ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

米・独、長期金利がジワリ上昇に転じはじめた:みずほコ-ポ銀、荒井守氏、30日、

2013-01-30 11:22:58 | 経済学
ワ―ルドWaveMorning「経済情報」(学校で教えてくれない経済学)


円キャリ―トレードをご記憶か?2004~08年に流行った。それが今復活した、と28日付けCNBC電子版に、DharaRanasinghe記者が書いていた。安い金利で円を借り、借りた円で金利の高い通貨を買って利ザヤを稼ぐ。円は安全通貨として買われてきた。いま円キャリ―トレーダーは安全通貨だった円を売りに転じた。安いから売る。売るから安くなる。安くなるから売る。売るからさらに安くなる。円はさらに安くなる。「2013年後半には、1ドル=100円まで値下がりする」と在シンガポール、Royal Bank of Scotland,JesperBargmann氏は話したと紹介していた。日本の輸出企業は1ドル=80円を切って青息吐息と伝えられた。足元、29日のNY外国為替市場で1ドル=90.75円、1ユーロ=1.39491ドル、1ユーロ=122.37円である。目が慣れて来たというか、ドル90円、ユーロ122円と聞いても驚かなくなった。様変わりである。

目が慣れて来たということでは、原油{WTI}相場がいつのまにかバレル100ドル台目前に迫ってきた。29日のNY市場で、バレル97.57ドルで取引された。28日付けCNBC電子版でSriJegarajah記者は「世界経済の傷が癒えて、3けた原油が見えて来た。」と書いていた。ドバイ原油はバレル113ドルと3けたに乗せた後も安定している。WTIは小刻みに上げながら97ドルまで戻してきた背景に「GlobalEconomyHeals」という言葉使った。スエズ閉鎖かと脅かされ、イラン・イスラエル戦争危機を囃され、シリア空爆様々の要因にも相場は大きく反応しなかった。それが世界経済が癒され需要回復とみて相場が動き始めたと指摘した。Healを英和辞典で調べた。①治る,癒える、②手を施す、③悩みなどが収まる、紛争などが解決するとあった。世界経済回復をRecoverでなくHealを使った。

為替・原油・金利を3点セットで昔から経済観測の物差し使い愛用している。最近の医者は脈さえとらなくなったが、からだで言えば体温や脈拍、血圧のようなものだと思っている。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」でも、為替、原油、金利は判で押したように紹介する。29日のNY債券相場は債券が売られ米10年物国債の利回りが2.0%に上昇した。日本の10年物金利は0.78%で留まっている。日米金利差からドル買い・円売りを刺激している。日本政府が提出した平成25年度予算では新規の国債発行42.9兆円、税収43.1兆円で税収が国債発行額を超えたとはしゃいでいる。役人が数字面を合わせただけだろう。7500兆円の国債残高はそのままだからだ。日本の財政が危機に瀕している状態は不変である。

29日、NY市場では、企業業績期待から、ミシガン大学消費者信頼感指数は期待以下だったが、株価は上昇、NYダウは、前日比72ドル高、13,954ドルで取引を終えた。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「米FOMC後の声明文を注目している。米独共に長期金利がジワリ上昇に転じている。」と解説していた。日本は、ゼロ同然の金利で長年沈んでいた。7500兆円の国債を抱えているから金利が少しでも上がるとたちまち頓死する。今後は長期金利の動向にも目が離せないだろう。(了)

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