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好奇心を持つ学生の減少は、日本の生命体としての衰退が始まった証か(学校で教えてくれない経済学)

2010-08-29 10:56:47 | 経済学
「好奇心を持つ学生が少くなっている。」と、昨日、ノボテル甲子園で開かれた母校同窓会総会で聞いた。「21世紀の大学が目指すもの、求めるもの」と題して、母校卒業生の西田正吾氏(大阪大学副学長)講演のあとの質疑応答の場で出たことばである。

「好奇心」を広辞苑で引いた。「珍しい物事,未知の事柄に強く気持ちがひかれること」と出ていた。英語では「好奇心が強い」ということをcurious(キュアリアス)と書く。40数年前、アメリカで「I’m curious」(アイム・キュアリアス)という映画が話題になった。

この日参加していた、小学校の先生を退官まで勤め、現在は画家である同窓のH君に、「さっきの好奇心を持たない話、どう思う?」と聞いてみた。「教育には①家庭の教育、②学校の教育,③社会の教育の3つある。好奇心を子供が持たなくなったのは、親の責任が一番だろう。」とひとことで答えてくれた。

「子供は親に教えられるまでもなく、好奇心の塊ではないか」と問い返した。「人間といえども、本来、生き物である。生き物である限り好奇心をなくせば生きて行けない。サルでも身近にいるネコでも犬でも体全身をアンテナにして生きているではないか」と話した。

時々顔を見せる孫を観察していてもそれは感じる。小学校2年生になったばかりの女の子だが、いろいろと質問してくる。どこまで理解しているか定かでないが、「ふーん?」といいながら、すぐに答えてやると、「わかった」と言わんばかりの満足そうな顔をしてくれる。

同窓会のメンバーに今年なったばかりの卒業生が多数参加していた。その内の一人に、「さきほどの好奇心うんぬんの話だが、どう思う?」と聞いてみた。「好奇心を持っているひとも、持っていない人もいる。色々なんじゃないですか。」と、それなりに至極もっともな返事がかえって来た。

この日も同窓会の司会をしてくれた母校卒業生で現在NHK大阪放送局の眞下貴アナウンサーは「我々マスコミの人間にとっても、好奇心を持つことが常々大事だと思っています。」と司会進行の過程でさりげなく触れていた。彼の口ぶりからして、NHKのアナウンサー仲間でも好奇心を持って取材する人が少なくなってきているのだな、と勝手に想像した。

英語のCuriousを辞書で改めて引いてみた。①好奇心の強い、②もの好きな、③奇妙な、④下品なとあった。ラテン語ではcuriosus注意深い。ラテン語の名詞形はcura心配、世話、治療。Curiousの名詞形はCure①治療、②回復、③救済、④保存と出ていた。

好奇心を持つ学生の減少は、日本の生命体としての衰退が始まった証かもしれない。(了)

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