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2019年07月17日 05時02分51秒 | 近況報告

皆さんおはようございます。

三徳山は、曇っています。

気をつけておいで下さい。

 

今日は、長野県富士見町の視察を報告します。

「新規就農パッケージ制度」という制度で、就農人口を確実に増やしている町です。

「行政側の覚悟」という他の町村とは違った取り組みを紹介します。

 

 

 

 

 

日  程 : 2019年7月11日(木)

視察場所 : 長野県富士見町

視察項目 : 1.新規就農者支援制度について

                2.富士見町テレワーク構想について

 

富士見町(ふじみまち)は、長野県中部にある諏訪郡の町です。諏訪地域の東端、八ヶ岳と赤石山脈(南アルプス)北端の入笠山に挟まれた、標高900-1400メートルの高原地帯に位置し、山梨県と県境を接するまちです。

富士川水系と天竜川水系の分水界があり、富士川の上流の釜無川や立場川が南東方向に、諏訪湖に注ぐ宮川が北西方向に流れます。

標高が高いため、夏は冷涼で、冬の寒さは厳しい町でもあります。

人口は、14,485人、世帯数は、5,958世帯の町です。

富士見町では、町独自の「新規就農パッケージ制度」を制度化して、多くの新規就農者に伴い多くの移住定住者の獲得に成功した町です。この制度は、農業技術を教える「指導者」、生活の拠点「住居」、生産の拠点「農地・機械」を一つのパッケージにして新規就農者へ提供することで、3年で地域に貢献できる一流農業者に育てていく「新規就農パッケージ制度」を始めました。

富士見町の農業政策は、他の町村が考える農業振興とは違う考え方で取り組んでいます。それは「農業の産業化」という理念で「雇用」「経済効果」「税効果」を創出することです。そして、農業の産業化を「福祉・教育」の充実につなげ、「人口問題の解消」つなげることでありました。

それには、まず「企業的経営の育成」が大事であり、3つの育成方法を中心に展開していました。1つは「新規型」、二つは「誘致型」、三つは「強化型」であり、「新規型」については、「新規就農パッケージ制度」などを活用。「誘致型」については、新たに法人を誘致することで雇用の創出。そして「強化型」は既存の農家・法人等を強化することで、町の活性化につなげています。平成22年に創設された「新規就農パッケージ制度」は、就農の壁を取り払い、Iターン等の移住就農をしやすくするために「指導者」「農地」「住居」を一つのセットで提供するもので、平成9年〜21年度まで13組しかなかった新規就農者が、制度から9年目で58組を確保するまでになりました。また、平成23年からは「農業法人の誘致」に着手し6年間で「7法人」を誘致した実績があります。

担当者からは、「行政の覚悟」が必要だという確信の話がありました。つまり、富士見町は「日本一就農しづらい町」という覚悟を持って就農の入口を狭くして、優秀な就農者を受け入れ側が選ぶという理念で、よりよい人材を選ぶことが大切だということを話されました。入口を狭くする理由は「富士見町の受け入れ基準は厳しいが、優秀な人材を選ぶことで富士見町で農業を始めれば成功できる。」というものでした。そして、そのような新規就農者がたくさん増えることで、「待ちの救世主」となりつつあるという説明があり、非常に充実した視察となりました。

「富士見町テレワーク構想」については、テレ(離れた場所)、ワーク(働く)という働きを新たに提案したもので、インターネットを環境を活用しての働き方を推奨しました。

つまり、富士見町に住んで、首都圏企業からの収入を確保しながら生活ができるという新しい考え方です。町は、テレワークという働き方を推奨することで、これまでの首都圏への人口一極集中から、地方への人の流れをつくっていくことを目指しています。

現在は、複合型ビジネス交流施設「富士見 森のオフィス」を中心として新しい働き方を発信しています。

三朝町においても、旧東小学校、旧南小学校の校舎の活用について今後議論されるが、一つの「シェアオフィス計画」としては、に興味深い事業でありました。

 

 

では、明日も、あなたにとって良い日でありますように。

ツイテル。ツイテル。

ありがとう。感謝。感謝。

喜べば、喜び事が、喜んで、喜び連れて、喜びに来る。


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