しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

96時間/レクイエム

2015年01月12日 23時58分28秒 | 作品名(か行)
第368回「強い親父の最後の戦い・・・結末は?」
新年、明けましておめでとうございます。いつもこのブログを読んでいただいてありがとうございます。さて、新年最初の作品は「96時間/レクイエム」です。リュック・ベッソンが製作総指揮を務め、リーアム・ニーソン主演のアクション映画です。すでに「96時間」「96時間/リベンジ」と2本が製作され、いよいよ完結編とのことでワクワクしながら映画館へと向かいました。

元CIAの秘密工作員であるブライアン・ミルズ。かつてパリで娘を誘拐され、イスタンブールでは自身が元妻と共に誘拐され、その度に彼の持つ特殊な技術によってその危機を切り抜けてきた。そして平和な日々が続くと思っていた。カルフォルニアで余生を過ごす彼の悩みは年頃になる娘と別れた元妻に対する未練だった。ある日、自宅へ帰ると元妻が彼のベッドの上で死んでいるのを発見する。受け入れがたい状況に混乱するブライアンだったが、警察が突入してきた。咄嗟の判断で警察から逃げ出したブライアン。状況証拠は彼が犯人だと物語っていた。彼は独自に捜査を開始する。そして着実に犯人を追いつめていく。

この作品のブログを書くのには悩みました。というのは1作目の「96時間」を観たのは映画館ではなく、某衛星放送で観ただけ。基本的に劇場で鑑賞した作品を書くようにしているこのブログでは書いていませんでした。そして2作目「96時間/リベンジ」については1作目が予想以上に面白かったので劇場へ足を運びましたが、1作目を書かなかったのを理由にブログを書いていませんでした。(書くつもりはあったのですが・・・)

では面白くない作品なのか?と問われれば、決してつまらない作品ではありません。元CIAの特殊工作員という設定から、どんな逆境にあってもその能力をフルに発揮して敵を倒していく姿は見ていて清々しささえ感じてしまいます。その様子は今作でも健在です。敵がどんなに汚い手を使ってこようが、彼の知恵と技術と体力で乗り越えていく様は見ていて気持ちよくなってしまいます。

主演であるリーアム・ニーソンは名優なのは当たり前ですが、最近は身体を張ったキャラクターを多く演じていますが、そこへ説得力を持たせるのは流石だと思います。アクション映画では彼をはじめとして、シュワちゃんやケビン・コスナーなどだいぶお年を召した方が活躍されていますが、若手が育っていないんですかねぇ。映画ファンとしてそんな心配をしながら鑑賞してしまいました。

点数は★★★★☆です。主役であるブライアンの活躍は見事だし、脚本もかなりテンポよく絶妙な緊迫感でお話が進んでいきます。そして事件の真相もなかなか良かった。しかし悪役がちょっとうまく生かされていなかったのと、3作目にして家族を切り裂いてしまったのはちょっと残念だったのでマイナス1としました。好きな女優さんが演じていただけに残念でした。

余談ですが、この作品群で気になったのはタイトルである「96時間」。だいたい今までにタイトルに時間がつくとタイムリミット的な使い方をする場合がほとんどなのですが、この作品の原題は「TAKEN」あまり馴染みがない言葉なので邦題を付けるのは解るのですが、劇中ではタイムリミットは全く触れられません。ちょっと調べてみたら「誘拐事件の被害者が無事でいられると考えられる猶予期間」ということからでした。

一応、完結編といわれていますが、続けようと思えばまだまだ続けられそうな感じがします。ブライアン・ミルズという魅力的なキャラクターをまだまだ見ていたいと思える作品です。

96時間/レクイエム(非情無情ロング・バージョン) 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]
リーアム・ニーソン,ファムケ・ヤンセン,マギー・グレイス,フォレスト・ウィテカー,ダグレイ・スコット
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゴーン・ガール | トップ | ANNIE/アニー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

作品名(か行)」カテゴリの最新記事