恐怖指数VIX低下してNYダウ反発、一方、1月米小売り前月比マイナスを材料にドル売り・円買い、ドル売り・金買い進む（学校で教えてくれない経済学）

小平「銀」、高木美「銅」の平昌五輪女子スピードスケート1000、平野「銀」スノボHP,渡部暁「銀」複合NHと日本選手のメダル奪取が続き、多くの日本人に感動を与えたと15日朝、日本のメディアは一斉に伝えた。一方、15日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「スノボ金メダルのショーン・ホワイト選手が金メダル記者会見の席でセクハラ疑惑を記者に質問されるハプニングが起こった。「この場は金メダル会見だ。その問題には触れられたくない」と会見場をホワイト選手はコーチと共に後にした。」と伝えた。米ABCは「米フロリダ州の高校で発砲事件があり複数の死者と10人以上の負傷者が出ている。発砲した者はこの学校の元生徒で既に拘束されている」と伝えた。

性的暴行など一連の暴力関連のニュースで15日朝放送の英BBCは「NGO団体オックスファム職員によるセクハラ疑惑で組織解体の怖れが出て来た。セクハラ疑惑では国境なき医師団などアジアやアフリカ諸国で活躍するNGO職員に対する告発が相次いでいる。」と伝えた。英BBCは「南アフリカのズマ大統領が14日、即刻辞任の決断をしたと演説した。」と伝えた。15日朝放送のカタール、アルジャジーラは「イスラエル、ネタニエフ首相に便宜供与を働いたとする贈賄疑惑が表面化している。ネタニエフ首相の求心力の低下は避けられない」と伝えた。

一方、14日のNY市場では、注目の1月米消費者物価指数（エネルギ―食品除く）が1.8％増加と発表した。NYダウは値を下げてスタートしたが、同日遅れて発表された1月米小売り高が予想のプラス0.2％に対してマイナス0.3%を受けて、米金融当局の利上げは緩やかなものとなるとして株価が反発、前日比253ドル高24,893ドルで取引を終えた。米国債券が売られ10年債利回りは2.9％を超えた。一方、このところの株価をリードしていた恐怖指数VIXが19.5％ポイントへ下落、相場に落ち着きが見られた。NY外為市場ではドル売り・円買いの流れは変わらず。1ドル＝106.97円、1ユーロ133.24円で取引された。低調な小売り高が利上げ加速観測を後退させた。14日のNY原油（WTI）は　バレル60.60ドルと60ポイントを再び回復した。オクラホマ州クッシング在庫が減ったことを手掛かりとした。一方、NY金はドル安、米小売り高減少を材料にオンス1,355．40ドルへ大幅反発した。」と15日付けブルームバーグ電子版は書いた。

15日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」に戻る。韓国KBSは旧正月の連休が始まったと伝えた後「米国の北への対応に変化が見られる。ペンス副大統領は「対話はありうる。しかし、対話と交渉は異なる。北への制裁を継続する米国の立場に変化はない。平和を望まないものはいない。」と述べた」と伝えた。シンガポールCNAは「英国際戦略研究所は14日、2018年年報を発表した。中国は空対空ミサイルPL15を今年中に配備。米国に追いつくことは中国の目標でなくなった。国防費のGDP比率は変化ないが、アメリカ支配の世界が揺らぎ始めた。これは軍事力で中国のプレミャーリーグ入りを意味する」と伝えた。（了）