下津一中すくーるらいふ

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平和学習(7/30)

2010年07月30日 | 日記
7月30日(金) 交流センターにて
広島・長崎の原爆投下、終戦…平和について色々考える八月。それらを前にして、平和について考えるために、毎年平和学習を行っています。今年は、映画鑑賞をしました。

人権部の先生からのお話



広報委員長の挨拶




映画鑑賞『出口のない海』

出版社/著者からの内容紹介
甲子園の優勝投手は、なぜ、自ら「人間兵器」となることを選んだのか。
人間魚雷「回天」海の特攻兵器。脱出装置なし。
甲子園の優勝投手・並木浩二は大学入学後、ヒジを故障。新しい変化球の完成に復活をかけていたが、日米開戦を機に、並木の夢は時代にのみ込まれていく。死ぬための訓練。出撃。回天搭乗。しかし彼は「魔球」を諦めなかった。
組織と個人を描く横山秀夫の原点








広報委員長から全校生徒へメッセージ




人権部の先生からまとめ




校長先生のお話





教室にて…








生徒の感想 
★1年生★
自分の好きなことをあきらめて戦場へ行くのはすごくつらかったと思う。“回天”に乗ると決めて、◎を書いた時の勇気がすごい。わたしだったら何も書けないと思う。並木浩二は「ものすごく野球が好きなんだなあ」と思った。もし、“戦争”なんかなかったら、並木浩二やほかのみんな好きなこといっぱいできたと思う。並木浩二の死を前にして書き残した遺書の中に「嫌だと思うくらい生きて欲しい。」というのがありました。これは、ぼくの分まで生きてほしいということだと思います。この映画を見て、あらためて「戦争は二度としてはならないと」と思いました。

★2年生★
 北勝也さんが、自分の回天がこわれて、「俺も乗せてくれ」と言ったとき、普通は「よかった」と思うんじゃないかと、思った。でも、主人公のもこわれてしまったとき、少し北勝也さんの気持ちが分かった。
 私が主人公の父親だったら、何が何でも「行かせまい」と止めたと思う。
 どうして、みんな夢があったのに戦地へ行ったのかが分からない。「そういう時代だからと」と言っていたけど、私だったら絶対に行かない。
 私は映像を見ただけでも、恐ろしくて怖くなってしまう。逃げ出したくなる。改めて戦争の恐ろしさを学んだ。
 主人公の父親が言っていた、「敵を見たことはあるか。…国とは何だろう。」のところは、私が思っていた通りの言葉だった。

★3年生★
 この映画を見て、やっぱり印象深い場面は並木さんが突撃するところだ。もし、私があの状況だったとしたら一体何を考えるだろう。国のためにと誇りながらとびこんでいくのだろうか。それとも、最後の最後まで死を恐れてしまうのか。私は多分死を恐れてしまうだろう。それどころか、飛び込むことすらできないんじゃないかと思う。
 だから、並木さんの気持ちは少しわかるような気もする。国のためにと口では言うけれど、機械が故障した時の安心したという気持ちも。
 人間魚雷は人を人と思わないことで、すごくひどいことだ。私たちはそんな歴史の上に新しい平和と言う歴史を築かなければいけないと、思い直した映画だった。


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