市販薬の乱用が問題になっています。
若い世代を中心に咳止めや鎮痛剤を多量に服用することで不安が減るなどと、乱用する人が増えているようです。
厚生労働省研究班は初めて全国調査を行いました。
昨年10～12月に住民基本台帳から抽出した5千人に調査用紙を郵送し、3026人から有効回答を得ました。
過去1年間に市販薬を乱用目的で使った経験がある15～64歳は0.75％で、約65万人と推計されます。
年代別人口に対する割合は10代1.46％、50代1.24％の順でした。
薬の入手先（複数回答）は、薬局やドラッグストアなどの実店舗が36.0％、家の常備薬が16.0％、インターネットが4.0％。半数超の入手先は分かりませんでした。
違法薬物の年間使用経験は大麻が約20万人、覚醒剤は約11万人でした。
１９歳の選手が飲酒、喫煙をしたからと言ってオリンピックを辞退するほどの罪なのかとは思います。
市販薬の乱用や違法薬は大きな健康被害にもつながります。
それができないような体制をとってほしいと思います。
