[手入れし易い髪型が大流行の秘訣？」 ：ヴィダル・サマ―ン氏８４歳で死去：10日、英BBC

（学校で教えてくれない経済学）


「ヒュ―ズが飛ぶ（Burn fuse）」という言葉が10日付けのWSJ紙電子版に
出ていた。子供の頃、ブレーカーのヒュ―ズをよく取り換えた時のことを思

い出した。今朝のWSJ紙の記事に、バ―ナンキ米FRB議長の、「必要な事態

になれば量的金融緩和策継続」というくだりで、“another round QE”とい

う言葉が出ていた。


大いに脱線する。大昔、ユダヤ人ロビストのMr.DanielsがAnother round?

(もう一杯いきますか)とソーダ割りのウイスキ―を、打ち合わせのあと、

勧めてくれた時に使ったround(ラウンド)という言葉をふと思い出した。

ユダヤ人は当時アメリカに600万いた。医師、弁護士、学者に今もユダ

ヤ人が多い。ダニエルズ弁護士と過ごした３年間で多くのことを教えて

もらい今も肥やしになっていることに感謝している。


ヒュ―ズが飛ぶという言葉は、ギリシャが総選挙後、連立政権を巡って

もめている状況について解説する文中に出て来た。Fuseを英和辞典で引

くと、名詞では①ヒュ―ズ②信管、導火線、動詞では①溶かす、②融合

すると出ていた。ヒューズが飛ぶと電気が消える。家中が当然真っ暗に

なった。ギリシャの第３政党が連立政権の交渉に入るがうまくいかない

と見られている。30日以内に再選挙することがギリシャの法律で決まっ

ている。ただ、当の記事を書いた記者が、このまま行けば、ギリシャは

お先真っ暗になると思ってfuseという言葉を使ったかどうかは本人に

確かめたわけではないので分からない。


10日、米労働省発表では、直近の米新規失業保険申請件数が予想以上

に少なかった。第3ラウンドの量的緩和QE3は見送られるのではない

か、と出ていた。失業保険申請者が減ることはグッドニュースである。

10日のNYダウは一時100ドル近く値上りした。しかし、ギリシャ情勢

不透明とQE3が見送られるとの見方から売られ、前日比19ドル高，

12,855ドルで取引を終了した。


今朝６時台の「ワールドWaveMorning」で米ブルームバーグの番組

に出演した投資会社、K.ブリス氏は「昨日、ギリシャがユーロ圏離脱

をECB(欧州中央銀行)が示唆した。しかし、これは警告に過ぎない。

新規失業保険申請件数が減ったニュースは材料にならない。自分

は一貫して弱気を維持して来た。米経済の実態は芳しくない。先

へ行けば実体経済の悪さが相場に反映される。」と実に明快だった。


「ワールドWaveMorning」（経済情報）に出演した大和証券キャ

ピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「ヨーロッパ

情勢がやや落ち着き相場は上げたが、ギリシャリスクから午後に

入り上げ幅が縮小した。JPモルガンが20憶ドルの赤字決算を出

した。回復ムードに水をさすかもしれない。」などと話していた。


10日,NY外国為替市場で、１ドル＝79.87~89円、１ユーロ＝

103.30~33円で取引された。NY原油【WTI】はバレル27セント

高、97.08ドル、NY金相場はトロイオンス1.40ドル高、

1,595.10ドルで取引された。様子見が続いている。どちらに

相場が向かうのか方向付けをつけかねているのだろう。


その他の「ワールドWaveMorning」では、オバマ大統領が同性

同士の結婚を支持すると発言したことを米CNN,フランスF2,

豪ABCが詳しく伝えた。フランスF2は同性同士の結婚を既に

支持しているオランド次期フランス大統領には追い風になると

伝え、豪ABCはジラード首相は反対に変わらないと話したと

伝えた。なぜオバマ大統領が半年後の選挙を控えて今のタイ

ミングでこの問題に触れたのか。先週、バイデン副大統領が

この問題に触れたからだ。ホワイトハウスはいらだちを

覚えていると報じた。米CNNは、米共和党大統領候補になる

と見られるロムニー氏は同性同士の結婚に反対している。


豪ABCは、中国では原発を16基動かしている。26基建設

予定である。香港から50キロの距離にある原発が放射能漏れ

事故を起こした。これを受けて香港での原発反対デモの様

子を写していた。韓国KBSは真夏の暑さが予測されるが、

電力の予備率が７％しか残っていない。短期では電力不足

に対応できないなどと伝えていた。日本では特に関西電力の夏

場の電力不足を原発稼働再開に結び付けて取り上げている。

韓国では冷房温度の上限を26℃へ引き上げる議論が出ている

と韓国KBSは伝えていた。


英BBCが60年代、世界の髪型で大旋風を巻き起こしたヴィ

ダル・サマ―ン氏が84歳で亡くなったと伝えていた。貧しい

ユダヤ人の家庭に生まれた。孤児院での生活から人生が

始まる。母親に会うことすらできなかった。昔のフィルム

を動員して時間を割いて報道していた。彼のヘアスタイル

がなぜ大流行したのか。手入れしやすかったからだとある

専門家が話していたことばが印象に残った。


扱いやすい、手入れし易いということは、全ての物事に当

てはまるような気がする。いろいろなことが組み込まれた

機械は概して使い勝手が悪い。３年という短い期間だったが

示唆に富んだ多くの助言をもらったユダヤ人弁護士と

重ね合わせてサマ―ン氏の訃報を聞いた次第である。（了）

人体惑星試論の入門書を張教授が準備中

張教授の教え子で、忠南大学で"ビジネス日本語"を教えているイファヒョン先生から、
【張南瑚教授と新城三六先生を日本の医学諮問委員として委嘱したいと存じます。】という書簡が届いた。

イファヒョン先生の奥さんは漢方医で、仲間の韓方医と韓方医科教授が意気投合し、「（仮称）韓中日東洋医学会」という学会を発足する運びとなり、大田大学の韓方医科教授を中心とした韓方医と韓方医大の学生が毎月1度集まり、韓中日の伝統医学について研究し、東洋医学を実践的に理論化しようとする研究会だそうです。

「韓中日東洋医学会」は来る5月12日、学会創立と第1回のセミナーを開催し、日本の医学研究のために拙著『人体惑星試論奥義書』を参考文献として勉強するそうで、2〜3年をかけて研究した後、韓医学会に正式に協会登録をし、本格的な学会活動を始める計画だそうです。

そして、今後のことを相談するために、26,27,28日に大阪に来られ、当院の治療風景と、臨床実践塾の風景を参観したいとのことでした。


いやはや何ともスピードのある国家です。


当院の客員研究員として来日している張教授は、木、金、土の臨床の合間を縫って、『人体惑星試論の入門書』を手掛けている。内容は、人体惑星試論を噛み砕いて、教科書として使えるようにするとのことです。

下書き原稿を少し読ませてもらったのですが、さすが長年教鞭を揮っているだけあり、「一段階」「二段階」「三段階」～と順序よく理論と実技を進めていくようです。

感心するのは、長年大学の教壇に立っている先生ですので、生徒さんの理解程度や考え方を把握していることで、「これを学生に理解してもらうには、このように説明したほうがいい」という、学生の立場に則った考え方で本をまとめているところです。

今のスピードでいくと多分、秋までには出版できるのではないと考えています。