新名眼科 院長日記

新元素

今日も秋晴れの良いお天気です。
今日は昼から3歳児検診に行ってきます。


元素とは宇宙のあらゆる物質の基本的な成分。
原子核の陽子の数で原子番号が決まります。
原子番号1の水素が最も軽く、92のウランまでが自然界に存在します。
それ以上重い元素は各国が人工的に作り出す研究で競い合っています。

原子番号113の物質はアメリカ、ロシアも発見したと発表はしていますが、その証拠が不十分で、まだ国際的には認められていません。

今回 理化学研究所は、新元素(原子番号113)の発見を確定的に裏付ける成果が得られたとする論文を発表しました。
チームは2003年から実験を行い、2004年、2005年に1個ずつ作成に成功していましたが、その後は難航していました。
この元素は不安定な元素のため、平均2ミリ秒(500分の1秒)で崩壊、別の元素に変化します。
この崩壊の過程は理論上2種類あり、最初の2つは同じ過程をたどりました。
今回3個目はこれまでと異なる元素に変わり、理論上予測される113番元素の崩壊パターンのすべてを確認出来たことになります。

今後、国際純正・応用化学連合(IUPAC)などで作る作業部会が「発見」と認めれば命名権が与えられ、初の「日本生まれの元素」として、世界で使われている元素周期表に掲載されることになります。

新しい元素名は「ジャャjウム」のほか、原子核物理学者の仁科芳雄氏にちなむ「ニシナニウム」などが候補に挙がっています。

理化学研究所には大学院時代に見学に行ったことがありますが、桁違いの施設・研究所でした。

新元素の命名を楽しみにしたいと思います。


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