しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

パラノーマル・アクティビティ4

2012年11月04日 17時05分31秒 | 作品名(は行)
第285回「もはやストーリーは破綻してしまったの?」
さて、SAWシリーズが終了して、ハロウィンシーズンの風物詩となりつつある「パラノーマル・アクティビティ」シリーズですが、今年もそんな季節がやってきました。前作があまりにも後付けな感じがして、もうこのシリーズを面白くするのは無理かな?なんて思っていたのですが、制作側はそんなことを気にもせず、続編を制作したようです。
そんな事を言っている私も予告編を見たときにワクワクしてしまうのは、すっかりこのシリーズにハマってしまっているってことでしょうか?今回の作品は「パラノーマル・アクティビティ4」です。

2011年11月、ネバダ州ヘンダーソンにある閑静な住宅街。そこに住むある一家。父親と母親、女子高生のアレックス、弟のワイエットと暮らすごく普通の一家だった。ある日の夜、パソコンでボーイフレンドのベンとチャットを楽しんでいたアレックスは、外から家を覗き込む男の子の姿に気が付いた。弟のワイエットと同年代の少年は最近になって隣に引っ越してきたロビーだった。シングルマザーの母親と二人で暮らしているらしい。彼の行動に不気味さを感じたアレックスだった。ある日、隣の家の母親が入院することになりロビーをしばらくの間アレックスの家で預かることになった。するとその夜から次々と奇妙な現象が起こり始めた。アレックスとベンは家にあるパソコンを使い、家で起こる現象を撮影し始める。するとそこには信じられない現象が撮影されていた。そしてそれは日を追うごとに激しさを増していく。

今作を鑑賞して思ったのは、すでに物語は破綻していて、この映画を最初から鑑賞し続けている人しか楽しめないのでは?ということでした。前作までは一応の関連性はあり、クリスティとケイティの姉妹に起こった現象を伝えるものでした。しかし、今作はまったく関係のない一家(あくまで関係のなさそうなですが)に起こる現象で、なぜこの一家なのか?この場所で何をしようとしているのか?など多くの謎が残したまま今作は終了してしまいます。普通の映画であれば、少しは物語が進展し、ある程度の結末を用意するのですが、この作品についてそれらは用意されていませんでした。

悪いところばかりではありません。今まではカメラによる撮影だったのが、パソコンについているウェブカメラという設定もナイスアイデアでした。まあ実際にウェブカメラで撮影だったら、あれほど綺麗には撮影できないでしょうけどね。高校生が家にある機材で撮影したという設定なら、あれが限界でしょうね。

点数は★★★☆☆です。この点数は1作目からこの映画を鑑賞し続け、POV映画にもいい印象を持っている私が甘めの採点をした結果です。いきなりこの映画だけを見て、面白いと感じる人は、それほど多くはいないでしょう。

おそらく来年の今頃は「パラノーマル・アクティビティ5」が公開されることでしょう。そして私はそれを鑑賞することでしょう。だってスタッフロールが終わったあとに、あれほど謎に満ちた映像を流されてしまうと、今作がどれほど出来が悪かろうと興味が湧いてしまいます。まあ乗りかかった舟ということで・・・

パラノーマル・アクティビティ4 [Blu-ray]
ケイティー・フェザーストン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


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