しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

孤高のメス

2010年06月20日 23時55分32秒 | 作品名(か行)
第188回「当麻鉄彦を語るのに2時間20分では短すぎる!」

「当麻鉄彦」その名前を聞いたのは今から約20年前、当時ビジネスジャンプで連載されていたマンガ「メスよ輝け!!」がきっかけでした。ビジネスジャンプを購読していたわけではなかったのですが、母親が看護婦という職業に就いていた影響で医療に興味のあった私は医療を扱ったドラマやマンガにも興味を持つようになっていました。
そんな関係で医療を扱った「メスよ輝け!!」を内容は確かめもせずに、迷うことなく手に取ったことがきっかけでした。そして当時、高校生だった私は「外科医・当麻鉄彦」の魅力にとりつかれていきました。
今夜の作品は「孤高のメス」です。やっと観ることができました。
マンガの連載が終了後に小説というかたちで、当麻鉄彦の物語が続いていたことも驚きましたが、それが今頃になって映画化されるとは・・・マンガの評価が低かったのでしょうか?

物語は1989年、とある地方都市にある「さざなみ総合病院」には付近にある大学病院から医師が派遣されているが、医師達はやる気はなく、難しい手術はすべて大学病院に移送するという体質が根付いた病院だった。そんな病院に赴任してきた「当麻鉄彦」という外科医はその手腕を発揮し、あらゆる患者を救っていく。当麻の存在を疎ましく思う大学病院から派遣されている野本達からは反感を買うが、その人柄の良さからスタッフや患者から慕われていく。
ある日、彼の腕を買ってくれていた市長が肝臓癌で運ばれてきた。肝移植を行なうしか方法は残されていないがドナーが見つからずに時間ばかりが過ぎていく。
時を同じくして、看護婦の中村浪子の隣に住む教師の武井静。彼女の息子が交通事故で運ばれてくる。彼は脳挫傷の為、「脳死」状態となっていた。武井は息子の遺志を思い、臓器移植を申し出る。しかし、現在(1989年当時)の日本では脳死患者からの移植は認められていない。当麻は日本初の脳死患者からの肝移植を強行しようとする。果たして・・・

ブログのタイトルにも書きましたが、外科医・当麻鉄彦を語るのに2時間20分という上映時間では短すぎると感じました。大学病院側のやる気のない医師達との軋轢や、野本の狡猾さ、青木医師の心の葛藤などなど、「メスよ輝け!!」の中ではかなりの時間をかけて描かれたのでドラマ性も盛り上がったのに、映画の中ではそれなりの時間は経過しているようですが、観ている観客側にとっては数十分しか経過していない。セリフや日記などで時間の経過はわかるのですが、あえて季節の経過などがわかるカットを挿入すべきだったような気がします。
そもそもマンガでは約4年間の連載、全12巻のお話ですから、連続ドラマなどで半年位をかけてゆっくり描いたほうがもっとより感情移入できて、より良い作品になったような気がしています。

それでもこの作品は私が予想していたよりもかなり良くできていました。点数は★★★★★です。この映画を当麻鉄彦という人物を知らない多くの人に観て欲しいと思いました。
そして、改めて「メスよ輝け!!」が素晴らしい作品だったと再認識することができました。

映画版の当麻鉄彦は、マンガ版に比べるとかなり人間臭いキャラクター設定になっています。個人的にはマンガ版のちょっと人間離れしたキャラクター設定もよかったのですが、映画版のちょっととぼけた設定も好感が持てました。

孤高のメス [DVD]
堤真一,夏川結衣,吉沢悠,中越典子,平田満
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)


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