ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NYダウ、一時200ドル超下げ、フィッシャ―、ダラス連銀総裁「債券相場に過度に反応するな」

2013-06-25 08:26:38 | 経済学
発言後139ドル安へ戻す(学校で教えてくれない経済学)


「Get out of China(中国から出ていけ)」という言葉が米時間週明け6月24日朝放送のCNBCテレビ画面にしばしば出てきた。6月24日付けのWSJ紙電子版には「U.S.Bonds,China Deal Blow to Markets(米国債、中国相場、マーケットに一撃)」という見出しで、Nick Cawley記者、ShenHong記者連名で「10年物米国債の利回りが一時2011年8月来最高の2.667%をつけた。上海株価指数が24日取引で2,009年8月31日来最大幅の5.3%値下がりした。豪州債が下げ、豪ドル相場が33ケ月来安値、つれて安全パイだったドイツ債が下げ、イタリア債、スペイン債が値下り{利回りは上昇}した。」と書いた。

米国債利回り急騰でドル円相場は一時1ドル=98.72円まで上昇、あと利益確定売りが出て、1ドル=97.65円前後で取引されている。米国債利回り急騰はバ―ナンキ米FRB議長の850億ドル/月米国債買いを年内に縮小、来年半ばまでに取りやめるとの発言がきっかけだった。中国国内で短期資金が枯渇するとの思惑から当日物銀行間取引金利が一時30%をつけたことが新興国通貨引き下げを加速した。南アフリカ通貨ランドが2009年3月来安値、トルコ・リラが下げた。」とWSJ紙記事は続いた。25日朝5時45分放送のモーニングサテライト出演のシティバンク銀行、尾河眞樹氏は「新興国通貨売りに発展したことが今回の特徴だ。バ―ナンキ発言以降、中国の短期金利急騰、ギリシャ融資不安が追い打ちをかけた。米経済の改善が確認されれば、リスク・オフの状態からリスク・オンの状態へ徐々に戻る。アメリカ経済は確実に回復している。時間の経過と共に多くの人が情報を共有するようになる。」彼女の見方は見事にぶれない。ばたばたすることはないと確信しておられる。

WSJ紙は別ページで「China Worries Hit Gold(中国懸念、金相場を下げる)」のタイトルでMattDay記者が「金相場はバ―ナンキ発言を受けて、2年来の安値、先週木曜日、トロイオンス1,300ドル割れを記録したが、24日も続落、1,277ドルへ14ドル安で取引された。GoldmanSachsは2014年末の金相場見通しを17.3% 下方修正し同1,050ドルと予測した。」と書いていた。CNBC電子版は「Oil Heading Lower After Black Thusday(原油相場、暗黒の木曜日)以降下げに向かう」のタイトルで「ブレントオイル相場がバレル100ドルを割るとWTI相場は84ドルが次の下げ目標になるとExcelFutures,MarkWaggoner氏は話した。」と書いていた。ブレントオイルが一時103ドルまで戻して、つれて24日NY原油(WTI)は買い戻しが入りバレル95.18ドルで取引されたと24日付けのWSJ紙は書いた。

週明け24日のNYダウは、先週末比0.9%、139ドル安、14,659ドルで取引を終了した。25日朝放送の米ブルームバーグは「NYダウは一時200ドル以上下げていた。ところがダラス連銀、フィッシャ―総裁が債券相場の下落に過度に反応すべきでないと発言のあと値を戻した。」とDominickCoh記者が解説していた。銅相場が3年来の安値を更新した。

渓流釣りが趣味の知人S氏は、底流の動きと動かない物から多くを学ぶが持論である。(了)

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昨日の大阪医療技術学園での講演

2013-06-24 12:22:11 | 診断即治療と虹彩学
七星論での人体構造に始まり、経絡筋力テストの解説と実技、そして難経での矛盾を解説したのですが、難経の話は五行の相生相剋の話でしたので、ちょっと難しかったかも知れない。

