新しい週になり、患者様からiPS細胞のニュースについてよく聞かれます。
皆さん私の眼もよく見えるようになりますか?と。
今回の手術の成功は大きな一歩です。
ただし、今回の手術の目的は移植後の安全性の確認です。
もしかしたら加齢性黄班変性症の進行を止めることはできるかもしれませんが、傷んだ視細胞に対して治療を行ったわけではないので視力の回復する手術ではありません。
今後は1年間の経過観察と3年間の追跡調査で腫瘍ができないかなどを調べられます。
この手術までに皮膚から細胞をとり、移植シートの作成までに7か月もの時間と労力がかかっています。
臨床応用できるようになるまでまだまだ乗り越えないといけない問題はあります。
それでもこの実験が成功すれば眼だけではなく、いろいろな分野で進んでいく大きな一歩です。
もう少し時間はかかりますが、楽しみにしながら待ちたいと思います。
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