晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『弓』 75点

2006-09-23 09:54:03 | (欧州・アジア他) 2000~09

2005年/韓国

キム・ギトク監督独特の世界

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shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 75

ストーリー ★★★★☆75点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★★☆80点

ビジュアル ★★★★☆75点

音楽 ★★★★☆75点

「サマリア」「うつせみ」で一躍世界に名を知られた韓国の監督キム・ギトク12作目。
ここでも彼の共通テーマである<至上の愛>を老人(ハン・ヨンセン)と少女(ハン・ヨルム)で描いている。船で暮らす2人は会話なしで結びつきを表現しているのが不自然に感じないほど、2人の表情が豊かで特に目の演技で全てを物語っている。
もうひとつの象徴は老人が使う弓。ときには少女を守る武器になり、占いの道具にもなり、楽器にもなる。一人の青年が現れ少女が持つ当たり前の淡い恋心に嫉妬する老人が取った行動が、この映画のテーマ<至上の愛>なのだろう。終盤の展開に心情がついて行けるかでこの映画の好き嫌いがはっきりすると思うが、同世代としてはちょっと気後れがする。



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