というのは、難経六十四難、六十九難、七十五難、七十七難、八十一難の治療原則は、鍼灸を教えている先生方でもわかってない人が多いからです。



それは、図の七十五難ように木、火、土、金、水と並べた相剋関係と、四方論(東西南北)での相剋関係が入り混じっているからで、さらに八十一難になると、七十五難を否定するような条文になるからです。


ちょっとレベルが高かすぎたかも知れないと反省中!ヽ(__ __ヽ)

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本日は大阪医療技術学園で講演

2013-06-23 09:49:34 | 診断即治療と虹彩学
【テーマ】タイトルは『論理的治療のための七星論』
【概 要】鍼灸斯界に於いて,臨床技術を高くするため には何が必要かを解説



七星論の三次元的思考をイラスト

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米10年物国債利回り、2.54%もNYダウ3日振り反発、41ドル高、市場に落ち着き

2013-06-22 11:10:53 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


ブラジルでのデモが全土で100万人の規模に達したと22日朝放送の英BBCが伝えていた。リオデジャネイロでは30万デモが行われた。一部は暴徒化した。訪日を予定していたジルマ・ルセフ大統領(65)はキャセル、緊急の閣議を開いた。政界腐敗、汚職諸々の政府への怒りが爆発した。ここ20年で最悪の事態だ。きっかけはお粗末な公共サービスへの対応の遅れにある。きっかけは地下鉄、バス運賃の値上げだった。フランスF2もブラジルでのデモの動きを詳しく報道した。世界青年の日を来週に控えている。コンフェデレーションズカップ会場には警官隊が配備されたと伝えていた。

NHK・BS、ワ―ルドWaveMorning出演のキャスターは、ブラジル経済はここ10年で17%の成長を謳歌していた。ブラジル大統領は3,500万人を貧困から解放した。今政府は対応に戸惑いを見せている。その背景に6.5%のインフレがある。ジャガイモ、野菜の値段が2倍以上値上がりした。ブラジル・レアルの対ドル相場が1レアル=0.50ドル台から同0.40ドル台へ急落している。米FRBの金融政策の転換がブルジルから急激な資金流失をもたらしたなどと指摘していた。アメリカの金融政策の転換はブラジルに限らない。トルコ・リラ、インド・ルピーの史上第安値更新もブラジルと同じ流れの中で起こった。世界の金融市場を水浸ししていたアメリカの余剰マネーの引き揚げははじまったばかりである。ブラジルでのデモはバ―ナンキ発言と背中合わせの現象のひとつだと思われる。

21日、NY市場は、3営業日振りに反発、NYダウは、前日比41ドル高、14,799ドルで取引を終えた。今朝6時台放送の米ブルームバーグニュ-スに出たドミニク・コ―記者は「この日の最大のトピックスは米国債が引きつき売られ10年物国債の利回りが2.542%をつけたことに尽きる。」と解説していた。NY外国為替市場ではドルが買われ、1ドル=97.86円、1ユーロ=128.41円で取引された。7時台放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三菱東京UFJ銀行、村尾典昭氏は「消費関連銘柄に買いが入った。先日のバ―ナンキ発言も利上げの「後倒し」を示唆している。金利急騰が一服すれば株価も落ち着くだろう。来週予定されているEUサミットを注目している。」と解説していた。NY原油はバレル93.19ドル、NY金はオンス1,291.60ドルだった。

先の米ブルームバーグにゲスト出演したディ―ラ―、マーク・ファーバー氏は「売られ過ぎの反動が必ず出て来る。バ―ナンキは来年半ばに国債買上げを中止すると発言した。その一方で、金融引き締めは行わないと明言している。自分は天の邪鬼だからいうのかもしれないが、量的金融緩和が直ちに縮小、撤廃するとの見方は極めて危険だと思っている。」と発言していた。アメリカ景気は時間をかけながら回復に向かう。7.7%の失業率を6.5%まで下げることは容易でないとバ―ナンキさん自身も思っているに違いない。

楽観し過ぎは危険だが極端な悲観はそれ以上に危険だ。慌てる乞食はもらいが少ない。(了)

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老舗合繊メーカーT社株主総会風景(スケッチ&コメント)

