ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

SBI大学院大学の授業・「ネット経済・経営学」担当教師・北尾吉孝学長

2013-04-18 09:14:01 | SBI大学院大学
今期から、担当教師が変わったので、今までとは内容がだいぶ違うかも知れませんが、北尾学長の科目は、多くの学生がビビったのではなかろうか。(^_^;)

北尾学長は、ソフトバンクのCEOを勤めていましたので、ネット経済、特に金融関係についての研究はすごい!
学者さんなので、当然と言えば当然かも知れませんが、何が凄いかと言うと、経済学や経営学の基礎に「人間学」を置いているところです。

多くの学生さんが学長の『君子を目指せ、小人になるな』を購読して、入学を決めたのではないかと思いますが、私もその一人で、「事業をする前に人間性が大切であり、人間学を学びながら社会を考え、人の幸せを考えることが価値ある人生なのだ」という教えは、SBI大学院大学の特権のように思われる。

しかし、授業は厳しいと言ってよい。
例えば、第一章の課題は「インターネットビジネスの特徴を踏まえて、一ネット企業を例に挙げ、その企業のビジネスモデルについて分析せよ。」ときた。
第二章では、「ネット金融ビジネスのさらなる量の追求のためには、どのような施策が考えられるか。自身のアイデアを述べよ。」とくる。

ビデオを視聴して、そこから課題について考えるのですが、このような課題の出し方になると、教授が何を考え、何を求めているかがわからなければレポートが書けない。
だから教授が書かれた書籍を片っ端から読む。
北尾学長の書籍はけして少なくないので、類似する内容の本は斜め読みでしたが、それでもきつかった。
ちょうど年末に難しい課題が出ていたので、「正月をさせないつもりだな」(笑)と思いながらも課題に取り組んだ。
そして、太齋先生の「問題解決力」のレポートとも重なったので、年末年始のテレビ番組を見ることなく、お酒を飲むこともなく、年を過ごした。

しかし、この科目で学んだことは、世界はすごいスピードで進んでいるということでした。
例えば、今は小学校からパソコンを使っていますが、そのスキルは、中学になると多くの子どもたちがソフト開発をするぐらいになる。

そして、その子らが大人になるのはすぐ!
パソコンを使うことなく事業が成り立たなくなる!

そこで鍼灸業界を振り返ってみた。
愕然とした。
なんと遅れている業界だろう、と思った。

鍼灸技術についても同じです。
ネットを使えば、もっと早く、もっと高度な治療ができる。
私はそういう提案をしているのですが、わかってくれる人は僅かです。
それどころか、「今の状態を変えて欲しくない」と思っている人のほうが多いようです。

だから我々は、先に行くことを決めた。
変化を拒む人に構っている暇はない!
2~3年後のことも考えることができない人に構っていられない!

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SBI大学院大学で学ぶ「朱子学」「孫子の兵法」「中国兵法」 担当福田晃市先生

2013-04-14 22:53:53 | SBI大学院大学
人間学を学ぶための月刊誌として『致知』があります。(SBIの学生がよく読む)
その 致知のHP には、こう書かれています。

======================================
人が人に成るための学びには2つがあります。1つは時代に即した知識や技能を得る「時務学」もう1つが「人間学」です。そして、時務学が「末学」と呼ばれるのに対し、人間学は「本学」と呼ばれます。
人間学で徳を養うから時務学で得た技能も知識も生かすことができるのです。
逆に、徳を学ばない人がいくら知識、技能を勉強しても正しく用いることができません。
======================================

鍼灸大学や専門学校で鍼灸学士や鍼灸師になるために知識や技能を学びますが、人間学(道徳)はあまり教えられないようです。

「朱子学」も人間学そのものですが、朱子学は鍼灸関連の書籍にも出てきます。
それは、日本の医学の原点とも言える学問で、大阪大学の原点も朱子学からきた「適塾」だからです。
ですから、大阪大学を卒業された方々は、全て適塾を知っているはずです。

そうです。

あの緒方洪庵先生が建立した「適塾」が原点になっているわけです。
その適塾だった建物は、今も地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅から5分のビジネス街の中心にあります。




これが大阪大学の原点とされる適塾



福田先生は、私心のない方です。
それは、「経世済民としての朱子学」を研究してきたからだと思います。
ですから、福田先生の授業では、参考図書や授業で使うテキスト以外にも、無償で膨大な資料が提供されます。

