晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『ペイルライダー』 80点

2011-02-23 11:14:00 | (米国) 1980~99 




ペイルライダー


1985年/アメリカ






究極の西部劇に挑んだC・イーストウッド





プロフィール画像

shinakamさん


男性






総合★★★★☆
80



ストーリー

★★★★☆
75点




キャスト

★★★★☆
85点




演出

★★★★☆
80点




ビジュアル

★★★★☆
85点




音楽

★★★★☆
80点





「荒野のストレンジャー」「シェーン」のリメイクともいわれたC・イーストウッドの正統派西部劇。
「ガントレット」のマイケル・バトラー、デニス・シュラックの脚本にイーストウッドが加わり、不遇な80年代・西部劇の集大成に挑んだだけあって、美しい映像と徹底的した勧善懲悪、美学を貫き通したヒーローに酔いしれる。
ペイルライダーとはヨハネの黙示録にでてくる、<蒼ざめた馬>を指し、乗るものの死を象徴する馬を意味するそうで、牧師・ペイルライダーと呼ばれる流れもののヒーローは神秘的な存在。背中には6つの銃弾痕がある。ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアのマウンテン峡谷で起きる経営者と代々の土地を守りながら金鉱を探す村人との争いを示談金で仲裁した牧師。村人たちは弱者だが臆病者ではないと峡谷を守ろうと立ち上がる。それを見守り黙って消える牧師。村に住むハルとミーガン母娘の片思いを知りながら...。
守り神を失った村人たちのその後は?経営者と結託した保安官(ジョン・ラッセル)との対決は?老いたとはいえJ・ラッセルのコートでの立ち姿はイーストウッドに負けずかっこいい。
レニー・ニーハウスの音楽も何処か幻想的。
西部劇ファンとイーストウッドファンには必見の作品。それ以外の人には何と独りよがりの映画だと興ざめする作品。もちろん筆者は前者である。







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