2013-06-22 05:51:04 | スケッチ


老舗合繊メーカーT社株主総会風景

江嵜企画代表・Ken



大阪堺筋本町に本社を置く老舗合繊メーカーT社株主総会が6月21日大阪北区のさるホテルで開かれ、株主と経営者との間でどのような質疑応答が行われるか楽しみにして出かけた。総会が始まった頃には空席が目立ったがいつとはなしにほぼ席は埋まった。

会社の現状についてナレーションによる説明のあと10時40分過ぎから質疑応答がはじまった。数人が質問した。2番目に質問に立った株主は①赤字を出した関係会社の内容、②想定為替レート。③赤字を出した経営者の責任について回答を求めた。

社長は自ら答えず、それぞれ担当役員が答えた。関係会社の数は2ケタある。中身は言えない。全体で10億の赤字だった。為替レートは1ドル=95円、1ユーロ=125円で想定した。1円の変動で2~3億円が上下動く。赤字を出したことにお詫びする(ここで役員全員起立して頭を下げる)。役員の賞与を70%カットした。早急に構造改革を進める。それに伴う人員削減も対策に含まれると答えた。

4番目に立った元T社に勤めていたという男性が「楽しみにして総会にやってきた。少しもいい話しが出ず失望した。」と話しを切りだした。

「世の中悪いからだと言うが、同業の東レ、クラレは好業績を上げている。昨年の総会で430億の利益を上げると株主を喜ばしたが結果は290億の赤字だ。周りの環境に左右されない経営をする。そんなことは当り前ではないか。今期は350億の黒字を出すと云うが大丈夫か。」と聞いた。

ここでも担当役員が答えた。昨年は自動車とエレクトロニクスの苦境の影響をもろに受けた。のれん代の減損処理が響いた。今年はそれがない。大丈夫だと突っぱねた。

神戸三宮でお昼過ぎから所用があり、総会の途中、11時20分過ぎに会場を後にした。退出後どのようなやりとりがあったのか知らない。個人的な印象だが、社長自らがマイクを持ち、気勢だけでもいいから、熱烈に株主に向かって自らの声で答えて欲しかった。

ナレーションの中では女性管理職を大幅に増やすなど世間受けするプレゼンテーションがあった。株価は200円近辺で低迷している。株価は全てではないが、株価は社長さんの通信簿である。この日の株主総会の話しを聞いて当社の株を買い増ししたいという気にならなかったことを白状する。(了)

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NYダウ353ドル安、金相場1,300ドル割れ、「秩序ある下げでパ二ック売りではない」と21日朝放送、

2013-06-21 10:31:51 | 経済学
米ブルームバーグ(学校で教えてくれない経済学)


「FRB世界のマ―ケットかきまわす(roil)」のタイトルで、6月20日付けWSJ紙電子版トップで、「世界市場で、株、エマ―ジング国通貨、国債急落、ドル上昇」のタイトルでKatieMartin記者が書いた。典型的な例が、インドルピーの1ドル60ルピー過去最安値である。トルコリラが1.93リラへ下落、豪ドルが0.92ドルと2010年来の安値を更新した。インフレとドル安ヘッジを目的に買われていた金相場が6.4%急落、2010年9月来の安値の1,285.90ドルをつけた。原油(WTI)は2.9%下げ、バレル95.40ドルで取引された。原油の下落は、中国の製造業指数が5月の49.2から48.3への低下が響いた。市場規模の小さいアジアのエマージング市場の打撃が大きい。インドネシア株価は3.7%、シンガポール株は2.5%値下がりした。

20日付けのWSJ紙電子版でChrisDieterich記者は、20日のNY市場で、NYダウが前日比353ドル、2.3%安、14,758ドルで取引を終了した。米FRBバ―ナンキ議長の債券購入を年内に縮小、来年半ばまでに終了するとの発言を受けて、へッジファンドによる手じまい売りと中国経済の減速が下げを加速させたと書いた。バ―ナンキ議長の米国経済改善発言を受けて、米国債が売られ、10年物国債の利回りが2011年8月以来の年2.419%へ 上昇した。長期金利の上昇が住宅ローン金利上昇につながるとして売りが加速した。IMFがギリシャ支援を一時停止するとの報道が流れ、ドイツ株3.3%、フランス株3.7%など欧州株が軒並み売られた。香港、上海などアジア株も軒並み値下がりしたが、NY市場は、欧州株の値下がりを特に懸念したと書いた。