SBIの教授陣紹介で、福田先生の略歴は次のように掲載されています。
大学では政治学を学び、大学院(修士課程)では教育学を学ぶ。 そのかたわら中国の古典に学び、「古為今用(古人の知恵を現代の問題の解決に役立てる)」の精神で、 中国の古典(主に中国兵法や朱子学など)の普及に努めている。 その手段として、教育活動、執筆活動のみならず、電子書籍やCDの制作等にも関わっている。
著書:『基礎からよく分かる「近思録」』、『100の兵法の法則がマンガで3時間でマスターできる本』、 『超要点解説とキーワードでわかる・使える孫子の兵法』、 『超要点解説とキーワードでわかる・使えるはじめての論語』、『もうひとつの「孫子の兵法」』、 『中国人に学ぶ謀略の技術』、『みるみる身につく孫子の兵法』、『中国の兵法に学ぶビジネスフレームワーク』、 『萌訳☆孫子ちゃんの兵法』、『萌訳☆孔子ちゃんの論語』、『ビジネスに効く!孫子の兵法』、 『人生に活かす!論語』、『「孫子の兵法」に学ぶ仕事力 実践ワークブック』CD:『ボイスCD 45秒?でわかる!萌訳★孫子ちゃんの兵法』

最近出版された『孫子の「兵法」仕事力』もありますが、これはまだ大学院のHPには掲載されていないようです。


福田先生の講義は、「朱子学」以外にも、「孫子の兵法を現代に役立てる方法」や「中国兵法」なども履修しましたが、講義でも九州弁が混ざってくるので、非常に親しみを感じます。
例えば、兵法の話をするときなど、「これはいかんばいと言って、こちらに逃げるわけですね」という具合で、そのローカルさは全ての学生が、親近感を持ちながらビデオを視聴していると思われます。

講義内容としては、カテゴリーに即した範囲なのですが、レポートがちょっと重く、ディスカッションもありますので、時間的には少々厳しいところがあるかも知れません。

ただ、私の場合は、福田先生の科目を履修しながら、鍼灸治療の関係に応用しますので、一石二鳥になりました。
例えば「兵法」は、現代の経営学に用いられるのが殆どですが、原理原則の書かれた本ですので、鍼灸治療にも応用できるわけで、3月の臨床実践塾では、「兵法と鍼灸」とタイトルして講習をおこないました。

応用した内容を少し紹介しますと、以下のような内容になります。
実虚②:相関関係を使う(敵をばらして弱くする)
 頭七を使えば陰経と陽経を一度に治療できます
 六腧穴を使えば一度に二経の治療ができます
 自経補寫と対応経絡の査穴を使えば一度に四経の治療ができます
 七星鍼法の演算表を使えば病因から治療法までが読み取れます
 背部兪穴を使えば治療効果を長持ちさせられます

九変②:患者のコントロール(五利:融通をきかせる)
 使わないほうがいい鍼もある
 治療をしないほうがいい患者もいる
 「治る」と言わないほうがいい患者もいる
 患者の話を聞かない(鵜呑みにしない)ほうがいい時もある
 知っていても言わないほうがいい時もある(例えばガンの反応)

九変③:性格の違いに応じて(五危:性格の違いをみる)
 鍼に耐性がある(身の危険を考えない)
どんな治療でも可能
 鍼に恐怖がある(身の安全を考えている)
理論的に理解させて弱刺激で治療
 怒りっぽい性格(おちょくりやすいが、おちゃおくらない)
治療後の結論まで説明しておく
 真面目な性格 (恥をかかさない)
はっきり「治ります」と告げる
 優しい性格  (煩わさせない)
治療に対して正直に言わない可能性がある


SBIの授業で教える「論語」は、孔子の子孫である孔健先生が担当していましたが、個人的には福田先生が書かれた『論語』の翻訳方法が好きでしたので、ブログには福田先生の本を参考にしながら 「論語と鍼灸」 として書き綴りました。


福田晃市著『人生に活かす!論語』

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SBI大学院大学で人気の細沼藹芳(ほそぬま あいほう)先生

