しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

イーオン・フラックス

2006年03月12日 04時01分20秒 | 作品名(あ行)
第40回「B級以上、A級未満」

今夜は「イーオン・フラックス」を鑑賞してきました。SF好きな私は予告編ですでにやられてしまいました。まるで「マトリックス」を彷彿とさせるような映像、シャーリーズ・セロンの黒タイツに包まれた美しいシルエット。こういう時は、だいたい映画そのものは、つまらない事が多いんです。

今回の映画はいい意味で裏切ってくれました。舞台は2415年の人類最後の都市「ブレーニャ」、完全に統制された世界では、完璧な生活を人類は送っている。その完璧すぎる世界に疑問を感じた人達が、その束縛された世界から抜け出そうと反政府組織「モニカン」を創設。その組織の工作員の一人、イーオン・フラックス。彼女に最終指令が下された。簡単にいうと、そんな内容です。
SF作品なので、細かいところを気にすれば、色々と辻褄が合わないところや、説明不足なところがあるんですが、映画としては完成度の高い映画だと思います。物語の真相も納得できるし、エンディングまでのテンポもいい。93分という短い時間ですが、物足りなさは感じませんでした。ですので、「B級以上、A級未満」って表現になりました。

点数は★★★★☆ってところです。SF好きの欲目が1点入ってると思ってください。人類を滅亡寸前まで追いやったウィルスがどんなものだったのかという説明(シーン)があったら、もっと深みがある物語になった気がします。回想シーンも断片的でなく、もっと完全に時間軸をずらしても、良かったかも。時間軸をずらしたラストシーンでは、鳥肌が立つくらい素敵なシーンだったから。

あんまり喋るとネタバレになりそうなので、こんな文章になってしまいました。映画を観ていない人には、なんだかわからないかも知れませんね。「マトリックス」を観た時に似たような感覚に浸れる映画ってとこでしょうか?くれぐれも、安易に続編は作ってほしくないですけどね。(笑)

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シャーリーズ・セロン,マートン・ソーカス,ジョニー・リー・ミラー,ソフィー・オコネドー,アメリア・ワーナー
ジェネオン エンタテインメント


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