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米大統領選挙戦争点は経済問題へ(学校で教えてくれない経済学)

2008-01-14 13:05:02 | 経済学
ヒラリー・クリントン候補が、ニューハンプシャー州、米大統領民主党予備選で、バラク・オバマ候補を、僅差で破った背景に、経済問題が選挙戦の「争点」(1ssue)になって来たことを裏付けたと1月12日付けのWSJ紙が、出口調査結果の一端を、紹介している。

 年収5万ドル(約540万円)以下の所得層で、クリントンは47%、オバマ32%、経済問題を懸念すると答えた層が、クリントン40%、オバマ36%、家計が苦しい層では、クリントン43%,オバマ33%だった。

1月15日にミシガン、19日にネバダ、26日、サウスカロライナ、29日フロリダと予備選が続くが、ミシガン、ネバダ、フロリダは、特にサブプライムローン問題で最も被害が多い州であることから、経済問題でどこまで選挙民の心をつかめるかがカギになりそうだ。

先週末、1月11日、NYダウは、前日比246ドル急落、12,606ドルで取引を終了した。ティファニー(Tiffany)がホリデーシーズンで売り上げを落し、アメリカンエクスプレス(American Express)が,クレディットカード焦げ付き増加を発表後、売られたことが引き金となった。米大手金融機関の決算発表を控えて米株価は軟弱地合いの展開が予測される。

1月12日のWSJ紙から以下紹介する。ミネソタ州、ミネアポリスの主婦、52歳、Connie Beckersさんは、「去年の秋以降、住宅ローンの返済が月300ドル(約32,000円)増えたので、埋め合わせるため仕事を2つにした。衣類は中古。新品は買わない。」と話した。

カンサスとネブラスカ州で、質業(Pawnshop)を手広く営業している、Topeka,
CEO,Dame Crumeさんは、「通常の貸し出しは、一件60ドル、100ドルである。それが、最近は、400ドル、500ドル、1,000ドルと借りる人が増えてきている。」と話した。

NYで中古ダイヤモンド店を営業している、Michael Goldsteinさんは、「金製品を売りに来る客が急に増えた。特に最近は、金相場が急騰した結果、宝石をお金に代える動きが加速化してきた。」と話した。

ガソリンのスタンド売りの値段が、今年1月、ガロン(3.785リッター)、3.10ドルに値上がりした。昨年12月は2.99ドル、一年前は2.28ドルだった。米国では、車は日本で言えば下駄である。ガソリンの値上がりは、家計を直撃する。同時に食料品も値上がりしているから、米国の消費者は、益々、節約的にならざるを得ないのであろう。

ほぼ毎日、WSJ紙を読んでいるが、記事に、質屋さんが登場したことはめずらしい。経済問題が大統領選挙の争点となった。米消費者の懐具合がおかしくなり始めたようだ。(了)

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