晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『山の郵便配達』 80点

2006-06-07 09:16:29 | (欧州・アジア他)1980~99 

山の郵便配達

1999年/中国

父親と息子の絆とは?

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shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 80

ストーリー ★★★★☆80点

キャスト ★★★★☆75点

演出 ★★★★☆80点

ビジュアル ★★★★☆85点

音楽 ★★★★☆80点

雄大な山河を背景に郵便配達員の父親が息子に仕事を引き継ぐ旅に出る。父親に反感を持っていた息子は、父が如何に仕事に情熱を注ぎ家族を思っていたかを知る。
険しい山道を歩きながら、親子が徐々に絆を取り戻す様が淡々と描かれる。山間に住む人々が何故その土地を離れないのか?
この映画では、当時の中国の悩みを引きずっているのかもしれない。「山の暮らしが合っている」「希望があれば豊か」という父親の台詞が、何時までも続いて欲しい願望のように感じた。経済発展が著しい中国には、もうこのような精神文化が崩れようとしているのでは?と感じて、とても寂しい気がする。



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