、制服の着用や、名簿上の男女の取り扱いについて心の性に合致するように対応を求められるケースが存在しています。さらに、違和感を感じつつも、違和感を口にできない人も数多くいます。加害者の高校生や一般社会が気づかないだけで、同性愛者や性同一性障害などのセクシュアルマイノリティは社会に数多く存在しています。
そして、同性愛者をはじめとするセクシュアルマイノリティは自己肯定感が低く、抑うつ傾向、自殺企図率や自殺率が高い、とされています。(参考資料をご参照ください)。現在の「同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティは自分と同じセクシュアルマイノリティの友達を得ることが難しい」、「学校教育や社会生活の中でセクシュアルマイノリティに関する肯定的な情報が得られにくい」、「『自分のあり方』を受容し、『他者を尊重できる』教育が十分行き届いていない」という状況によって、同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティの児童・生徒は自己否定につながりかねない思春期を送る傾向にあるといえます。

●要望
 子どもの価値観は、その両親からの影響はもちろんのこと、学校の教員など周囲の大人の影響を大きく受けます。私たちは、今後、このような事件が繰り返されることのないように、以下のようなことを望んでいます。

(ア) 東京都教育委員会が作成した「人権教育プログラム」には、「同性愛者をめぐって、さまざまな問題が提起され
ています」ということなどが書かれています。これに基づき、同性愛者の抱えている問題について学校教職員、PTA、スクールカウンセラーへ向けた人権研修の実施で確実に取り上げるようにしてください。(例えば、「クラスの中に、同性愛者等のセクシュアルマイノリティの生徒がいるかもしれない」という態度で生徒と向き合ってもらうようになってもらいたいと思います。また、教員が生徒の前で同性愛者等セクシュアルマイノリティを根拠なく揶揄するような発言や差別的な言動を慎んでもらいたいと思います)

(イ)同性愛者を始めとするセクシュアルマイノリティに関する正確な知識や情報を盛り込んだ小冊子の作成、ならびに、小冊子の学校教職員への配布、学校図書館・保健室へ常時、配架してください。
 
(ウ)同性愛者について、および多様なセクシュアリティについて教育内容のひとつとして取り上げてください。
 具体的には、各科目の授業において以下のように取り上げることが可能であることを、都内の学校教職員に紹介してもらいたいと思います。
・公民科および社会科で「基本的人権」を取り上げる際、同性愛者等セクシュアルマイノリティも他の社会的弱者・少数者と同様に基本的人権を保障されており、自由権・平等権・社会権等を持っていること。
・公民科や社会科で「差別」を取り扱う際、同性愛者等セクシュアルマイノリティにも「法も下の平等」が保障されており、日常生活や就労において不当に差別的な扱いをしてはならないということ。
・保健で「二次性徴」を扱う中で、「思春期を迎えると、多数の人たちは異性を好きになるが、同性を好きになる人も少数ではあるが存在すること」「同性を好きになっても、それはおかしいことではないということ」。
・家庭科で「家族」について取り上げるときに、同性のパートナー同士が愛情と信頼に基づいて共に暮らしているケースもあるということ。
・道徳での「多様性の尊重」において、同性愛も多様なセクシュアリティのひとつとして尊重されるということ。

 今回のような悲惨な事件がもう二度と繰り返されないよう願うと共に、このような暴力事件が二度と起こらないように、行政と市民団体・専門家団体等が協力していきたいと考えております。

別紙に参考資料を添付しておきますので、ご参照ください。 敬具
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添付文書 (共通部分)

2006年09月10日 17時51分46秒 | 要望書
(以下、別紙での参考)

<1>
(毎日新聞夕刊(大阪版)・7月26日付Evening Eye 21 「64%が『自殺考えた』 同性愛・両性愛の男性 教育現場で正しい情報を 京大院生ががネット調査) (抜粋・実際に提出する要望書はこの記事のコピーを添付します。)

同性愛(ゲイ)や両性愛(バイセクシュアル)の男性のうち、それらを隠そうとすることからくるストレスで精神的健康を害し、自殺を考えたことがある人が6割あまりもいることが、京都大大学院博士課程の日高庸晴(国際保健学)の調査で分かった。

米国の性科学者、アルフレッド・キンゼイの研究などで、ゲイ・バイセクシュアルの人は少なくとも人口の3~5%とされる。また99年の「HIV感染症の疫学研究」(主任研究者、木原正博・京都大教授)の調査では、男性の1.5%が同性との性的接触を経験したと回答している。

学校教育で同性愛について情報を得たかという問いでは、「習っていない」「否定的な情報を得た」などと答えた人が91%に達した。

日高さんは「10代が精神的健康を悪化させている状況をみれば、中学や高校の教育現場で、同性愛に関する正しい情報提供が不可欠だ。それは異性愛者を対象とした性教育の場ともなり、ゲイ・バイセクシュアル男性に対する差別や偏見の解消につながるはず」と指摘している。

 
<2> また、新木場では2000年にも、同性愛者を狙った、高校生を含む未成年・成人の混合のグループによる同様な事件が起こり、その時には、被害者が殺されるまでに至りました。なお、2000年の新木場での事件では少年6名は家庭裁判所に送致され、中野大助(25)被告のみ刑事裁判を受けました。
 公判では、検察側・弁護側とも、犯人グループが「『ホモ狩り』に行こうぜ」と誘い合わせて夢の島一帯にくり出していたと説明、少年たちが公園に集まるゲイを狙って襲撃を繰り返していたことが明らかになりました。警察の調書の中には『ホモの連中は人間のクズでウザイ連中だ、そんな連中はどうなってもかまわない』という発言も記されています。
 事件に関係した6名の少年たちについては、殺人事件の主犯二名が強盗殺人罪で中等少年院に送致されるなどの処分が4月に決まり、また、中野被告については11月16日に東京地方裁判所で判決が言い渡され、中野被告は事件への被告の積極的な関わりを認め、懲役12年を宣告(検察側求刑は15年)されました。

