しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

アマルフィ/女神の報酬

2009年07月26日 22時29分33秒 | 作品名(あ行)
第146回「アマルフィ・・・タイトルに偽りあり」

今日の作品は、無料ポイントが無ければ観るつもりはありませんでした。どうしてかと言えば、この映画にまったく期待はしていなかったからです。今夜の作品は「アマルフィ/女神の報酬」です。

映画を観に行く前の私の穿った見方は、フジテレビ開局50周年記念作品と銘打たれているが、この映画はコケて欲しいのだろう。そうすれば主演の織田裕二に「踊る大走査線3」への出演を催促することが出来る。制作は決定しているが、それ以降の話がまったく聞かれない「踊る大走査線3」。たとえこの作品がダメだったとしても、フジテレビとしてはキラーコンテンツである「踊る3」で損失は取り戻せる…そんな風な思いを持っていました。

おそらく、この考えはさほど間違ってはいないでしょう。それでもこの作品は私が思っていたよりは良く出来た作品でした。点数は★★★☆☆です。

物語の舞台はイタリア。日本から観光旅行中の少女が突如姿を消す。日本大使館に赴任したばかりで仕事のなかった織田裕二演じる外交官黒田が母親と共に行方を探す。犯人からは身代金を要求する電話が入る。単なる誘拐事件と思っていると裏側では恐るべき計画が…というのが簡単なストーリー。

ツッコミどころは満載である。なぜ黒田はイタリアに来たのか?物語のあちこちで裏の任務を仰せつかっているであろう伏線を張ってはいるがあくまで外交官として行動する黒田。あそこまで怪しいキャラクターにするなら、潔く特務機関にいる設定にしてしまえばいいのに。
さらに天海祐希演じる日本人主婦。彼女は子供を誘拐されてしまう弱々しい女性のはず、であるならば彼女は相応しくない。あまりにも毅然とした雰囲気が全身から満ち溢れ過ぎである。個人的には木村多江さんが演じたらよかったのでは?と思いました。
そしてタイトルである「アマルフィ」。イタリアにある世界遺産にも登録されている美しい街の名前をタイトルにし、物語の重要な拠点かのように予告編などでは描かれている。ところが実際には一瞬登場しただけで、なぜタイトルにまで付けてしまったのかが疑問に残るほどアッサリと通り抜けてしまうのである。

映画を観終わった今の感想は、観る前に思っていたほど悪い出来ではありませんでした。あまり深く考えずに観れば、それなりに楽しめると思います。しかし、そこまでで何度も観ようとか、誰かにオススメしようとまでは思いません。さほど難しいトリックがあるわけでは無いので、軽い気持ちで行ったほうがいいと思います。

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織田裕二,天海祐希,戸田恵梨香,佐藤浩市,大塚寧々
ポニーキャニオン


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