Liner Notes

素人感覚で自由にあれこれ思うことを綴ってみました!

§57「戦雲の夢」(長宗我部盛親)司馬遼太郎【1961】

2016-11-26 | Book Review


「一領具足」
 田畑を耕す時でさえ、常に傍に置いた一揃えの鎧と槍
 声が掛からば、速やかに馳せ参じる半農半兵の兵士団

傭兵とは異なり、
長宗我部家から与えられた土地を守り、
自らが新たに開墾した土地を所有するだけでなく、
戦いの働きによっては引き立てられる仕組みが
類い希なる忠誠心と屈強な戦闘力を発揮したのかもしれません。

関ヶ原の役以降、
改易された長宗我部家復権の為に、
大坂に入城した盛親を筆頭とする約五千の遺臣団は、
真田丸や八尾といった局地戦における戦術的勝利をもたらしたにすぎず、

たとえ、
豊臣家復権という戦略的勝利をおさめたとしても、
時代の変化に対応し、自らが変わらなければ、
その存在は散逸せざるを得なかったような気がします。。。

初稿 2016/11/26
於 高知・桂浜
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