2013-04-11 03:43:52 | SBI大学院大学
何故鍼灸師が経営学を学ぶ必要があるのか、と疑問に思う方は大勢いらっしゃると思います。
私もそうでした。
しかし実は、プロになると全てを自我関与させるので、何を学んでも鍼灸と結び付けて考え、学んだことを如何にして鍼灸に活かすかと考えるし、鍼灸技術の前に人間学(経営者の学問)があることに気付いたのです。

例えば、Mr.マリックの手品を見て、これを鍼灸に活かせないかと考えたのが、「瞬間骨格矯正鍼」になり、経営学のPDCAサイクルを活かしたのが「診断即治療」や「臨床方法」になり、経営学のHRM(ヒューマン・リソース・マネジメント)やコーチングが、患者さんやスタッフと尊重しながら関わることに繋がるのです。

則ち、「何を学ぶか」ではなく「どのように学ぶか」だと思うわけです。



細沼先生の授業は、近代経営者哲学研究、ビジネス中国語、中国企業論、中国市場戦略、経営戦略概論と5教科履修しました。

ただ、中国語は少し勉強したことがあったので、「学びて時にこれを習ふ、亦説ばしからずや」のつもりで受講しましたが、Face bookを使っての討論は非常におもしろかったし、とても有意義でした。
知っているつもりでも、(中国語で)書き込みをすると、後に残るので辞典で調べたりしながら投稿したのですが、自信があるつもりで辞典を引かずに書き込んだ文章が、後日読んでみると間違っていたりしていました。書き直そうかと考えながらも、「恥をかくことも進歩の糧だ」と持論で押し通して、そのまま残しました。(←私の欠点)

何度も言いますが私がこの大学に入学する最初の目的は、「人間学を学ぶ」でした。
ですから「人間学」の科目だけの単科入学を考えていたのですが、周りの人たちは、「どうせ行くなら本科のほうがいいよ。3割ぐらいしか卒業できないと言っても、新城さんならできるよ」と無責任な(笑)発言をしていました。

単科だと学費が割高になることもありましたので、「お調子乗り」の私は、彼らの言葉に煽られて本科に入学してしまったのです。
1年目の年末年始は発狂するのではないかと思うほどのレポートと試験が重なり、その年の年末年始のテレビ番組はほとんど見ることができなかった。
辛いですよー、お酒も飲めないし!

細沼先生はビデオでにこやかにお話されますがが、「近代経営者哲学研究」の渋沢栄一の研究では、「う~ん、深い!」と思わせる授業内容で、レポートもそれなりに重かった
参考図書の『論語と算盤』以外にも、渋沢栄一の本を読んでいたのですが、私が本を読むときは、常に「その本をどのように鍼灸治療や鍼灸院経営に活かすのか」という視点で読んでいますので、経済学の視点とは多少違うところがあり、改めて読み直したりした。
本を読まないとレポートが書けないので、その頃出かけるときは、必ず渋沢栄一の本を手にして、家から2~3分の西中島駅までも本を読みながら歩いたものです。

その科目ではディスカッションもありましたので、皆さんと討論をするのですが、印象に残っているのは 平田賢太郎さん です。
彼は「会社で稲盛和夫さんの本を参考図書にして、稲盛哲学をみんなで勉強している」と話し、討論内容も哲学的発言をするので、とてもおもしろかった。

「中国企業論」や「中国市場戦略」は、私が行なっている「虹彩学」や「スクレオロジー」のインターネット通信教育が、中国や韓国に自動的に進出する可能性があると考えていたので履修したのですが、履修して良かったと思います。
その2科目を履修する前にも、『なぜ中小企業の中国・アジア進出はうまくいかないのか?』とか『アジアビジネスで成功する25の視点』、『中国人にはご用心』、『台湾人にはご用心』、『東洋経済』なども読んでいましたが、「分析」や「戦略」を挟んで聴く中国事情は違います。

例えば、中国企業論では、単に「中国企業」と言っても、「国有企業」、「民間企業」、「外資系企業」の三つに分類することができ、それぞれの企業が抱える問題などを考え、本を読み、ネットで調べて整理する。或いは、日本の新聞や経済雑誌に取り上げられる中国企業の課題について考察を述べたりするのですが、レポートを最後までまとめても、結論を出す段になって、授業で教わった内容からの確信が得られなければ、そのレポートは捨てなければならない。

