新名眼科 院長日記

加齢性黄斑変性症

今日も大阪はとても寒い朝になりました。


もともと欧米に多く、日本には少なかった加齢性黄斑変性症。
ちょうど見たい真ん中がゆがんで見えたり、黒く抜けるように見にくくなる浮「病気です。
食生活の欧米化のためか?日本でもすごく増えてきています。

少し前まではいい治療法がありませんでしたが、観血的手術、光線力学療法(PDT)、抗VEGF抗体 と 新しい治療法がどんどん出てきました。
しかし残念ながら完全に治すことは未だできず、進行を予防するにとどまっています。

京都市で行われた再生医療シンャWウムでは理化学研究所発生・再生科学総合研究センターが人工多能性幹細胞(iPS細胞)からつくった網膜の細胞を使い治療をする臨床研究を来年度に厚生労働省に申請する計画を発表しました。

手術で新生血管を取り除いたあと、患者さん自身の皮膚から作ったiPS細胞を成長させた網膜色素上皮細胞を数ミリ角のシート状にしたものを移植するということです。

まだまだ臨床に応用ができるかは不明ですが、いろいろな分野で研究が進んでいます。
期待して見守りたいと思います。


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