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2018年より死神改め、死神紫郎(読み:しにがみ しろう)に改名。ギター弾き歌手。

ライブ飯

2011-08-28 00:00:00 | 声明文
ハレとケ、非日常と日常。

日常はなんの努力なくとも日常だが、
非日常は自らの行動なくして非日常となりえない。

私は人々に非日常を提供する舞台表現者である以上、
多種多様な非日常を体験し、
それらを還元しなければならない。

その為には、
自ら進んで非日常の中に飛び込む訓練が必要となる。

私は日々(かどうかはあやしいが)
非日常的体験をするための方法を考案、
実践している。

今回はその中でも手軽かつ、
効果の高かった非日常体験方法を1つ皆様にご紹介しよう。

さて。

皆様は普段、
どのようなスタイルで食事を摂るだろうか?

テーブルに椅子という人も居るだろうし、
ちゃぶ台に座布団という人も居るだろう。
そしてどちらにしても作った料理を全て並べてから、
「いただきます」と食べ始まる。

これがスタンダード、
と言ってまず間違いないだろう。

だが、私はこのスタンダードを破壊し、
非日常的な食事方法を考案、
実践した。

私はその食事方法を
「ライブ飯(めし)」と名付けた。

ライブ飯とは、
調理しながら先に出来たものから順に食べる、
いわば立食形式であり、
簡素なコース料理ともいえる。

いかに食べながら次の料理を作るか?

1品作って1品喰うというのではライブ飯ではない。

ライブ飯は作りながら、
先に出来た料理を喰らうのだ。

つまり最後の主菜が完成したときには、
主菜1品しか残っていないことになる。

ライブ飯はそこでも気を抜くことなく、
スタンディングスタイルで鍋やフライパンから直食いし、
豪快かつ大胆に終了する。

余裕がある方はそのまま洗い物に突入してもよい。

そもそもは、冷たいものは冷たいうちに、
熱いものは熱いうちにを好む性分、
出来た瞬間が一番旨いんじゃないかという好奇心と、
調理中の空腹感をなんとかしたいという欲求から、
ライブ飯を考案した。

ある日の私のライブ飯例を挙げると、

自家製似非ピクルスや、
へし折ったセロリをパキパキ喰らいながら、
湯を沸かし、

ストックしてあった冷凍米をレンジに投げ込み、
奴豆腐を皿に空けミョウガを投入し、
間髪入れず啜り飲み、

食べ終わらなかったピクルスをまたパキパキやりながら、
今度は解凍が終わった米と入れ替えに、
冷凍保存しておいた豚小間をレンジに投げ込み、
その間に納豆ご飯をかっ込み、

もぐもぐしながら野菜の味噌炒め用の野菜を切り、
解凍した豚小間と共にフライパンでチャーチャーし、
味噌ダレを絡めたそばから、
アチアチ言いながら喰らい、
汗をかきかき馳走様。


注意点を挙げるならば、
ライブ飯は頻繁にやってはいけない。

非日常が日常化してしまう危険性があるからだ。

また、ライブ飯は大変行儀が悪く、
他人に覗かれでもしたら、
あなたは「下品」のレッテルを貼られてしまうだろう。

その覚悟と勇気は必要だ。

しかし、
心の豊かさがあなたの豊かさなのだ。

「下品」などという表面上の道徳観など、
蹴散らしてしまえば宜しい。

「下品」に「下品」を足したら、
「上品」になると主張し、
堂々とやれば良い。

背徳感も調味料。

是非、一度ライブ飯。

お試しを。

寒い夏よ、終われ。後編

2011-08-21 00:00:00 | 声明文
先週の続き



と思ったの束の間、
現実はそう甘くはなかった。

現代病の人々には、
電力不足や節電という言葉はまるで効かないらしく、
今年もいつもと変わらない、
寒ーい、寒ーい、
不自然な夏が各所で猛威を奮いはじめた。

それでも今年こそはと張り切って各所で交渉しているが、
どこもかしこも28度を遵守してはくれない。

まあ汗をかいてゼィゼィしている人間を見ていると、
それもそれなりに大変なのだろうと、
生類への哀れみの気持ちも沸いてくるのも確かなので、
妥協案として、

「22度は低過ぎます、
節電のためにもせめて28度とは言いません、
27度にしませんか?」

と建設的提案をすると、
割りとすんなり合意に至りやれ安心したと思ったのも束の間、
あっという間にこの条約は破られ、

26度に下げられており、
じゃあ26度までは我慢しますので、
ここを互いの妥協点にしましょうと再提案、
合意に至るも、
またしても気軽に破られ、
25度に下げられており、
設定温度は下降の一途を辿るばかり。

スーパーは仕方ない。
食べ物が腐っちゃちゃいけない。

スタジオは自分の意思で切れる。

(この間、練習後掃除のため、
スタジオに入ってきた店員氏に、
「あのぅエアコンあるんですけどぅ。」
と言われた。知ってます。)

電車、これは寒すぎる。
(地下鉄なんかは26度でまだいいが、
JRは24度設定だという。)

ただ灼熱の日射しを浴びまくった
労働人にとってはオアシスだろうし、
年頃の女子、淑女の皆様にとって、
朝夕の超満員電車でこれ以上おっさんに汗をかかれては、
腕なんかがヌルヌルしてそれこそ不愉快、
迷惑だろうし、
という迷いがあるためまだ、
JRや丸ノ内線には交渉していない。
(不確かな意思に基づく交渉は間違いなく負ける。
経験がそれを知っている。)