私が最初に履修したのは、「経営戦略概論」ですが、その目的は、細沼先生は中国から留学生で来日し、SBIの准教授や他の大学でも講師をしているので、その戦略が知りたかったのです。
自国でもなかなか夢は実現しにくいものなのに、細沼先生は異国で夢を実現させているので、その段取り方法や目標設定の仕方の「発想方法」を学びたかったのです。

楽しかったのは、対面授業の後の「飲み会」。

社会人大学なので、飲むときは同じ立場のような雰囲気なので、「友達みたい」になれるところが面白かった。
私が非常勤講師をしている鍼灸学校は、「学外で生徒と会ってはいけない」「生徒とメールでやり取りしてもいけない」と、まるで犯罪者扱いなので(笑)、よけいに楽しく感じたかも知れませんが、とにかく楽しかった。

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SBI大学院大学・石川秀樹先生≪アベノミクスとは何か?≫

2013-04-10 06:35:50 | SBI大学院大学
景気が少しずつ良くなってくる気配を感じている人が増えてきたようです。

SBI大学院大学の石川秀樹先生が 緊急特別講義 として「アベノミクスとは何か?」というタイトルで講義をした動画です。

とてもわかり易いので、42分、時間のある方は視聴してみてください。

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30冊無料プレゼント『本物の「美味しい空気」のつくりかた』

2013-04-08 14:46:15 | SBI大学院大学
先日紹介しました、駿河屋の社長・一桝靖人さんが本を出しました。




申し込み方法は こちらから。

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SB I大学院での≪ブランディング&マーケティング≫は鍛えられます(笑)

2013-04-07 11:12:09 | SBI大学院大学
「ブランディング&マーケティング」及び「ブランディング&アドバタイシング」を教えている刈谷裕子先生は、「先生と呼ばないでください」と、学生全てにニックネームをつけて、自分の名前も「好きなように呼んで、カーリーでもいいし、かりこさんでもいいし、好きなように呼んでください」と最初に言ってくる。

大学で教えている先生の中には、変わり者と呼ばれる先生が多いのですが、かりこせんせもなかなかの変わり者のようです。
もっとも、教えている科目からしても、変わり者のほうがいいような気もせんでもない。(笑)

関西出身なので、言葉は早い。
が、頭の回転も速いようで、もたもたしていると落とされそうになる。
しかし、かりこせんせの理論はわかりやすいし、おもしろい。

そしてかりこせんせは、こう言います。
================================
私が目指しているのは、理論=ロジック=座学ではなく、実践で活かせるブランディングとマーケティングです。
座学なら本を読んで“分かったつもり”で良いと思うのですが、大学院で学ばれる方々は経営者や起業家や会社の幹部候補生などが多いので、実践の現場ですぐに活かせる授業でないとダメだと常日頃から肝に命じています。
ブランディングのメソッドを通して仕上がる戦略構成(図=CARICODEN®)に出て来る『ブランディングアイデア』は、別名『魂胆』であり、人のカラダでいうと『丹田』にあたります。
これがバチっと出て来ると、その後の戦術(マーケティング施策やアドバタイジング活動)もブレやズレが無く、スムーズに展開出来ます。

戦略構成(図=CARICODEN®)


かりこせんせの、パーソナルブランディングを含む、ブランディングメソッドの知識の教授・セミナーの企画運営・印刷物や資料・書籍・DVD等々の商標登録


================================

例えば、かりこ流で授業を再現するとこうなります。
「ブランドとは何か?街に変な帽子をかぶって、変な格好をして、変な歩き方をしている人がいたら、皆さん気がつくでしょう。それよそれ、それがブランドなのよ」。
その人を見た皆さんの心には、
「その人の価値」が存在することになるわけよ。ネ?」
「その価値に、皆さんが好感を持ってくれたら、その人が販売しているのを買いたくなるでしょ。そのためにブランディングするわけよ。ブランドとは出来上がったもので、ブランディングというのは、アイ、エヌ、ジー、が付いて進行形になるから、変化に伴って動いているものになるわけでしょ。ネ」

なるほどわかり易い。何かで有名になると、その人が宣伝する商品は売れる。
それは、その人のブランドを使って販売しているからで、その行為をブランディングというわけですねー。

