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日々一歩ずつ前に進むために書き綴ろう…。自分の中のちょっとした変化を大切に…。

人に仕える:コムスン問題から

2007-06-12 06:15:59 | 時事




24時間訪問介護サービスの大手コムスンの指定打ち切り処分を受けて、親会社の
グッドウィル・グループは、コムスンだけでなくグループ内すべての介護事業を
売却する方針を固めたようですね。

とはいえ、介護大手だっただけに、今介護を受けている人たちが売却・新規立ち
上げまでの経過の中で介護サービスがどう保障されていくのか、不安はつきませ
ん…。


ところで、そのグッドウィル・グループの折口雅博会長が次のようなことを言っ
たことがあります。
  「儲ける会社が、良い会社である!」


人間は1人では生きていけない、社会的な生き物です。

そこには、人は周囲の人々をどれだけ喜ばすことができるか、それによって自分
が生きている実感をもつ生き物だという意味が含まれていると思います。

つまり、周囲から「あの人はいい人だ」「あの人の仕事は立派だ」と感じられる
のがその人の人生にとっての喜びであるはずだと思うのです。


この「いい人」とか「あの人の仕事が立派」の度合いなどは数字になりません。

「人に優しい」ということも「社会人として世の中に貢献した」ということも数
字にはなり得ません。


会社の業績も結局どれだけ世間に喜ばれたかということなのでしょうが、その喜
ばれることそのものは目には見えないし、数字ではあらわせません。

だからどれだけのものが売れたかがその指標になってしまっているのは間違いな
いでしょう。

そしてそのことで、一般的に注文が多いことが、信頼が厚いということにつなが
っているだろうし、お金も儲かるというわけです。

いい仕事をすることが本命で、お金儲けがそれに付随してあとからやってくる…
そのことを曲解したのが折口会長だったように思います。


“人に仕える”ということは、「社会に役に立つ人間になりたい」「いい仕事を
する」という人生の目標をしっかりと実現する努力をすると周囲の信頼を得る、
それが自分の喜びと還元される・・・その繰り返しの作業なんだと思います。

その喜びを実感できるから相手のために頑張れるんだと思えるし、“人に仕える”
とは一方的な奉仕ではなく、お互いの信頼関係を深めて自分の実りも多くしてい
く作業であることを改めて問い直すべきなのではないでしょうか。
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2 コメント

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介護事業でお金儲け (菫)
2007-06-12 09:27:15
スウエーデンでは、生活費は日本に比べて高い反面、病院、教育、保育所、養老院、全て国が費用を負担しているそうです。日本では、痴呆介護施設の場合、都心に近い場所では、入居費用は20万以上かかるそうです。それでは、介護事業で儲けようとする企業が出てきますよね。社会福祉事業は、社会に役に立つ、が先決であったはずなのに、コムスンは「本末転倒」になってしまったんですね・・。
そうなんです… (コロン)
2007-06-12 15:05:07
今回のコムスンは、まさに”本末転倒”だったんですよね…。

とはいえ、それは国の責任でもあります。
実際、介護サービスの民営化に際し、なんの規制もなく導入を可能にしているので…それでは利潤追求に走る企業も増えることでしょう。

なんのための介護サービスなのか、そして少子高齢化に際し、どう法制度や介護福祉サービスを整備していくのか、さらには高齢化の社会参加をどう進めるかなど、総合的複眼的観点に立って考えていく必要があるのでしょうね。

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