薬屋、本屋、ビデオ屋、飯屋、
屋とつくところは全部寒い。

夏は暑いから夏なのだ。

夏は汗をかくから夏なのだ。

我々は人間だが「動物」だ。

肉体、精神に僅かにでも残っていた
「野性」のホンノウなどもはや無に近いのだろう。

あるのはボンノウのみ。

人間のからだから四季が失われつつある。


これは危惧すべきことだ。





(そしてまた来年も同じようなことを書くのだろう。)

寒い夏よ、終われ。中編

2011-08-14 00:00:00 | 声明文
先週の続き


私を寒がりという人もいるが、
私は寒がりでも暑がりでもない。

冬もそんなに暖房をつけないし、
むしろ周りからはよくそんな薄着で寒くないの?
と言われるが、
私は日頃から強い体を作るために菜食中心の食事を心掛け、
わずかばかりでも定期的な運動をしているので、
体温調節機能が正常に働くのだ。

少し調節機能が崩れたなと感じたら、
入浴後に追加で45度の足湯を10分やってぐっすり眠ればすぐ戻る。

ではなぜ、長袖、パーカーを着るのか?
外気との温度差を埋めるためだ。

これは皆経験があるだろう。

クーラーがんがんの部屋から外に出たときの、
ズーンと鈍い、体のだるさ、重さを。
私はそれに警戒しているのだ。

体温調節機能が働くといえど、
この差は異常なのだ。

体は無理矢理、
異常に適応しようと頑張り、
やがて壊れるのだ。

そして前置きは異常に長くなりなかなか本題に入れないでいる。
カラマーゾフもびっくりだ。

昨年はデブの希望する22度という温度と、
私が希望する26度という温度の間をとって、
24度にしてもらうために交渉、
関係各所で戦ったがもれなく敗北した。

「私のエゴですが、
あと2度上げてもらえませんか?」
という妥協案がまるで通用しなかった。

デブは22度設定を自分のエゴだと思ってもいないのだ。
水戸黄門の印籠よろしく、
「だってもうこれ以上脱げないんだもん」
を振りかざす。

更に「寒けりゃ着りゃいいじゃん」とも言う。

言っても無駄だと分かってはいながらも一応、
「手、足、顔全体、眼球、耳、
のど鼻の粘膜、のど、あと特に首、
が不自然に冷えるんです。

そして吐き気を伴う偏頭痛を誘発するので、
あと2度あげてくれませんか?」

と提案するがデブは我慢ができないため、
やむ無く私が折れる形が多くなり、
故に戦争の中~後半、
エアコンの温度上げ戦術にもやや精細を欠き、
やけくそ気味に、
勝手に24度設定にするというテロ行為をしまくったが、
それはいささか幼稚すぎた。

じゃあ今年は一つ上の男の戦いをしてやろうではないか。

昨年はデンコちゃん推奨(たしか)の24度設定を武器に戦ったが、
今年は国が推奨する28度設定を武器に戦える。

私はツイている。
余裕のよっちゃん、ちょろいものだ。

「だってもうこれ以上脱げないんだもん」
という印籠を突き付けられても、
こちらには電力不足、
節電というで大義名分の切り札がある。

今年は勝った。


翌週へ続く

寒い夏よ、終われ。前編

2011-08-07 00:00:00 | 声明文
夏がきた。

というと誠もっておかしい。

夏がどう「やってきた」のか。
夏という正体不明の「それ」。
夏はいつから夏なのだろう。
でも今は紛れもなく夏なのだ。


6月から人々は暑い暑いと言っている。

私にとってはまるで暑くない。

汗をかけば暑いと思うが、
人々は汗をかく前から暑い暑いと言って、
ピッとエアコンを付ける。

エアコン戦争の開戦だ。

私はエアコンが嫌いだ。

機械の冷気は不自然であり、
頭がすぐに痛くなる。
あのエアコン臭も実に忌まわしい。

忌まわしいといいながら、
昨年夏はあまりの暑さで夜に数時間、
高めの温度に設定して8月~9月はほぼ毎日かけていたが、
それでもやはり不快には変わりなく辛い思いをしてきた。

ので、今年は一つ勉強して、
扇風機を購入した。

(予想以上に快適でびっくり、
窓側に首振り状態で設置するとまるでそれは自然の風の如し。
余談だが扇風機の首振りを延々ながめていると、
八方美人もしくは、
首を横に振ることが面白くなってしまった子供みたい見えてくる。
扇風機はなかなか愛嬌があって様子が良い。)

私のアパートの安全はこうして確保されたものの、
他の各種施設、建物では、
デブや、普段からろくに運動をしないために
体温調節機能の狂ってしまった怠惰な連中の感覚を軸として、
過剰なまでに冷やされる。

そして暑い暑いという連中皆揃いも揃って、
口呼吸をしている。
そりゃ暑いに決まっている。

私は昨年より、
口呼吸から鼻呼吸メインに切り替え生活している。

暑いときこそ、
背筋を伸ばして鼻からスウッと細い息で
空気を吸ってみたら良い。

汗をかくのは体温を調節するための機能なのだから、
積極的にかけば良いものを、
人々はそれを嫌う。

そして28度の設定にしただけで
「熱中症になっちゃう」
などと間抜けなことをいう。

(小学校から高校まで学校にエアコンなんてなかったが、
暑くて倒れるやつなんか一人も居なかった。
デブも痩せもオタクもスポーツマンも、
みんな汗かいてノートに腕がくっついて、
鼻をつたって垂れた汗で教科書の文字を滲ませていた。

それが大人になったらどうだろうか?
どこに行ってもエアコンがんがん。
そんな怠惰な環境になれてしまい突然暑さに弱くなる。
クーラー病は怠惰の病だ。)

そしてこのように、
自己管理の甘い連中と同じ部屋に居なければならない場合、
長袖、パーカーのフードを被らねば、
私のような人間はやってられない。

翌週へ続く