では、何故ブランディングが必要なのだろうか。
ブランディングを行なうことで、ブランドとしての付加価値をつけ、ブランドの存在を知ってもらい、その後に好きになってもらうようにすると、そのようなモノが欲しくなったら、或いはそのサービス(鍼灸だと治療)が受けたくなったら、最初にそのブランドを思い出してくれるから売れる(鍼灸だと来院する)わけです。

さらに、かりこせんせは、ブランディングをする時のテクニックとして、「好きな人のことを思い出せばわかりやすい」と言う。
則ち、如何にして彼女(彼氏)に好きになってもらうかを考え、それを企業や商品に当てはめて行くというやり方で、自分の魅力を探す方法、自分の魅力を活かす方法、彼女や彼氏の欲求を知る方法、といろいろなスキルがありますが、それを実践しながらレポートにまとめていくわけです。

そのフィールドワークには「インサイト調査」というのがあり、少々辛いものがありましたが、その辛さの程度で中身の重さが変わってくるようです。
現在SBI大学院でマーケを学ぶ学生さんのために、私が行なったインサイト調査の方法を紹介しておきます。

インサイト調査とは、自分の長所と欠点を他人に聞いてまとめる仕事ですが、これがなかなか難しい。
特に日本人はそうだと思うのですが、面と向かって「お前の欠点は~」なんて言える人は、そうそういるものではないので、「俺の欠点を教えてくれ」と言うと逃げてしまう。
そこで考えたのが、「長所・短所表」を作って、それを持って友達のところへ行き、授業の課題を説明した後で、最初に長所から言わせ、その後に短所表を見せながら、自分から「この短所は当てはまる気がするが、君はどう思う?」と質問をする。
そうすると、「ああ、ちょっとあるかも知れないなぁ」なんて言いながら、どんどん深く入っていくことができます。
もうちょっと書きたいのですが、「カンニングの薦め」ではありませんので、ここまでにしておきます。

かりこせんせの特徴と言えば、メールの返信にもあります。
質問のメールを、ヒョロヒョロ玉で送ると、早い時は5~6分、遅くても30分以内には、機関銃で撃ち返してきたかと思うような返信メールがくる。
だから、かりこせんせにメールを送るときは、「多分、このような返信がくるのではないかな」と想像をしてから送っていた。
でないと、こちらの返信が船便のように思われるからです。

SBIで学ぶ学生は起業家や会社の幹部候補生などが多く、「このグループで先鋭隊をつくると、凄い勢いで突き進んでいくだろうな」と思われるのですが、それは多分、かりこせんせのような「機関銃返信メール」を浴びせられるのも一つの原因ではないかと考えました。

だから、学ぶと言うより、起業家や幹部候補生としての「特訓」のようにも思えるときもありました。

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SB I大学院大学の「剛毅木訥」の男

2013-04-07 09:07:44 | SBI大学院大学
論語に「剛毅木訥仁に近し」(剛毅で飾り気のない人は、道徳の理想である仁に近い)というのがありますが、「匠」と言われる人に多いタイプと考えます。

匠とは、大工、細工師、職人のことですが、技芸に長じた人や、学問や芸術で一家をなす人のことを、学匠、楽匠、巨匠、師匠、宗匠などと呼び、一般的に使われるのが師匠のようです。

中国へ行くと、タクシーの運転手も「師匠」と呼びますので、20何年か前に、友達の中国人に聞いてみました。

「何故師匠なんですか?」

「免許を持っている人少ないからです」

わかりやすい。
その頃までは確かに免許を持っている人は少なかったので、師匠と呼ぶに匹敵していたのだろう。

さて、話を戻しますが、SBIにも「剛毅木訥」の人がいます。
前にも紹介したことがあるのですが、「駿河屋」の社長・一桝靖人さんです。
私の話よりも、 こちら を読んで頂いたほうが「剛毅木訥」がよくわかると思います。

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SB I大学院大学のHRM(ヒューマン・リソース・マネジメント:人的資源管理)

2013-04-06 04:30:20 | SBI大学院大学
鍼灸師や鍼灸院経営者に受けて欲しい授業の一つがこれですが、秋にはこれに並ぶ「コーチング」という授業がありますので、興味のある方は単科生で受講されてください。
「コーチング」に、私と知人の鍼灸教員が参加する予定です。


