空手バカなオヤジの日常

新潟の空手道場「空手道新武会」で稽古に励む、空手バカオヤジの徒然記

怪奇大作戦

2013-10-11 12:12:51 | アニメ・特撮

 先日から、NHKBSプレミアムで、「怪奇大作戦」の新シリーズ「怪奇大作戦 ミステリーファイル」が始まりました。「怪奇大作戦」は、私が小学校2年生の時、昭和43年に放送された、円谷プロダクション製作の特撮ドラマです。

 当時、「怪奇大作戦」が放送された毎週日曜日の夜7時は、「タケダ、タケダ、タケダ~」のCMで始まる、製薬会社のタケダがスポンサーの時間帯で、「怪奇大作戦」の前には、同じ円谷プロダクション製作による「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」という番組が放送されており、当時の子供たちにとっては、ゴールデンタイム中のゴールデンタイムでした。

 そんな中、「ウルトラセブン」の後番組として放送されたのが、「怪奇大作戦」だったのです。しかし、その内容はというと、とても子供向けとは思えないものでした。番組冒頭、常識では考えられないような、タイトルどおり「怪奇」な現象によって人が亡くなるという事件が起こり、その怪奇現象が、実は科学を悪用した犯罪であるということを、「科学捜査研究所」(略称SRI)のメンバーが解き明かしていく、というのが基本的なストーリーで、怪獣も宇宙人も登場しない、派手な戦闘シーンもない、というものだったのです。また、犯人の側の、何故犯罪を犯さなければならなかったのか、という点もしっかりと描かれており、社会派ドラマといってもいいような側面も持っていました。

 当時の私は変に大人びたところがあり、この特撮ドラマがとても気に入り、毎週夢中で見ていました。

 月日は流れ、「怪奇大作戦」のことなど、すっかり忘れていた平成19年、事件は起こりました。何と!! 天下のNHKが、「怪奇大作戦」の新シリーズ「怪奇大作戦 セカンドファイル」を円谷プロとともに製作、放送したのです。「何で今、怪奇大作戦!?」と思いましたが、ファンだった私はとても嬉しい気分になり、放送を見て大満足でした。わずか3作のみでしたが、3作とも、オリジナルの「怪奇大作戦」テイスト満載の、素晴らしい作品だったからです。

 私と同年代の方々は、とても幸せな少年時代を送ってきたと思います。「ウルトラマン」「仮面ライダー」「宇宙戦艦ヤマト」といった、現代にまで語り継がれ、新作やリメイク作品が作り続けられている作品のオリジナルをリアルタイムで見てきたからです。そして、そんな人々の一部が、憧れを追い続け、今やテレビや映画を製作する側となり、昔自分が憧れた作品の新作やリメイクの制作に携わっている…。おそらく「怪奇大作戦」の「セカンドファイル」も「ミステリーファイル」も、昔「怪奇大作戦」を見て育ち、影響を受けた人たちの手によって作られていると思います。だからこそ、オリジナルを見てきた私にも、違和感のない、時代は変わったけれど、これぞ「怪奇大作戦」という作品を作ってくださっているのだと思います。

 先日放送された、「怪奇大作戦 ミステリーファイル」第1話「血の玉」も、「怪奇大作戦テイスト」にあふれた作品で、第2話以降もとても楽しみです。今回は4作のみの製作とのことですが、今後ぜひシリーズ化して、楽しませ、そして考えさせてもらいたいと思っています。

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 「怪奇大作戦」(昭和43年放送版)のレーザーディスク。一番下の「恐怖人間スペシャル」には、諸事情により欠番となり、再放送の際も放送されず、その後発売されたレーザーディスクやDVDにも収録されていない幻のエピソード、第24話「狂鬼人間」も収録されています。
 残念ながら、我が家のレーザーディスクプレイヤーは、もう何年も前に壊れてしまい、今はもう見ることが出来ません…(-_-;)
 どなたか、レーザーディスクプレイヤーをお持ちの方がいらっしゃいましたら譲ってください!!

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