今週は金曜日から日本臨床眼科学会に出席のため休診になります。
ご注意ください。
上田健次さんの「銀座「四宝堂」文具店」を読みました。
はじめて読む作家さんです。
銀座の老舗文具店「四宝堂」の店主 宝田硯。
訪れる客が彼の丁寧に向き合う態度で、悩み事を乗り越えていく5編の短編集。
そこに絡んでくる文房具たち。
高校弓道部を舞台にした淡い恋物語やダメダメ親父だけど心のこもった弔辞など。
万年筆:育ててくれた祖母
システム手帳:お世話になったクラブのママ
大学ノート:高校弓道部での淡い恋
絵葉書:元妻への弔辞
メモパッド:料理を通して生き方を教えてくれた親方
一番好きなのは最後のメモパッドに出てくる大将かな。
なにより硯さんが素敵です。
文房具好きにはたまらない一冊です。