米中貿易戦争懸念かNYダウ8営業日続落、196ドル安、一方、メラニア米大統領夫人、メキシコ国境キャンプ電撃訪問と米ABC(学校で教えてくれない経済学）

ボーイングがアメリカの対中国制裁で業績見通しを下方修正した。米ヘッジファンドが米中貿易戦争を懸念してポジションを下げた。ロス商務長官がパウエルFRB議長の世界貿易戦争懸念発言を無視したと22日付のブルームバーグ電子版が伝えた。21日のNYダウは米中貿易戦争懸念が重しとなり8営業日続落、196ドル安、24,461ドルで取引を終えた。NY外為市場は米債券買い、10年物国債利回りが2.900%へ低下、ドルが売られ対円で1ドル＝109.92円へ下げた。EU理事会で難民問題討議を控えて混乱するとして、ユーロが売られ、1ユーロ＝127.57円で取引された。カーニー、イングランド銀行総裁が「今回は利上げは見送るが次回は利上げを検討する」と発言、買われた。NY原油（WTI）はOPEC総会を控えて様子見、バレル65.54ドルへ下落、NY金はオンス1，270.50ドルへ続落した。

23日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「メラニア、トランプ大統領夫人が、テキサス州、メキシコ国境キャンプを電撃訪問、係官に次々質問した。メラニア夫人は帰路,専用機に登場の際「私は本当は、気にしていない、あなたはどう」と着ていたコートの背に書かれていたと問題視された。メラニア夫人は細かいことを言わないで」とツイッターに書き込んだが何らかの意図をもっての行動であろう。トランプ氏の娘のイワンカ氏も親子切り離しは痛ましいことだと発言した。一方、トランプ大統領は不法移民の2,000人の子供が親から引き離さないよう指令する統領令に署名後「私もホワイトハウスにいるすべてが親と切り離された子供のことをいつも心配していたと語った。今回の大統領で20日間の一時的措置として親と一緒にキャンプで生活できる。11月6日の中間選挙を控えて共和党内部にもトランプ大統領を批判する動きが出ていた。」と伝えた。23日朝放送の英BBC,スペインTVEもメラニア米大統領夫人がメキシコ国境難民キャンプを視察したと伝えた。

23日放送の韓国KBSは「23日、離散家族問題で南北事務者協議が行われる。23日午前2時に北朝鮮側参加者リストが届いた。」と伝えた。韓国KBSは「ロシア訪問中の文韓国大統領はロシア議会で演説した。朝鮮半島平和に向けた新たな一歩が始まった。韓国はロシアとの経済協力を進めインフラ、鉄道建設を進めることによってシベリア鉄道の韓国乗り入れが可能になると語った」と伝えた。23日朝放送のロシアテレビは「22日、文韓国大統領がロシア議会で「朝鮮半島の非核化実現で平和が訪れることによってロシアと韓国との経済協力が可能になる」と演説する様子を映した。

23日朝放送のフランスF2は「26日にトルコで大統領選挙と下院議会選挙が行われる。トルコからエルドアン政策を懸念して外国資金が流失、トルコリアが年初から30％以上下落。輸入インフレから物価が高騰、エルドアンが就任する2年前、リンゴ一個が80セントだったが今2ユーロに上がった。アンカラの目ぬきにもシャッターを閉ざしたが店が目立つ。
今回の選挙に国民がどのような審判を下すか注目される。」と伝えた。（了）