気ままなひとこと

折々にふれ、思いつくままに、気ままに書き留めるBLOG

負い目

2011-03-26 15:31:04 | 言葉
美智子皇后の相談役とし、またハンセン病患者に長く勤めたことで知られる精神科医、神谷美恵子が「負い目」ということを大切にしていたそうです。

「なぜ私たちではなく、あなたが?あなたが代わって下さったのだ」

人は皆、同じように生まれてきながら何故、一部の人だけが不幸な目に遭うのかという問題意識と、自分が健康であることや、様々な面で恵まれていることを「引け目」と感ずる気持ちを持っていたそうです。

彼女はそのような問題意識からハンセン病患者へ尽くす道を選んだが、私はそこまでの強い気持ちにはなれない。それでも、そのような「負い目」を意識すること、忘れないことは、今回の大災害の中で、節電、節物資という極めてささやかなことを続ける支えになるように思えます。ともすれば時間の経過とともに薄れがちになりそうな自分の気持ちへの戒めです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