新名眼科 院長日記

自助??

昨日の夜は少しまとまった雨でした。
今日は少し蒸し暑いくもり空。
これから湿度もあがる暑さになるので、体調に気をつけなければいけません。


5月23日にも書きましたが、
金融庁は、長寿化が進む人生100年時代において、金融資産の不足を生じさせないための提言を盛り込んだ報告書を取りまとめました。
「これまでより長く生きる以上、多くのお金が必要となる」と指摘し、生活水準を維持するには保有資産の運用など“自助”の取り組みが重要と指摘。
「現役期」「退職前後期」「高齢期」の3世代に分けて実施すべき対応策を例示しています。

報告書の例では夫65歳以上、妻60歳以上の無職世帯では、毎月平均5万円の収支不足が生じているとし、今後30年の人生があるとすれば、単純計算で2000万円が必要と試算しました。
その上で公的年金が「老後の収入の柱であり続けることは間違いない」としながらも、支出の再点検や保有資産を活用した資産運用などで、資産寿命を延ばす取り組みが必要としています。

具体的には、仕事をして収入のある「現役期」は、老後までの時間が長いことをメリットとして挙げ、少しずつでも毎月一定額を複数の投資商品に長期間、分散して投資し続けることを提案。長期的につきあえる金融機関や投資アドバイザーを見つけておくことも重要としています。

「退職前後期」は退職金や年金受給額などを把握して、マネープランの再検討を推奨。
資産の不足が予想される場合は就労期間を延ばすことや、住宅の売却や物価の安い地方への移住も選択肢とあげています。

心身が衰え始める「高齢期」では、大病や老人ホームへの入居などで、当初の想定よりも医療や介護の費用が膨らんでいる可能性があると指摘。
その上で、将来起こりうる認知機能や判断能力の低下に備え、金融資産を整理し、通帳の保管場所や資産情報を信頼できる第三者と共有するといった対策が重要だと言っています。

5月に示された報告書案では、公的年金の給付水準について「今までと同等と期待することは難しい」などと“公助”の限界を認めるような記述があり、批判的な意見が相次いでいました。
今回はなんとその部分の記述は削除されています。

年金の制度が持たないため公助だけではまかなえず、国が自助を求めだしていること自体、制度が成り立っていない証拠です。
とてもよくない事だと思います。

今後の姿勢に注意して見守りたいと思います。

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