新名眼科 院長日記

角膜内皮移植

今日は朝から雨。
自然にとっては恵みの雨になりそうです。


眼の中でも黒目(角膜)に関してはすごく研究・臨床が進んでいるのが京都府立医科大学です。
今回、この研究チームは角膜内皮が傷つき視力が低下する水疱性角膜症の患者の目に、他人の角膜内皮細胞を注入して再生させる治療の臨床研究について、11人の患者で安全性と有効性を確認したと発表しました。
さらに臨床研究を続け、約3年後の薬事承認を目指すということです。

研究チームはシャーレで角膜内皮細胞を迫{して増やす技術を開発。
この細胞を患者の角膜の内側に注射する臨床研究を2013年12月から実施してきました。
この結果、49~80歳の患者11人(男性5人、女性6人)で、視力の向上を確認し、感染症や拒絶反応なども起こらなかったということです。

水疱性角膜症は白内障の術後や、レーザーの術後などにも起こります。
治すためには角膜移植が必用でした。
注射で安定した効果がでるのなら、すごく有難い話です。
是非実用化してほしいと思います。
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