鍼灸治療は1対1で行うのが基本なので、患者さんの心理を見るようにしなければならないし、助手も一緒にブースに入るときには、助手の心理状態も把握しておかなければならない。
つまり、治療は人と人の交流になるので、「マネジメント」が必要になってくるのですが、「マネジメント」とは、人を采配するのではなく、自分で自分を采配することで始めて「マネジメント」の役割が果たせるということになるようです。

私はこの科目を、昔の感覚で「労務管理」と認識してしまい、HRMの授業を受けるまでは「労務管理」の域から脱してなかった。
授業で「如何に自分が変われるかが主題となるだろう」と、重田先生は何度も話されていましたが、授業が進むにつれて、その「言葉」の意味だけはだんだんわかってきました。しかし実際には非常に難しい課題で、現在も悩み続けており、HRMを自分のものにするには、3年はかかるのではないかと考えています。

若いころから独立して事業をしてきた自分は、労務管理の勉強を少しやりましたので、自分なりに「人材マネジメントのことは知っているはずだ」と考えていたのですが、蓋を開けたら何も知らない自分がそこに「寝て」いました。(笑)

経営戦略や事業計画の授業で最初に教えられるのは、「企業の資源はヒト、モノ、カネ」(最近では情報、時間などが入る)と、「顧客が欲しいモノを提供する。自分が売りたいモノを提供するのではない」ということですが、HRMは後者の台詞に置き換えることができ、「人材が(社員が)欲しがっているのを提供する」ということになります。
則ち、内発的動機付けをどのようにするか、が課題になり心理学の分野になりますが、ヒトを資源と考えた場合、これほど価値のあるものはなく、これほど変化があり、これほど難しいものはありません。

担当の重田孝夫先生は、英語が堪能で、ゴルフやワインが好きなので、それらを比喩に用い、よくゴルフのスイングやフランスのワインの産地などを例にあげながら講義をしていましたが、ゴルフやワインやフランスの話以外にも、いろいろな比喩を用いて、学生にわかり易いように教える方法を研究されているようでした。

授業はビデオとメールでのディスカッション、そして試験で行われますが、メールは極力省略化した文章で書くように指示が出され、さらに「巧言令色は要りません」と前置きされ、ところどころでメールの書き方の指導がなされます。
また、メールは「Googleグループ」という秘密のグループで、受講している全員が全員のメールを見られるようになっていますので、フィードバックで恥をかかないように、簡潔明瞭に書く訓練をさせられることになります。

メールのことで何よりも驚いたのは、夜中の1時や2時にメールを送っても、即座に返信されてくることです。(これはブランディング&マーケティングの刈谷先生も同じです)
私は、「教授はお休みになられているだろうから返信は明日だな」と思いながらメールでディスカッション用の投稿をするのですが、30分~1時間ぐらいで(※Googleグループへ投稿された後、Googleから全員にメール配信されるタイムラグがあります)投稿に対するコメントが返されて来るのです。
ほんとにギョッとします。

授業の回数が増すごとに、「こんなに中身の濃い授業はない」と何度も感じたのですが、一緒に勉強する仲間に追いつけるように何とか頑張ってきました。
しかし、第15章の配信がなかなかされないので、「あれ?私は落とされたのだろうか」と不安になりました。

そしたら、なんと「第15章のビデオ配信はありません」と案内が出され、前後して、仲間のピーターさんの提案で、「ワインバーでの親睦会」の案内が来ました。
そして、「これが第15章の学習内容らしい」という囁きが聞こえてきました。(重田先生も人なつっこいので、ピーターさんがこの企画を提案したと思います)
これにも驚きましたが、メンバーの中でも会いたい方が何人かいましたので、「木、金。土以外なら参加できます」とメールを送り、それが叶い参加できました。


中二階のある広くてオシャレなバーでした。(恵比寿だったと思います)


授業のテーマと内容は以下のようになっていますが、私はこれらを鍼灸治療や鍼灸業界に当てはめながら受講してきました。

第1章 ヒューマン・リソース・マネジメント(HRM)とは
内容:
‐コース・オリエンテーション
‐HRMの目的
‐HRMの役割

第2章 HRMの形態:戦略と組織、人材の関係
学習目標
1.経営理念、事業戦略、組織、人材によるHRMの形態の違いを理解する。
2.経営とHRMの理念、基本方針が一致していることの重要性を学ぶ。

