卵巣がんは症状が出にくく、腹膜に転移が広がる腹膜播種の状態で見つかることが多い癌です。
腹膜播種の状態で見つかると、治療が難しくなります。
国立がん研究センターと名古屋大学は卵巣がん細胞から分泌された「エクソソーム」が腹膜の細胞を破壊し、転移を促していたことを見つけ、原因となる遺伝子も特定しました。
がん細胞のエクソソームは腹水にも含まれており、経過観察の重要な情報となり、除去することで転移の予防も期待できるということです。
卵巣がんは国内では毎年約1万人が発症し、約5000人が死亡しています。
がんセンター中央病院の加藤友康・婦人腫瘍科長は「腹膜播種の制御は治療の要で、突破口を開いたと期待している」とコメントしています。
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