産みの苦しみ

愛犬カールがわが家に貰われてきて９年になる。人間でいうと５０歳くらいだ。
いつも２世をと思ってはいるが、この辺は少子化と少犬化が同時進行している。
昨夏発情したあと知人に預けたが、上手くいかなかった。今冬にはとうとう
発情の兆候も無かった。３０年ほど前は放し飼いの犬も多く知らぬ間に子犬が
産まれていたということが何度もあったのだが…。

　　　『父母の保証で生まれ出たこの世』

(2014年2月・川柳ポスト誌・課題「保証」・宮原せつ選・佳作)



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