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読売新聞 「ブランド研究」より

今日の読売新聞朝刊にブランド研究シリーズとして、イタリアのプラスチック家具メーカーの「カルテル」のオーナー兼会長クラウディオ・ルティ氏が紹介されてました。
その方は以前、伊ファッションブランド「ベルサーチ」の元最高経営責任者(CEO)であったらしいです。
記事の中での、インタビューに対する答えがとても印象に残ります。

【記事より抜粋】
-経営方針は。
オーナー・経営者となったその日から、「製品のデザインにも関与する」と心に決めていた。
経営トップとして、経理に気を配ることも大事だが、事業の中核であるデザインについて、自ら意思決定を行わず、アート・ディレクターに判断を委ねているようでは、経営戦略を推進していることにはならない。
デザイナーの創造力を最大限引き出すことも私の仕事のうち。
だから、デザイナーとの接触には時間を惜しまない。
経営者が事業に関与しなければ、会社に「アニマ(魂)」が宿らない。
魂のない会社では成功はおぼつかない。

とあります。
とても考えさせられる言葉です。
メーカーとはいえ、家具というやや特別な領域のビジネスではありますが、日本のメーカーの経営者の中で、このようなことを考えている方は、どれぐらいいらっしゃるのでしょうか。
日本ではありませんが、一番近い考えの経営者はおそらくアップルのスティーブ・ジョブズだと思います。
初代のマッキントッシュの使用書体は、彼自身が文字デザインしたことは有名です。
また今でも全ての商品デザインのチェックも、自ら行っているそうですし。

日本の場合では、ソニーの元経営者の大賀典雄さんではないでしょうか。
大賀さんは東京芸術大学の声楽科のご卒業だったと思います。
経営者でありながらデザインと宣伝の責任者でもありました。
そのため、一つ一つの商品デザインや広告の監修もされていました。

経営者もしくは、できるだけ経営者に近い取締役の方が、デザインの責任者として兼務をする、というのも今後の企業の新しい組織のカタチとして、採用してもいいのではないでしょうか。
ブランドの約束を履行するのがデザインである、という考えかたからも。
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コメント
 
 
 
経営とデザイン (gihaku)
2008-12-05 00:34:07
経営とデザインの両立は永遠の課題ですね。

ソニーの大賀さんは、芸術家でもあるのでデザインへの
感度が高かったのでしょうね。

アートディレクターが経営やマーケティングを学び、
成長するのも一つの理想型ですね。
これも少数派でしょうけど。
 
 
 
ありが (堀部)
2008-12-05 10:49:07
gihakuさん、

またまたのコメントいただきまして、ありがとうございます。

この「永遠のテーマ」が解決する日は、来るんでしょうかね。
きっと来ないんだろうなあ、と予想されますが。。。

この永遠のテーマを考えるとき、参考になるような本があればご紹介いただければと思います。

それでは、またよろしくお願いします。
 
 
 
ジェームズ・ダイソン (gihaku)
2008-12-07 17:30:20
では、ジェームズ・ダイソンの『逆風野郎 ダイソン成功物語』
をお薦めします。
題名や翻訳に少々難ありですが、触発される内容です。
 
 
 
ありがとう (堀部)
2008-12-08 15:05:19
gihakuさん、
本のご紹介、ありがとうございます。
ジェームズ・ダイソンって、あの掃除機を開発された方ですよね。
おもしろそうです。
ありがとうございます。
 
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