シックハウス症候群やアレルギーが社会問題となってきた中、「建材から発せられる化学物質を削減する方法は建材を考えなければならない」と活動を続けている人がいる。
墨田区で建設会社を営む一桝靖人さんで、彼はこの問題を 自然素材住宅で本物の「美味しい空気」の創りかた という本に、わかりやすくまとめた。
シックハウス症候群に対して、厚生省のHPでは以下のように述べられている。
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1 シックハウス症候群
(1)シックハウス症候群とは
近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、「シックハウス症候群」と呼ばれています。その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。
(2)シックハウス症候群の原因
住宅の高気密化・高断熱化などが進み、化学物質による空気汚染が起こりやすくなっているほか、湿度が高いと細菌、カビ、ダニが繁殖しやすくなります。それだけではなく、一般的な石油ストーブやガスストーブからも一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物などの汚染物質が放出されます。たばこの煙にも有害な化学物質が含まれています。シックハウス症候群は、それらが原因で起こる症状です。
人に与える影響は個人差が大きく、同じ部屋にいるのに、まったく影響を受けない人もいれば、敏感に反応してしまう人もいます。
(3)主な防止対策
カビ・ダニ対策
対策としては、住宅環境、日常生活でカビ・ダニ発生の原因と思われる点を改善し、換気や掃除等により、効果的なカビ・ダニ対策を講じる必要があります。
化学物質対策
リフォームなどの前に、工務店や設計者と十分な話し合いを行い、自分の希望をしっかり伝えて材料選びを行うことが大切です。
多くの地方自治体(生活衛生担当部署や建築担当部署等)、保健所などにおいて、シックハウスに関する相談窓口が設けられているところがありますので、ご相談ください。
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今後はもっと社会問題になると考えるので、教員学科の生徒さんにシックハウスやアレルギーの話をしました。
うなずく人や、「えっ?」という顔が見えていた。
彼らは、この問題をどのように受け止めたのだろうか。
来週はGWで学校が休みなので、再来週にはその感想が聞けると思う。
授業の始めにこの話をしたせいか、脈診の方法と「痛みのない刺鍼法」を実技で講義したのですが、何となく生徒さんの元気がないように感じられた。