NY外国為替市場では、ドルが買われ、ドル円相場は一時1ドル=98円台をつけた。あと円が買い戻され、1ドル=97.48円で取引された。21日朝5時45分からのテレビ東京「モーニングサテライト」に出演したフィスコNY,平松京子氏は「アメリカでは金融緩和縮小へ進む。一方、日本は今後、金融緩和を一段と進める。ドル買いが続き、ドル円相場は上昇基調を維持する。」と話していた。同番組に出演した堀古英司氏は「バ―ナンキさんは透明性を重視する。グリーンスパンとは違う。FRBの信頼性を取り戻そうとして昨日の発言になった。マ―ケットは一方向に本来向かいやすい。それがNYダウの 2日続きの200ドル以上の下げにつながった。市場の認識は実態とかい離している。」と解説していた。

21日朝6時台放送のNHK・BSでのブルームバーグニュースの担当記者は「NYダウ30銘柄全てが下げた。S&P500銘柄では499銘柄全てが下げた。トレーダーに今日の下げについて聞いたら、秩序ある下げだ。パニックでないと言っていた。」と解説していた。金、銀共に急落した。銀は10% 下げた。金はさらに200ドル下げると専門家は見ている。商品相場の下落は中国製造業の悪化による。追い証を迫られた投資家による換金売りが影響した。」と解説していた。20日米商務省は5月の中古住宅の販売軒数は3年半ぶりの高さと発表、米国経済の回復を裏付けた。長期金利の上昇とドル円相場上昇がその証である。(了)

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ヒマワリ・父の日プレゼント(スケッチ&コメント)

2013-06-21 05:19:01 | スケッチ


ヒマワリ・父の日プレゼント

江嵜企画代表・Ken



長男の嫁から父の日プレゼントとして花の入ったケースが6月15日に届いた。早速開けてみた。なんとかねてから是非一度描いてみたいと思っていたヒマワリの花ではないか。さらに小生の好物のごま餅の小箱が添えてあった。

以心伝心、大いに元気をもらったと、最近描いたキキョウのスケッチをプリントしたハガキで折り返し礼状を書いた。

私ごとついでで恐縮だが、長男の嫁は今年2月に男の子を無事出産した。この19日で、早いもので4ケ月になる。首が座った。立ちだっこをせがむようになったとか、長男が伝える写メールを見て、じじ馬鹿、ばば馬鹿丸出しで、孫から元気をもらっている次第である。(了)

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6月30日の実践塾は七星論の講師になりたい人にはかなり益のあるものです

2013-06-20 15:17:58 | 診断即治療と虹彩学
臨床実践塾のテキストを作っていたら、「講習の仕方」「教え方」などの詳細を記したネタ帳になってしまいました。

自分で言うのもおかしいのですが、「ここまで教えていいのかなぁ!」というところまで書いてしまいました。\(◎○◎)/
しかも、パワーポイントには、説明に合わせた画像を載せてあるので、それがあればたいていの人が、七星論の講習会を開催することができそうです。

もっとも、七星論を発表したのは、より多くの人が短期間で元気を取り戻し、それぞれの人が、それぞれの仕事を通じて社会に貢献してもらいたいという願いがあるので、そのようなことになるのは当然と言えば当然です。

どのような形であれ、広く普及されるのを目的としているので、七星論の講師を目指す人は参加されてみてください。

※7月8月は特別な講習会になりますので、参加資格を設けてあります。

【参加資格】
① 有資格者
② 2011年1月~2013年5月の間に、当実践塾に3回以上参加された方

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スタッフ募集・鍼灸専門の治療院です

2013-06-20 15:16:58 | 診断即治療と虹彩学
木、金、土の三日間、朝9時~晩8時ぐらいまで、或いは時間単位でお手伝いして頂ける30代までの方を募集しております。