【都内・国内の法的保障を巡る状況】
<1> 2000年に発表された『東京都人権施策推進指針』の「第1部 人権施策推進の考え方 第2章 2-(2)東京における人権問題の状況」では、「その他の人権問題」として
以下の文言が盛り込まれています。
「性同一性障害のある人々などに対する偏見があり、嫌がらせや侮べつ的な言動、
雇用面における制限や差別、性の区分を前提にした社会生活上の制約などの
問題があります。また、近年、同性愛者をめぐって、さまざまな問題が提起されています」。

<2>現在、国政の与党内で調整されている『人権擁護法案』の第二条と第三条は、
以下のような内容になっています。
・他の要因(人種、民族、信条、性別、社会的身分、門地、障害、疾病)と並び性的指向(注1)を理由とした「社会生活(注2)における差別的取扱い」を人権侵害の一態様として明記。→ 同性愛者等への差別の禁止
・性的指向を理由とした「社会生活における差別的取扱い」を、調停、仲裁、勧告・公表、訴訟援助等の手法による積極的救済の対象とする。
(注1)性的指向:異性愛、同性愛、両性愛の別を指す sexual orientation の訳語。


<3>2001年5月に法務省より公表された『人権救済制度の在り方について(答申)』では、「(第2-1 人権侵害の現状)○ 差別の関係では,女性・高齢者・障害者・同和関係者・アイヌの人々・外国人・HIV感染者・同性愛者等に対する雇用における差別的取扱い,ハンセン病患者・外国人等に対する商品・サービス・施設の提供等における差別的取扱い,同和関係者・アイヌの人々等に対する結婚・交際における差別,セクシュアルハラスメント,アイヌの人々・外国人・同性愛者等に対する嫌がらせ,同和関係者・外国人・同性愛者等に関する差別表現等の問題がある」、「(第4-1-(1)人権侵害の現状と救済の実情) (1) 先に指摘したとおり,女性・高齢者・障害者・同和関係者・アイヌの人々・外国人・HIV感染者・同性愛者等に対する雇用における差別的取扱い,ハンセン病患者・外国人等に対する商品・サービス・施設の提供等における差別的取扱い,同和関係者・アイヌの人々等に対する結婚・交際における差別,セクシュアルハラスメント,アイヌの人々・外国人・同性愛者等に対する嫌がらせ,同和関係者・外国人・同性愛者等に関する差別表現等の問題がある」、「(注8)同じく性的少数者に位置付けられる性同一性障害、インターセックス(先天的に身体上の性別が不明瞭であること)を理由とする差別的取扱い等についても、同様に積極的救済を図るべきである」。

<4>東京都と「動くゲイとレズビアンの会」との間で府中青年の家の同性愛者の宿泊利用をめぐった裁判では、
東京高等裁判所において「都教育委員会を含む行政当局としては、その職務を行うについて、少数者である同性愛者をも視野に入れた、肌理の細かな配慮が必要であり、同性愛者の権利、利益を十分に擁護することが要請されているものというべきであって、無関心であったり知識がないということは公権力の行使に当たる者として許されないことである。」という判決が出ています。

<5>8月12日(土)に渋谷区内にて行われた『東京レズビアン&ゲイパレード2006』に、東京都が政策協定を結んでいる英国ロンドン市の、市長ケン・リビングストン氏が「東京プライドフェスティバルは、日本のレズビアンやゲイの方々の貢献を誇りに思い、そして現在取り組んでいる人権問題や法的平等を、まさに伝えるべき機会であると思っております。フェスティバルのご成功を心よりお祈り申し上げます」とメッセージを寄せた。

【海外の法的保障を巡る状況】
<1>南アフリカ共和国憲法ではの「第2章 権利の章典 平等 9.)」では性的指向による差別を禁止しています。

<2>イスラム圏諸国などにおいて、同性愛を違法であるとしている国もあるが、国連で難民問題について取り組んでいるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、同性愛を違法としている国から逃れてきた同性愛者に対し、性的指向を理由に難民となりうる要件の一つとして認めています。


<3>東京都が政策協定を結んでいる英国ロンドン市の、市長ケン・リヴィングストン氏と人権活動団体「Stonewall」は、学校での同性愛嫌悪的ないじめをなくすためのDVDを共同で制作し、「Spell it out!」と名づけられた。そのDVDは学校での同性愛嫌悪的ないじめに対して、教師たちがどのように対処し、どのように減らしていくかついてガイダンスする内容となっています。( 政策協定では、(1)都市再生(2)交通政策(3)環境問題(4)治安対策(5)スポーツや観光振興(6)文化交流-の分野で、事務レベルの緊密な協議を行っていくことで合意していますが、人権教育の分野においても協力の可能性が考えられるのではないかと思われます )
 
<4>欧州議会の「同性愛嫌悪」に対する共同決議案「欧州での同性愛嫌悪」では、EU加盟国に同性愛嫌悪や性的指向による差別に対する行動を起こし、該当国の社会と法秩序において平等の原則を履行促進することを呼びかけています。


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