気ままなひとこと

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懐かしき“空港コード”

2013-08-16 13:38:18 | 
友人のブログがきっかけでエアラインが使う世界各地の空港コード(アルファベット3文字)を思い出しました。ブログの中で“NGO”を目にした時にはそれが空港コードとは思いもよらなかったですが (Non Government Organizationでもなし)、尋ねてみて名古屋の空港コードと知り、急に懐かしさが沸き上がってきました。それで改めて思ってみると、空港コードって私には中々興味深いものです。

一般には空港で荷物をチェックインする時につけてもらうバッゲージタグで目にするだけのものですが、40年以上も前のことですが小生もエアラインで数ヶ月働いた経験から、身近なものとして感じています。働いたのがアメリカのエアラインだったこと、その後、別の会社で出張するようになってからも行き先にアメリカが多かったこともあり、アメリカの空港コードは身近でしたが、国内出張の場合はいつも手荷物だけでチェックインすることがなかったため、日本の空港コードにはあまり縁がなくNGOに?だった次第です。

さて、アメリカの空港コードですが、一都市一空港の場合は一目で分かるシンプルなものが多いです。SFO: San Francisco、LAX: Los Angeles、SEA: Seattle, BOS: Bostonなどで特に興味をそそるものではありません。

ところが一都市に2空港あると、都市名ではない固有名詞をベースとしたものになるようで、それを探ると面白いのです。
ワシントンD.C.:「IAD」 (International Airport Dulles ダレス国際空港は昔の国務長官の名前からだと思います)、「DCA」 (D.C. National Airportワシントン・ナショナル空港)
シカゴ:「ORD」 (O’Hare Int’l Airportオヘア国際空港も個人名らしい)、「MDW」(Midway Int’l Airportミッドウェイ国際空港)
ニューヨーク」「JFK」(J.F.K.ケネディ国際空港)、「LGA」(LaGuardiaラガーディア空港)ともに元大統領、元市長と個人名ですが、ニューヨーク第三の空港とも言える(正確にはお隣のニュージャージー州ですが)ニューアークの空港は「EWR」 Newark Libertyリバティー国際空港、これは自由の女神になぞったのでしょうが、コードはNewarkのスペルからEWRを取るとは、苦しい。
翻って我が日本、東京は成田空港開港以前は羽田空港がTYOでしたが、成田開港以降は羽田がHND、成田はNRTで、外国からの旅行者にすればTokyoのイメージがないですね。

同じ名前の別都市は、エアラインで働いていた時に要注意でした。
ロチェスターが二つあって、ニューヨーク州が「ROC」(コダックの本社がありました)で、ミネソタ州が「RST」(メイヨ・クリニックで有名)でした。

最近なんどか訪れているフィレンツェはイタリアなのに英語読みが使われています。 イタリア語のFirenzeフィレンツェでなく、英語のFlorenceフローレンスからの「FLR」。エアラインの世界がアメリカ主導のためでしょうが、イタリア好きには残念!

意味不明のまま知っていたのですが、今回、ネットで調べてみて初めてその由来の分かったものもあります。
ミズーリ州カンザスシティは「MCI」 ですが、 IATA(国際航空運送協会)がMid Continent と指定したことによるものだそうです。同じくMCで始まる「MCO」はフロリダ州オーランドですが、こちらは元々の空港だったMcCoy Air Force Baseに由来するとか。ネットのお陰で、これまで分からなかったことが調べられて楽しかったです。

どおってことのない戯言ですが、久し振りに懐かしい想いをしたので、記録しておきます。

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