晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『ブラス!<ニュー・プリント版>』 85点

2006-12-21 17:42:07 | (欧州・アジア他)1980~99 

ブラス!<ニュー・プリント版>

1996年/イギリス

感動のラスト・シーン

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shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 85

ストーリー ★★★★☆85点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★★☆85点

ビジュアル ★★★★☆80点

音楽 ★★★★☆90点

マーク・ハーマン監督・脚本による実在ブラスバンドをテーマにしたハートフル・ドラマ。廃鉱の町を背景にした人情ドラマで今年ヒットした邦画「フラガール」に似ている。
ヨークシャー地方の炭鉱の町グリムリーで、百年の伝統を誇るグライムソープ・コリアリー・バンド。廃鉱で失業寸前のメンバーが、揺れる気持ちのなか全英選手権を目指す。リーダーのダニー(ピート・ポスルスウェイト)とフィル(スティーヴ・トンプキンソン)の親子が何事も犠牲にして、全てバンドに賭けるさまが涙ぐましい。
「アランフェス協奏曲」「ダニーボーイ」「ウィリアムテル序曲」など全て実在バンドの吹き替え演奏が素晴らしく、指揮をするP・ポスルスウェイトが凄くサマになっている。
とくにコンクールでするスピーチはこの映画のコンセプト。「威風堂々」の演奏とともにラスト・シーンが感動的である。