新名眼科 院長日記

口笛吹いて



東京への移動時間 重松清氏の「口笛吹いて」を読みました。

巻末の言葉を引用すると

家庭に職場に重荷を抱え、もう若くない日々を必死に生きる人々を描く五篇を収録。さりげない日常の中に人生の苦さをにじませる著者会心の作品集。
とのことです。

重松氏の本は対象の年齢がはっきりとしています。
特に小学生や中年を対象にした作品に惹かれます。
志水辰男氏のような叙情的な表現ではないのですが、文章がとても基本に忠実で素直に読めます。
短編集なので少し物足りなさも感じますが、とても共感が持てる本でした。
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