脈診から経絡治療、脊椎診、虹彩学、スクレオロジー、七星鍼法(人体惑星詩論による鍼灸術)、特殊鍼法での即効的な治療法が学べます

問合せ:06-6390-4722(木、金、土の10:00~19:00)
メール:stella8585アットマークezweb.ne.jp
メール:shinjoアットマークiris-club.com

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米景気下振れリスク後退、バ―ナンキ議長、量的緩和早期撤退宣言、NYダウ206ドル安、

2013-06-20 10:22:39 | 経済学
NY為替一時1ドル=97円(学校で教えてくれない経済学)


バ―ナンキ米FRB議長は、6月19日、FOMC(連邦公開市場委員会)後の日本時間午前3時40分からはじまった記者会見で、月850億ドル規模の米国債購入縮小を今年後半から始めるとはじめて時期について触れた。CNBCテレビは記者会見の様子を生中継、直前まで様子見だったNYダウ、ナスダック、S&P500が下げに転じ、NYダウは、前日比206ドル安、15,112ドルで取引を終えた。テレビ画面には、ドル円相場が、刻々表示されるが、ドルが対円で買われ、一時、1ドル=97円をつける場面もあった。あと円に買い戻しが入り、1ドル=96.43ドル前後で取引された。株は失望売りで急落、ドル円相場は景気回復期待から上昇、1ドル=96.45円前後で取引を終えた。19日のNY債券市場では、景気回復期待から債券が売られ、10年物国債の利回りはバ―ナンキ会見後、年2.355%台まで急騰した。日本の金利は0.80%台、日米金利差拡大からドル円相場上昇を支えた。NY原油(WTI)はバレル98.24ドル、NY金はトロイオンス1,374ドルで取引された。

バ―ナンキ議長の記者会見は日本時間、午前4時20分過ぎまで続いた。会見後半にただ一人質問に立った日本人関係者は、アベノミックスに対する評価を求めた。バ―ナンキ議長は、デフレ克服にアグレッシブに取り組んでいると期待感を強くにじませた。バ―ナンキ議長の任期は来年2月に切れる。ある女性外国人記者の質問に、この時に限って笑みを浮かべながら、バ―ナンキ議長は、自身の任期によってFRBの政策は変わらないと受け流した。今朝5時45分から放送のテレビ東京系番組のモーニングサテライトにゲスト出演した三菱東京UFJ銀行、鈴木俊之氏は、バ―ナンキは現在7.7%の失業率が少なくとも6.5%を切る状況を見極めたいのではないかと解説していた。

鈴木氏は同番組で、バ―ナンキはFOMCメンバーのコンセンサスを大切に受け止めようとする姿勢が今朝の記者会見やFOMC声明文にも色濃く出ている。彼の本心は私にもっとやらせろと思っているのではないか。それに対してFOMCメンバーの多くは、量的緩和を長期に続けることがもたらすインフレリスクをより強く警戒した。声明文はコンセンサスを強く反映する結果に終わった。19日のマ―ケットも、量的緩和早期撤廃をより厳しく受け止めたようだと解説していた。今後のバ―ナンキ議長発言の機会を見ると、7月18~19日の米議会証言、同月30~31日のFOMC,8月はお休み、FOMCは9月17~18日、10月29~30日、12月17~18日と来て、来年1月28~29日のあとバ―ナンキ議長の任期が切れる。

19日のNHK・BSはブラジルで開催されたサッカー、コンフェデレ―ションカップの実況を流し、ワ―ルドWaveMorning番組も変更された。日本は前半2点を入れ試合をリードしたが、逆転され3対4で惜しくも敗退した。日本はブラジルに初戦0-3で完敗、2戦目も頑張ったがイタリアの底力の前に屈した。経済の世界も力勝負である。アベノミックスは今朝バ‐ナンキ議長によく頑張っていると褒められた。FOMCの量的緩和早期撤廃の正式宣言は、シェ―ルガス革命を武器にアメリカの底力が発揮される烽火かもしれない。(了)

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