色彩塾です。先日、国立新美術館にルーシー・リー展を見に行きました。
この陶芸の素晴らしさに感動!
ウィーンに産まれ、戦争という時代の流れで、ロンドンに亡命。
以後、半世紀にわたって、ロンドンで制作を続けたそうです。
美術館には、彼女の生き様がすべてわかるように構成されていて、陶器はもちろんのこと
彼女のカラービジネスでもあった「ボタン」の制作工程や実際に制作された陶器製ボタンも展示。
今でも、色褪せない作品に鳥肌がたちました…そして、この時代にどうしてこんなにモダンなデザインが
生み出されたのか、信じられない気持ちで、展示ブースを見てました。
まず…陶器に関しては、色のパワーを感じます。陶器にはめずらしい、ソフトトーンの釉薬。
黄色、ピンク、グリーン、もちろんウエッジウッドのブルー、多色配色…
甘すぎず、それでいて力強い色の組み合わせで、釉薬の陰影がグラデーションになり、デザインとの
コンビネーションが素晴らしい!
料理を調理するかのごとく、釉薬を調合したものも、ノートに残ってあったし、お世話になった方への
愛のある手紙も公開されてました。
イギリスの番組なのか、以前オンエアーされた、ルーシー・リーの80歳位の映像が残されてあり、
彼女のロンドンの工房での作品やろくろを回す姿、巨大な電気釜から器を取り出すときの瞬間まで
カメラが追っかけていて、とても80歳とは思えないくらい元気な美しいおばあちゃまでびっくりしました。
頭から深い釜に突っ込んで、インタビューの方に足を持ってもらって窯出しする映像には驚きです!
え~!80歳で!
色んな意味で、感動と衝撃を受けたルーシー・リー展でした!
ちなみに美術館、77歳の義父と二人で行きました。久々のデート。
父は、途中疲れて座っていました… そう、これが普通ですよね。
帰りは、ミッドタウンでランチ。一足早い、父の日です。
色彩塾 http://shikisaijyuku.com
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