児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

長崎 柴田健一さんの冒険

2011年10月13日 | アウトリーチ
昨日から長崎に来ている。3ヶ月ぶりかな。10年目の今年は行く回数はやや回数が少ないが、それでもアウトリーチはしっかりとやっていて、30回近くのアウトリーチが実施されている。興味を持つサポーターもいてくれて今日も活水女子大のアートマ4年生が見学県手伝いできてくれていた。
今日は2回目の登録になる柴田健一さん。はじめの時は、ちょうどプロとしてやっていくために、仕事を辞めました,と言うタイミングだったけれども、熱心に活動をしてくださった。これをきっかけにして長崎のジャズの世界では一定の地位を築いているのは、長崎市の広報での後押しもあったけれども、ほとんどは彼自身の努力であろう。偉いものだ。
2回目の登録と言うことは、ある意味では安心だけれど、次のステップに進んで頂きたいという気持ちはこちら側にもあって、新しいプログラミングに挑戦するようにお話をしていた。
2週間前に出てきたプログラム案は曲目はそれほど変えてはいないけれども、中で子どもたちに伝える事と伝え方についてはかなり考えたな、というもので、やや不安もあったけれども今日やってみて非常にうまく行き始めていると感じられた。まだ工夫が必要かもしれないし、精度も上げていくことは考えるにしても方向性はこれでいい。と言うより、自分で考えて工夫をする,と言うことが身についてくれば、私の役割はほとんど終わったようなものなのである。

今回ははっきりと2つのテーマをおいて、一つはトロンボーンを知って貰う事、もう一つはジャズの肝であるアドリブの楽しさを感じて貰う事。前者は以前からやっているけれども、後者はなかなか踏み込めない部分だったので、今回本格的に取り組んでくれたのは嬉しいことだった。演奏は白石光隆君の折り紙付き(ああいう音の出し方をする人は少なくなったよなあ、良いねえ。という感想があった)。もう50になると言うけれども、今後も緊張感を持った演奏活動を続けて欲しいものだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。