私が一番好きな作家 重松 清 氏。
最新刊を見つけたので購入。
「はるか、ブレーメン」。
これぞ重松ワールド。。。
ちょっと設定が突飛だけれど、読み進むうちにすっかり重松ワールドにはまってしまいました。
突飛な設定。
3歳で母親に捨てられた主人公 小川遙香 16歳。
祖父母に育てられるが、祖父母も亡くなりひとりぼっちに。
そんな中、死の直前に見る走馬灯を描き変えることができるという謎めいた「ブレーメン ツアーズ」からコンタクトがあり、幼なじみのナンユウ君と 一緒にその世界を見ることに。
テーマは親子。
大切な思い出は、正しい思い出とはかぎらない。
幸せな思い出と、幸せそうな思い出というのは、違うんだ。
人間には3つの力がある。記憶する力、忘れる力、なつかしむ力。
あったかい物語。
でも読み終えると元気をもらって、しっかり生きていこうと思う。
とても良い物語でした。
重松作品はすべて私の大切な宝物です。。