セントラル・ステーション
1998年/ブラジル
ブラジル映画スタッフの優秀さを再確認
shinakamさん
男性
総合 90点
ストーリー 90点
キャスト 90点
演出 95点
ビジュアル 90点
音楽 85点
ベルリン金熊賞受賞作品。ドキュメントタッチの映像がこの映画の魅力を一層引き立てている。改めてウォルター・サレス監督を始めとするスタッフの優秀さを再確認した。
主演女優賞を受賞したフェルナンダ・モンテネグロ(ドーラ)は、孤独な中年女性の寂しさを乗り越えて逞しく生きる様子を、緻密で臨場感たっぷりに演じている。ひょっとした表情の変化が絶妙で、日本なら樹希樹林がぴったり。父親を尋ねる少年(ヴィニシウス・デ・オリヴェイラ)の一途な心に惹かれ、都会から郊外へ移るブラジルの風景とそこで出会う人々との交流とともに、自分も心が洗われて行く経緯が丁寧に描かれている。
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