しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ミスト

2008年05月14日 23時28分31秒 | 作品名(ま行)
第91回「彼はホラー作家なのか?ドラマ作家なのか?」

この作品もまた、「驚愕のラスト15分」などという、安直なコピーで観客を呼び込もうとした映画でした。最近、やたらと多くありませんか?このコピー。
煽り立てた挙句にそれほど驚愕のラストでない例が多すぎます。今夜の映画も決して驚愕というようなラストではありませんでした。予測できる範囲のラストでした。
しかし、予測できたからといって、決してつまらないわけではありません。それなりに面白かったと思います。今夜の映画は「ミスト」です。

正体不明の霧に街中が覆われてしまい、その中には正体不明の怪物がいて人間達を襲っていく。そんな状況で孤立したスーパーマーケットの中で取り残された人々の様子を描いた作品です。

原作のスティーブン・キングという人を皆さんはご存知でしょうか?ホラー作家の大御所と言っても過言ではないくらい多くのホラー作品を発表している作家です。「キャリー」「イット」「シャイニング」など、名作があります。そんな彼ですが、ドラマ作品も多く書いています。「スタンド・バイ・ミー」や「グリーンマイル」など映画になった名作も多くあります。そんな中に、個人的に「1番好きな映画は?」と聞かれると必ず答える作品があります。それは「ショーシャンクの空に」です。
今夜の映画は原作スティーブン・キング、監督も「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン。となれば、やはり期待をしてしまいます。

作品の評価としては、★★★★☆です。恐らく賛否両論があると思います。小説はたぶん「どこまでいけるかわからないけど・・・」というところで終わっているようですが、映画は監督が独自で考えたエンディングが付加されています。
ホラー映画に良くある観客に結論を委ねてしまうエンディングよりは、きちんと決着をつけたのは評価に値します。しかし、個人的にはあの悲しいエンディングは賛成できませんでした。(安易にハッピーエンドを選ばないのはさすがですけどね。)
ドリームキャッチャーよりは何倍も面白い作品だと思います。

ホラー作家のはずのスティーブン・キングですが、評価が高いのは人間ドラマなんですよねぇ?

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