第3章 HRMの形態と人材育成:鵤工舎
学習目標
1.客観的に仕事の出来栄えを確認することの重要性を理解する。
2.宮大工集団「鵤工舎」のケースを通して、HRMのあり方を考察する。

第4章 第4章労働人口減少時代のHRM
学習目標
1.労働力人口減少の影響を概観する。
2.労働生産性向上のために果たすべきHRMの役割と課題を理解する。

第5章 仕事自体での動機づけ
学習目標
1.内発的動機づけの枠組みを理解する。
2.内発的動機づけへの課題を整理する。
3.目標にチャレンジすることで、成長し、達成感を得る心構えを理解する。

第6章 能力・適性の評価育成
学習目標
1.能力・適性検査の位置づけを理解する。
2.能力・適性評価の方法を考察する。
3.人材育成への流れを考える。

第7章 キャリア開発
学習目標
1.キャリア開発のあり方を考察する。
2.エグゼクティブへの要件を整理する。
3.事例に学ぶ。

第8章 職場風土の改善
学習目標
1. 職場風土の構成要素を考察する。
2. よい職場風土に共通する項目を理解する。
3. 調査票から職場風土の要因を把握する。

第9章 管理・コーチングスキルの向上
学習目標:
‐6つの管理スタイルを理解する
‐目標による人材マネジメントの概要を理解する
‐動機付けを踏まえたコーチングを理解する

第10章 企業の成長と時代の変化
学習目標
1.企業の成長に伴う組織の変化、組織構造の違いを理解する。
2.時代や環境の変化に対応する組織を作るうえでの課題を考察する。

第11章 合併・企業統合と人事制度
学習目標
1. M&Aにおける組織・人事統合のポイントを理解する。
2. 統合に伴う人事制度の統合の流れを理解する。
3. 企業統合後のHRMの課題を考察する。

第12章 HRMに係わる法規制
学習目標
1. サービス残業をなくすポイントを理解する。
2. 男女雇用機会均等法の内容を理解する。
3. セクハラ・パワハラの概要と防止策を考察する。

第13章 グローバルなHRM
学習目標
1. 現地スタッフの登用の課題を整理し、成功要因を考察する。
2. 外国における採用、評価、賃金制度の概要を理解する。
3. グローバルな人材の活用の前提となるInternational Assignmentの制度のポイントを把握する。

第14章 外部資源の活用
学習目標
1. Strategic Sourcing の概要を理解する。
2. オフショアの候補地の選定方法を理解する。
3. 外部資源活用に際してのポイントを考察する。

HRMは、仕事だけでなく、家族や友人との交流にも必要不可欠な勉強なので、「一生かけて学ばなければならない」とココロに誓った。

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SBI大学院大学の学生さんは、このように言っています (^_^;)

2013-04-05 14:52:19 | SBI大学院大学
≪SBI大学院大学の「この先生のこういうところが良かった」(教え方でも性格でも)とか、「SBIでこんなことを学んで事業に役立てられた」とか、「SBIの学生はこんなところがいい」というような投稿をいただけないでしょうか≫
とSBIのFace bookに書き込みましたら、以下のような投稿がありました。


高橋映治さん
【マーケのカーリーはとても実践的で良かった。今はうちの顧問になってもらってます。】
※マーケ=ブランディング&マーケテイング
※カーリー=刈谷裕子先生

柿崎純さん
【どの先生の講義もハードでしたが、個人的には細沼先生の講義がハードだったと感じています。
講義はソフトな語り口で進められるのですが、小テスト・リポートとなると答案を作成するのに(過不足なくしっかりまとめるということです)相当苦戦させられました。
ただ、そのおかげで「要約のコツ」というものを自分なりに身につけることができたと感じてます。
もちろん、中国のことを意識するようになりました。】


細沼先生の履修については後程書く予定ですが、細沼先生に「先生の科目はほとんど受けましたよ」と話したところ、「単位が取りやすいから?(笑)」と話していました。
そういうつもりで受講したのではありませんが、たまたま5科目とも成績が良かったからだと思います。

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SBI大学院大学での「問題解決」と「ロジカルシンキング」

