風の澪

春から夏、そして秋、冬。
時の流れと共に気の向くままに綴られる、ひとつのブログ

春の居場所

2007-03-03 22:50:16 | あの日の空


今日は上巳で桃の節句

桜餅を前にして

暦と味で春の風情を


けれども今日の空を

花曇と呼びかけるには

やっぱりちょっと早そうだ



3月3日上巳夕方時20分 自宅から北の空

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街を思う

2007-03-03 22:45:02 | 雑記
現在、札幌の街の真ん中で大掛かりな工事が進められています。
旧拓銀本店の解体です。
この後には20階建ての高層ビルが建つのだそうな。

結局は無くなってしまう
新しいものに取り変わってしまう
街並みはどんどん変わってゆく
慣れ親しんだものがなくなると、寂しいと皆言う


何だか随分、人と似ていると思いませんか?


僕らとのサイクルが全然違うから意識し辛いけど
新しいものが生まれて古いものが去ってゆく
それは僕らと同じである気がします。


つまりこれって、街が生きていることを表しているのだと思うのです。


だから僕や誰かが
この場所を残したい
あの場所に新しいものを
そう思っても、決してその通りになるとは限らないのです。


街は、人が作り出した存在です。
でも街は生きています。
だから、制御は出来ないのです。



今、旧拓銀本店を囲む工事用フェンスに
十数枚の写真が掛けられています。
そこにはかつての札幌の姿が写しこまれています。

それを見てきて
改めて思いついたことを書き連ねてみたのでした。



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理想郷は僕らの中にしか存在しない、と。