13日、ＮＹダウ179ドル安、ドル円相場、一時、1ドル＝102円後半までドル安進む

（学校で教えてくれない経済学）


週明け1月13日、NYダウは179ドル安、1%強値下がりの16,257ドルで取引を終了した。先週末発表の雇用数が予測の1/3に止まったことで投資家に戸惑いが広がっていると13日付けWSJ紙電子版にDanStrumpf記者が書いた。ナスダック株価指数も61ポイント、1.5% 安、4,113で取引を終えた。米国経済データでは、先の雇用減少以外は悪いデータはない。しかし、　昨年27%上げた。少しずつ荷を軽くし、現金化しておこうとしているようだと書いていた。株は下げたが債券が買われ10年物米国債りまわりは2.827%へ低下した。NY外国為替市場ではドルが対円、対ユーロ共に下げ、1ドル＝103.00~02円、1ユーロ＝140.77~83円で取引された。NY原油｛WTI｝はバレル1%安、91.80ドル、NY金はオンス0.3%安、1，250.90ドルだった。

14日朝6時台放送のブルームバーグは「景気指標はほぼ全面的に好調である。米財政問題も落ち着いた。米輸出も最高の伸びを示した。米GDPは10~12月期4.1%増へ上方修正された。失業率は6.7%へ低下した。一部の企業では好調な決算を発表した。設備投資を増やす企業が出始めた。にも関わらず,13日ＮＹ株価は大幅に値下がりした。昨年30%近く大幅に値上がりしたことが4営業日連続値下がりの理由である。」と解説していた。14日朝7時台放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演の三井住友銀行、柳谷政人氏は「ドルが一時1ドル＝102円後半まで売られた。雇用統計が予想を大幅に下回ったことがドル安に圧力をかけた。大幅な雇用減少は悪天候だけでは説明できない減り方だ。失業率が低下したが労働参加率の低下が影響した。高値警戒感が出て来ている。」と解説していた。

一方、世界のニュースではタイでの反政府デモがバンコク主要交差点を占拠した。選挙が5月に延期される見方が出て来たと香港ATV、シンガポールCANが伝えていた。カタ―ルアルジャジ―ラはロシア、ラブロフ外相とアメリカ、ケリ―国務長官がシリア特別顧問入れてシリア停戦について会談した。現時点では具体的な進展は出ていないと解説していた。ドイツZDFはシャロン元イスラエル首相の国葬の様子を伝え、市民の姿は見えない。個人の希望で故郷の農場に埋葬されると伝えていた。ドイツZDFはシャロン元首相の国葬のニュースの後にデトロイトで13日開かれた世界自動車ショーの様子を伝え、電気自動車をドイツメーカーは売りこんだ。BMWは2020年には電気自動車で時速130キロを目指すと解説していた。自動車ショ―についてはアメリカABCも時間を割いて報道、アメリカ車が、ガソリンの値下がりと株高の恩恵を受けて、2013年アメリカの自動車生産が8%増、1500万台まで回復した。特にピックアップトラックが好調だったと解説した。米ABCはGM女性初のバーバラCEOを独占インタビュー、「自動車と恋に落ちた。CEOになろうと一度も考えたことはない。自動車は男社会の伝統がある。次に何をやるかを考えながら目の前の仕事を一生懸命やってきた。努力が報われて幸せ。」と答えていた。

日本では女性経営者が極端に少ない。日本も男社会であるが若い世代に期待したい。（了）

水仙全開(スケッチ＆コメント）

水仙全開

江嵜企画代表・Ken



正月3日に凍えそうになりながらバラを描いて、なんとなく元気がない水仙は後回しにして帰宅した。気にはなっていた。成人の日の1月13日に更地に出かけた。わたしのことを忘れないで来てくれたと言わんばかりに、歓びを体いっぱいに表して、元気に出迎えてくれた。

描かないで帰るわけにいかない。神戸も夜はさすが寒い。しかし、昼間は7~8℃まで気温が上がるのを幸いに、鉛筆デッサンした。自宅に持ち帰り彩色して仕上げた。

ヤフ―で水仙を検索した。Narcissus(雪中花）。原産地は地中海沿岸。室町時代以前に中国経由で日本へ入ったようだ。中国から球根が海流に乗って漂着したと見られるとあった。

水仙は中国での呼び名。仙人が天にあると天仙。地にあると地仙。水にあると水仙。水辺に咲く花を仙人にたとえた。

海外では水仙は『希望』の象徴。水仙の花言葉は「うぬぼれ」、「自己愛」、「エゴイズム」とあった。ナルシズムはギリシャ神話のナルシスから来たとあった。（了）