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咳喘息の治し方 (2月24日の臨床実践塾)

2019-02-07 14:51:02 | 診断即治療と虹彩学
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咳喘息 



「咳喘息」は、咳が止まらない状態が数週間続いた場合に付けられる病名ですが、東洋医学的に診ると、「喘息」という言葉に疑問を持ちます。
喘息は、喘鳴(ぜいめい)をともなう発作性の呼吸困難などが出てくる慢性的な気管支の病気だからです。

しかし、この頃は、喘鳴がなく、呼吸困難がなくても、「咳が止まらない」というだけで、「咳喘息」という病名を付けられている人がいます。
こじつけで名付けた病名のように思えてならないのです。

きょう来られた方も、lineで「咳喘息も治りますか」と聞いてきたので、
「心包が原因の場合が多いので、心包を整えれば治りますよ。それと、この場合に、心包に影響を与えているのが肝臓になるので肝臓の疲れもあります」と返信しておきました。

それで、きょう来られたのですが、心包と肝臓の問題を知ってもらうために、胸の真ん中(膻中というツボ)を自分で押さえてもらい、心包からの反応を確認してもらい、それから肝査穴に1本鍼をしました。
「はい。これで胸を押さえた痛みは減っていると思います」と言い、自分で膻中を押さえてもらいました。
「あれ? 痛くないです」と言う。

それから、経絡を整える鍼をしたのですが、それが終わるころには、左腋窩を押さえた時の痛み(心包からの反応が出る部位)もほぼ消えていました。
「咳喘息」と言われた患者さんの場合、肝臓の疲労があるので、肝臓をどのように治療しようかと考えたのですが、この方は巨鍼の経験もありましたので、
「肝臓は巨鍼で整えますねー」と言い、肝臓裏だけに巨鍼をした。

今までの経験からすると、多分、これで咳は治まります。
だから治療もこれ1回で終わりです。
咳で苦しんでいる人がこの記事を読むと怒るかも知れませんが、治療は多くても2回もすれば治まります。

さて、ここが現代医学との違いですが、一般的な喘息は気道(呼吸をするときに空気の通る道)が狭くなり、いろいろな刺激に対して過敏になって、炎症や咳の発作が起こるとなっています。
そして、室内外の環境や運動、飲酒、ストレスなども発作の原因として揚げられ、特にアレルギーのある人に多いので、アレルギー反応によって、気道が炎症を起こしてしまうことも原因とされています。

そして、気になる症状があれば専門医(呼吸器科・アレルギー科・耳鼻咽喉科)で詳しく診てもらうことを勧めています。
しかし、専門病院で検査を受けても、これという原因は出てこないので、喉スプレー(ステロイド入りが多い)を出されるぐらいのようです。

スプレーを使うと、その場は楽になるのですが、「治るではない」のです。
何故だかわかりますか?
原因をしっかり把握できてないからです。

なぜ肝臓が疲れているのか、何故心包(心筋と考えてください)に異変が起こるのか。
それを考えて治療しないと、何週間も咳を止めることはできません。
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