年明けは1月5日からの診療になります。
今一番好きな作家で今年一番多くの作品を読んだ重松 清氏の「世紀末の隣人」を読みました。
この本は小説ではなく20世紀末に起こった数々の事件を検証しているものです。
池袋通り魔事件、神戸児童殺傷事件、宮崎努事件から、日産自動車の業績不振までいろいろなことについて書かれています。
でも、ただ真相を追究するのではなく、その事件の周りにある重松氏の言葉で言う「寄り道」、「無駄足」、「蛇足」にこだわったものになっています。
ただ、それで中心にあるものがボケてしまうのではなく、その周囲の関係ないように思えることこそが大事だと気付きます。
また、そのことを調べることによって、重松氏の作品の奥深さにつながっていると思いました。
お休みの間も、来年も本を読んでいきたいと思っています。
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