2013-04-05 07:36:25 | SBI大学院大学
このSBI大学院大学に関する記事は、これからSBIで学んでみようと考えている方々と、SBIで学んだことを日々の臨床や鍼灸院経営にどのように活かしているかを簡単に説明したものです。
私が入学するときや入学して1年間は、身近にSBIのことを知る人もなく、相談する人もいませんでしたので、その点ちょっと苦労しました。ですから、もしこの記事を読んでいる方の中に、SBI大学院大学のことで質問等がございましたら、私の時間の許す限り相談に乗りたいと考えておりますので、メールを送って頂ければ、相談に応じます。

同時に、大阪医療技術学園専門学校・東洋医療技術教員養成学科の相談にも応じます。(^_^;)



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「問題解決力」と「ロジカルシンキング」(論理的な考え方と、その技法)を、鍼灸治療に活かしたいと考えながら組み立てたのが『人体惑星試論奥義書』で、その入門書が『七星論入門』です。

SBI大学院大学の必修科目の中に、「問題解決力」というのがあり、担当は太齋利幸という先生です。
太齋先生が担当する教科は、①「問題解決力」、②「ロジカルシンキング」、③「起業会計実践」、④「資金調達実践」、⑤「事業計画演習」の5科目ですが、事業計画演習以外は全て受講しました。

資金調達実践や問題解決力を学んでいるときに、その明るさに親しみを覚えたからです。
人に何かを教えてもらうというのは、教えてくれる先生の人柄も学びますので、4科目も一人の先生から学ぶというのは、その人柄も学びたい、と考えるからだと思います。

履修も大事ですが、履修よりも先に「この先生の生き方はいいなー」と感じたわけです。
太齋先生の明るさは人を惹きつけますし、講義の中で家族や仕事仲間、スポーツ仲間のお話が出てきて、「人間愛」に満ちた「仁」が滲み出ています。

「仁」とは何かと言いますと、他人を思いやる心であり、他人を敬う心でもあるので、儒教での最高徳目になっています。
ですから孔子のお弟子さんらがまとめた『論語』にも、【巧言令色、鮮なし仁】(口先が巧みな人に誠実な人は少ない)とか、【剛毅木訥、仁に近し】(剛毅で飾らない人は、徳をそなえた者に近い)、などと、「仁」についてたびたびできてきます。
則ち、人間学の根本となる言葉で、私がSBIに進学を決意した最初の目的でもあります。

太齋を日本語で発音すると、「ダサイ」になってしまいますが、中国語にしますと「太」「斋」となり「太=とても、たいへんに」「斎=精進する」(たいへんに精進する)と訳すことができますので、「たいへん精進する人」と解釈することができ、とてもいい感じになります。

授業のビデオでは顔を少し横に向けて、「ん!」という感じの表情をしますが、その表情には優しさがあります。太齋先生は、普段から大変気遣いをされる方ですので、それが癖になっているようです。

授業の内容はどうかと言いますと、非常にわかりやすく、優しく説明してくれるので、気安く試験を受けたら、「あら~っ?」というような問題が出る場合もありました。(笑)

太齋先生は、地元の信用金庫を退職してから、この職に就いていますので、会計・金融関係・交渉力などに長けていると考え、最初に「資金調達実践」の科目を選びました。
その時、資金調達の必要はなかったのですが、それを学べば後輩に実務的な資金調達方法を教えることができると考えたわけです。

その後、必修科目である「問題解決力」を履修し、その後に「ロジカルシンキング」を履修したのですが、これらは全て生涯を通じて学ばなければならない科目であり、私が目指す鍼灸治療や鍼灸院経営に必要な科目でもあったわけです。

鍼灸の古典には、持論否定の矛盾が多々ありますが、それを解決するのには「問題解決力」が必要であり、解決するためには「ロジカルシンキング」(理路整然とした論理的思考)が必要になり、鍼灸理論を組み立てるためには、打って付けの学問だと考えたわけです。

「問題解決力」は必修でしたので、初年度の後期に履修しましたが、「ロジカルシンキング」を2年度の後期に履修したのは、ある程度自信があったからです。

しかし、「問題解決力」は5段階評価のAでしたのに、「ロジカルシンキング」はBしか取れませんでした。(泣)

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