しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

トゥモローランド

2015年06月07日 23時52分53秒 | 作品名(た行)
第379回「常に一定のレベルを保つことの難しさ」
まずは苦言を述べさせてください。何度もこのブログでも書いているように最近は吹替版が多く、劇場によっては字幕版が公開されていないという状況が多く見受けられます。世界的に見れば字幕版が存在するほうが珍しいのはわかりますが、個人的に字幕版で映画が観たい私としては吹替版しか選択肢が無いのは残念でなりません。特に最近では客寄せの為に声優に慣れていない芸能人を使うケースが多くあり、そんな事でしか客が呼べない作品なのか?と残念になります。今回の作品「トゥモローランド」もそうです。私が通っている映画館では吹替版の上映しかないので、仕方なく吹替版での鑑賞でした。それでも・・・

1964年ニューヨークで開かれた万国博覧会の会場、発明好きの少年フランク・ウォーカーは自分が作った発明品を持って会場を訪れていた。そこで出会った自分と同じくらいの少女・アテナ。彼女からピンバッジを受け取ったフランクは、アテナの後を追って、「イッツ・ア・スモールワールド」のパビリオンへと入ると、突然ピンバッジが光り、別のルートへと導かれる。そして着いた先にあったエレベーターへと乗り込むと、フランクは全く見たことも無い世界へと足を踏み入れるのだった。
そして時は流れ、現代。宇宙飛行士になることを夢見ているケイシー・ニュートン。彼女は好奇心旺盛で何事にも前向きな17歳の女の子。NASAの技術者である父親が務めるロケット発射台が取り壊されるのを知ると、その作業を中止させようと、夜中になると施設へ忍び込んで作業を妨害していた。ところがある日、見つかってしまい警察に逮捕されてしまう。未成年であることで厳重注意で保釈され、所持品を返される時、自分の荷物の中に見慣れないピンバッジがある事に気が付く。何気なくそれに触れると突然、自分の周りに麦畑が広がり、遠くには観たことも無い巨大な建物が建っていた。好奇心旺盛なケイシーがそこへ興味を持つのは簡単だった。そして、それは人類すべてを巻き込んだ大冒険への始まりだった。やがてケイシーを導いたのはかつてフランクを導いたアテナで、そしてフランクの元へとケイシーを導いて・・・

映画を観終わって思ったのは「ディズニーは映画を作るのが上手な会社だ。」ということでした。嫌いな吹替版で鑑賞していることなんて、すっかり忘れて映画を楽しんでいる自分がいました。一番重要な脚本は時間軸をいじりながらも、主題をうまく伝えていて、さらにドタバタな展開、アクション、コメディ。普通ならそんなに色々詰め込んだら、お話がゴチャゴチャしてしまいそうなのに、目立った混乱は無く、最後まであっという間に過ぎて行きました。

メインキャストも少ないのにとても魅力的でした。フランクを演じたジョージ・クルーニーはもちろんですが、ケイシーを演じたブリット・ロバートソン。彼女は最近観たドラマ「アンダー・ザ・ドーム」で知っていたのですが、改めて可愛らしい女優さんだなぁと思いました。そしてなによりこの映画を魅力的に見せてくれたのはアテナを演じたラフィー・キャシディの存在でした。幼いのにとても表情豊かで特殊なキャラクターを見事に演じてくれました。今後の活躍が楽しみです。

作品の点数は★★★★★です。もちろん全く問題が無いわけではありません。終盤に登場するトゥモローランドへ行った辺りから脚本の破綻が見え隠れしますが、それでも見事な決着の付け方に、スッキリした気持ちで劇場を後にすることが出来ました。

散々、吹替版への不満を書きましたが、この作品でちょっと見直した部分もありました。ケイシーを演じた志田未来さんはとても上手な声優ぶりでした。下手な人が声優をすると声が浮いた感じがするのですが、それが全くありませんでした。彼女くらい上手な人ならどんどんやってもらいたいと思うくらいでした。唯一、残念だったのはジョージ・クルーニーの声優が小山力也さんでは無かったことくらいでしょうか。磯部勉さんもベテランで多くの人物の声を演じてきているのですが、出来れば小山版ジョージ・クルーニーが聞きたかったです。あくまで個人的な理由です。

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