香川大学医学部医学科最短距離勉強法(37)数学18

昨日まで裏ワザの話をしてきましたが、
私はこの30年間講師をしていた時、
徹底的に数学の入試問題を研究しました。

その結果、あることに気づいたのです。
膨大な計算をして答えを出すのに、いつも答えは簡単なのです。
さらに、研究の結果、難しい問題ほど
理論的裏付けがあることがわかりました。
これは、中学受験、高校受験においても同じです。

また、問題を内容ごとに分類していくと、
高校で使われている教科書の中身ではなく、
大学の数学それも応用数学がとても多いということです。
これらのことに気づき、
数学に対する逆転の発想思考を考えつきました。
おそらく、裏ワザを出している先生たちも、
このことに気づいたのではないでしょうか。

この逆転の発想に気づくことができると、
融合問題なども、ある一定のゴールデンルールが存在し、
その中で作られていることがわかります。
ふつう入試問題は、教科書・参考書をマスターして挑戦します。

しかし、それだけでは駄目です。
私は、入試問題からスタートし、
入試難問を簡単に解くためには、
どのような学習をしなければならないのか
という視点を大切にしています。

そしてこの視点から、難問こそ基本公式で
解けるということが、見えてくるのです。
以上で、数学の裏ワザに関するお話は終わります。

明日より、香川大学医学部医学科の理科のお話をします。